シラバス情報

科目名
日本史Ⅱ
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
水曜日Ⅳ時限(14:40〜16:10)
教室
123教室
教科書

1.担当教員
担当教員
川内 淳史
研究室
非常勤講師控室
オフィスアワー
水曜日14:00〜14:30

2.授業の目的
(1)授業の目的
日本近現代史に関する通史的な理解を踏まえつつ、現代社会において必要な歴史的思考力を身に付けることを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①日本近現代史の通史的な理解を身につける。
 〈学部DP2①、学部DP2②、学部DP2④、心福DP1①、GSDP1①〉
②日本の歴史を、20世紀の世界との関わりのなかで捉えることができる。
 〈学部DP2①、学部DP2②、学部DP4④、子教DP2②、子教DP6②、心福DP1②、心福DP3①、健栄DP1①、GSDP1①、GSDP4①〉
③歴史的な視点を踏まえて、現代社会の諸問題に対応する知識や能力を身につける
 〈学部DP2⑤、学部DP4①、学部DP4②、学部DP4③、学部DP5①、子教DP3②、心福DP1③、健栄DP3③、健栄DP3④、GSDP1②、GSDP3②、GSDP4②〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
本授業では前後期を通じて「20世紀日本の歴史」を学びます。私たちが暮らす21世紀の社会は、様々な面で20世紀の歴史に規定されています。「現代史」は高校日本史でもあまり取り上げられない範囲ですが、現代を生きる私たちにとって、学ぶべきことは多いものです。2つの世界大戦や、戦後の高度経済成長、また東西冷戦や「学生運動」、サブカルチャーに至るまで、様々な側面に光を当てながら、日本が歩んだ「現代史」について学んでいきたいと思います。
後期の日本史Ⅱでは、アジア・太平洋戦争が終結した1945年から20世紀末までを対象とします。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
高校の日本史教科書や一般的な参考文献を読み、日本近現代史に関する基本的な理解を身につけておくことが望ましい。
(2)授業の受け方
授業はスライドを提示しながら行います。各自、重要だと思った部分についてはノートなどにメモをとってください。
(3)復習の仕方
・授業スライドは毎回の授業時にユニパにアップしますので、各自で再読して自分の理解度を確認して下さい。また必要であれば授業でとりあげた参考文献にあたってください。
・わからないことがあれば、教員にメール、ユニパなどで質問してください。

5.受講にあたってのルール
・授業は講義形式で行います。教科書は特に指定しません。
・参考文献は授業時に適宜指示します。授業内容を深めることができるので、各自、ぜひ参考文献にもあたってください。
・私語や周囲の迷惑になるような行動は厳禁です。注意に従えない場合は、授業途中でも退出してもらいます。
・前期の「日本史Ⅰ」をあわせて受講することが望ましいです。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス
半旗を通じて、予習は配付資料を通読すること。
第2回
大日本帝国の敗戦
日本がアジア・太平洋戦争で「敗戦」したことについての国内外への影響を考えてみる
第3回
占領下の日本
連合国軍による占領政策が、その後の日本にどのような影響をもたらしたかについて考えてみる
第4回
日本国憲法の成立
今日でも様々な議論のある日本国憲法について、成立の地点に立って考えてみる
第5回
「戦後日本」の形成
「戦後日本」とはいかにして始まったのか、考えてみる
第6回
戦後東アジアのなかの日本
戦後の東アジア世界の中で、日本はどのような立ち位置を気づいたのかについて考えてみる
第7回
戦後の世界と日本
第二次世界大戦後に大きく変わった世界のあり方について、日本はどのように対応していくのか考えてみる
第8回
高度成長の開始と安保闘争
1950年代半ばからの高度経済成長による社会の変化と、1960年安保改正に対する日本社会の動きについて考えてみる
第9回
「高度経済成長」から「低成長」へ
高度経済成長期における日本社会の変化やその様子について考えてみる
第10回
日本における「1969年」
世界的に大きな契機となった「1969年」という時代は、日本にとっていかなる意味があったのかを考えてみる
第11回
消費社会の「豊かさ」
高度経済成長の結果もたらされた「豊かさ」について考えてみる
第12回
「昭和」のおわりと「平成」のはじまり
昭和から平成へと変わる時期、世界の変化の中で日本はどのように対応して来たのか考えてみる
第13回
「1995年」
「1995年」という時代は、戦後日本の転換点として重要な意味を持つが、そのことの意味について考えてみる
第14回
20世紀のおわり
20世紀終わりに立って、もう一度20世紀の歴史を振り返えり、日本にとっての20世紀史の意味について考えてみる
第15回
エピローグ それからの日本
20世紀の歴史を踏まえて、現在の私たちの社会について考えてみる
第16回
予習・復習
予習については、事前に高校日本史教科書や一般的な参考文献を読み、日本近現代史についての基本的な理解を身につけておくことが望ましいです。
復習については、授業各回で掲示されるスライドの内容を通読し、その内容を理解した上で、自らの考えを持つことが望ましいです。
予習・復習には、目安として各120分程度の時間を掛けることが適切です。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)授業への参加(40%)
授業では毎回出席確認を行うとともに、コメントペーパーを配付します。授業への参加の意欲や、授業内容の理解度について判断します。〈到達目標①、②〉

(2)期末レポート(60%)
授業内容にもとづいた、応用力を問う内容のレポートを課します。知識を問う無いようでは無く、授業内容に基づいて受講者の考えるところを述べてもらう内容となります。〈到達目標②、③〉

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
・受講に関しての不安は、その都度相談して下さい。できうる限り対応できるよう心懸けます。