シラバス情報

科目名
精神保健福祉援助実習
開講年度学期
2024年度前期、2024年度後期
配当学年
4年
ナンバリング
単位
5.00単位
時間
2024年7月〜9月
教室
校外実習
教科書
「精神保健福祉援助実習指導・実習」

1.担当教員
担当教員
郡山 昌明
研究室
郡山研究室 5号館4階
志水研究室 5号館4階
オフィスアワー
郡山 水曜日2限目 (10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
実習が単なる資格取得のための実習ではなく、学生が主体となって実習計画を立て、臨床の場において支援とは何かを考え、行動できるようになることが目的である。学生は、“自身の気づき”から精神障害者の抱える“生活のしづらさ”、精神障害者に対する支援方法について考察し、理解を深めることを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
(1) 精神保健福祉援助実習を通して、精神保健福祉援助並びに障害者等の相談援助に係る専門的知識と技術について具体的かつ実際的に理解し実践的な技術等を体得する。
(2)精神保健福祉援助実習を通して、精神障害者のおかれている現状を理解し、その生活実態や生活上の課題について把握する。
(3)精神保健福祉士として求められる資質、技能、倫理、自己に求められる課題把握等、総合的に対応できる能力を習得する。
(4)総合的かつ包括的な地域生活支援と関連分野の専門職との連携のあり方及びその具体的内容を実践的に理解する

<心福DP(5),心福DP(1),心福DP(2)>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
実習の意義について理解し、精神障害者のおかれている現状やその生活の実態、生活上の困難について理解する。講義科目の実習指導および担当教員からの個別指導及び集団指導を通して、精神保健福祉援助に係る知識と技術について具体的かつ実際的に理解し実践的な技術等を体得する。また、精神保健福祉士に求められる資質、技能、倫理、自己に求められる課題把握等、総合的に対応できる能力を習得する。具体的な体験や援助活動を、専門的知識及び技術として概念化し理論化し体系立てていくことができる能力を涵養する。
この科目では、校外実習(フィールドワーク)を行い、実習指導者および指導教員とのディスカッションやプレゼンテーションを通して実践のための知識を技術を身につける。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
教科書を使った予習が必要。授業前に必ず該当する単元のページに目を通して、疑問点などをまとめておくこと。
精神保健福祉法や関連する法制度について予め調べて臨む。
援助技術について予め調べて臨む。
ソーシャルワーカーの倫理綱領を調べて臨む。
(2)授業の受け方
実習は、実習指導者をはじめとして実習先の職員からも指導を受けることがある。
利用者理解、実習機関の理解、職種の理解、ソーシャルワークについての理解など主体的に学ぶことが必要である。
外部における会義等に参加し、多職種よりさまざまなアドバイスを受けることがある。学生は、そのことについて真摯に受け止め、その後の実習に活かすようにすることが肝要ある。
(3)復習の仕方
復習では、その日のうちにノートをまとめ、不明な点や疑問点を調べて加筆しておくこと。また、翌日の実習課題についても整理をしておくことが必要である。


5.受講にあたってのルール
(1)実習時の基本姿勢
実習中は、私語を慎み、居眠り等はしないこと。実習先のルールに従うこと。
(2)遅刻・欠席・早退の扱い
実習では、遅刻・欠席・早退は厳禁である。やむを得ない場合は、必ず関係先に事前に連絡することが必要。
(3)感染症等への備え
日頃より体調管理には気を付けること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
実習
実習
医療機関 
90時間 13日間以上
障害者サービス事業所 
120時間 17日間以上

医療機関は2回の実習巡回指導(帰校日を含む)、障害者サービス機関は3回の実習巡回指導(帰校日を含む)を行うが実習の時間には含めない。
予習では、実習の目的を日々明確にして、関連する事柄について事前に学習することが必要。
復習では、実践での気づきや指導者からの指導内容をその日のうちにノートをまとめ、課題や疑問点を加筆しておく。
翌日の実習に活かすようにする。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 実習(50%)…2ヶ所の実習の完遂および実習指導者からの評価をもって行う。

(2) 受講態度(50%)…実習への取り組み姿勢や実習日誌の内容をもって評価する。

<到達目標 (1)〜(4)の習得 心福DP(7)の獲得>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1) 精神保健福祉士国家試験受験資格取得のための必須科目である。
(2) 特別な配慮を要する学生は申し出てもらい、相談しながら可能な範囲において実習を進めることとする。
(3) 実習生、担当教員、実習指導者との三者協議には必ず参加すること。
(4) 実習では、遅刻・欠席・早退は厳禁である。やむを得ない場合は、必ず関係先および担当教員など事前に連絡することが必要。