シラバス情報

科目名
ソーシャルワーク論Ⅱ
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
月曜日4限目(14:40〜16:10)
教室
525教室
教科書
ソ教連編集(2021)「最新 社会福祉士養成講座11 ソーシャルワークの理論と方法[社会専門]」中央法規出版

1.担当教員
担当教員
白川 充
研究室
5号館4階
オフィスアワー
金曜日2時限(10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
 ソーシャルワークの理論と方法について、この科目「ソーシャルワーク論Ⅱ」が取り上げる範囲の概要を理解することを目的とする。その内容と水準については、この科目が社会福祉士国家試験受験資格取得「指定科目」であるため、厚生労働省指定の内容と水準とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①厚生労働省が求める「ソーシャルの理論と方法[社会専門]」の内容と水準に到達すること。
(心福DP(4)心福(5))
②ソーシャルワーカーが関与するカンファレンスの種類と内容、特にミクロ・メゾ・マクロレベルのソーシャルワーク実践とカンファレンスの活用について理解する。
(心福DP(4)、心福DP(5))
③ソーシャルワークにおける事例分析・事例検討・事例研究にあり方について基本的な考え方を理解する。
(心福DP(1)、心福DP(4)、心福DP(5)
④ソーシャルワークに関連する技法として、ネゴシエーション、コンフリクト・レゾリューション、ファシリテーション、プレゼンテーション、ソーシャル・マーケティングについて、ソーシャルワーク実践での活用について理解すること。
(心福DP(1)、心福DP(4)、心福DP(5))
⑤②〜④の知識群に関する課題について論述できるようになること。
(心福DP(4)、心福DP(5))
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 原則として、最初の10分は前回のリアクションペーパーに寄せられた質問等についての回答にあてる。その後、80分程度、授業計画に沿って、教科書を中心に概説する。その日の授業内容に関するリアクションペーパー(内容理解と質問事項)を毎回書いてもらう。毎回の授業資料(パワーポイント等)の事前提示とリアクション・ペーパーは、LMSを活用する。事例研究に関連する箇所では、事例に当たるうえで必要となる知識の醸成と創造的思考力の獲得を目指すAL(アクティブラーニング)中心型の授業を展開する。
 

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
 教科書を使った予習が必要。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、不明な専門用語は調べ、疑問点をまとめておくこと。尚、LMSを活用するので、授業資料(パワーポイント等)は事前に閲覧しておくこと。
(2)授業の受け方
 授業は解説中心となるので、テキストを見ながら内容を確認し、不明な点はメモして、後でリアクションペーパーに質問として記載すること。
(3)復習の仕方
 その日のうちにノートを整理し、疑問点を調べておくこと。

5.受講にあたってのルール
 指定科目の内容をこなすためには時間的な余裕がないので板書はしない。私語厳禁。授業中の居眠りは避けてほしい。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション:授業全体の進め方
1.カンファレンス
(1)会議の種類と方法

教科書pp. 189-203を読んでくること。
第2回
1.カンファレンス
(2)ミクロ・メゾ・マクロの会議①
教科書pp. 204-220を読んでくること。
第3回
1.カンファレンス
(2)ミクロ・メゾ・マクロの会議②
事前配布資料を読んでくること。
第4回
2.事例分析・事例検討・事例研究
(1)事例分析・事例検討①
教科書pp. 221-234を読んでくること。
第1回レポート課題
第5回
2.事例分析・事例検討・事例研究
(1)事例分析・事例検討②
事前配布資料を読んでくること。
第6回
2.事例分析・事例検討・事例研究
(2)事例研究①
教科書pp. 235-250を読んでくること。
第7回
2.事例分析・事例検討・事例研究
(2)事例研究②(AL的なグループワーク)
事前配布資料を読んでくること。
第8回
2.事例分析・事例検討・事例研究
(2)事例研究③(AL的なグループワーク)
事前配布資料を読んでくること。
第2回レポート課題
第9回
3.ソーシャルワークに関連する技法
(1)ネゴシエーション
教科書pp. 252-263を読んでくること。
第10回
3.ソーシャルワークに関連する技法
(2)コンフリクト・レゾリューション
教科書pp. 264-276を読んでくること。
第11回
3.ソーシャルワークに関連する技法
(3)ファシリテーション
教科書pp. 277-287を読んでくること。
第12回
3.ソーシャルワークに関連する技法
(4)プレゼンテーション
教科書pp. 288-300を読んでくること。
第13回
3.ソーシャルワークに関連する技法
(5)ソーシャル・マーケティング
教科書pp.301-315を読んでくること。
第3回レポート課題
第14回
3.ソーシャルワークに関連する技法の総括
教科書pp.252-315を読んでくること。
第15回
講義全体の総括
これまで配布したパワーポイント、資料等に目を通してくること。
第16回
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
以下の(1)試験、(2)課題レポートで総合評価する。欠席回数が3分の1を超える者は、定期試験の受験を認めない。その場合は「F」評価とする。
(1) 試験(70%)…定期試験(論述式問題3題、60分を予定)の点数。
 (到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標4④、到達目標⑤)
(2) 課題レポート(30%)…レポート課題3回をA〜Cで評価し加点する。
 レポート課題の提出と評価・コメントはLMSを介して行う。
 (到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標4④、到達目標⑤)

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
 「ソーシャルワーク理論Ⅱ」は、社会福祉士国家試験受験資格取得「指定科目」であるため、その内容と水準は厚生労働省指定のものとなる。この科目の前提となる「ソーシャルワークの論Ⅰ」の理解が不可欠となるので、この授業でも時折、確認はするが十分な復習を行って臨むこと。なお再試験は実施しない。