人間のライフコースにおいて個々人が関わりを持つ家族、地域社会、学校、職場といった場での人間関係やグローバル化が進む現代において市民社会の構成員として生活する人間が直面する社会問題の実態を説明しつつ、そうした現状を捉える際に活用することのできる社会学独自の視点・分析法を解説します。換言すれば、「社会構造と変動」の実態をふまえながら社会で展開される人々の「生活と人生」に目を向けて、「自己と他者」の関係の変化やさまざまな格差と偏見等が存在する社会の現実にどう対処すべきかという「市民社会と公共性」の問題にも言及し、こうした事象を扱う際に「社会学の視点」がどのように活かされるのかを解説します。毎回、その日の授業内容に関するテーマでのミニッツペーパーの執筆やディスカッションを行ないます。
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