シラバス情報

科目名
ソーシャルワーク演習(専門)Ⅰ
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
木曜日Ⅱ時限(10:40〜12:10)
教室
536教室
教科書
最新社会福祉士養成講座7ソーシャルワーク演習[社会専門],一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟編集,中央法規出版,2021年2月

1.担当教員
担当教員
吉田 弘美
研究室
5号館1階
オフィスアワー
水曜日Ⅱ時限(10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
 ソーシャルワークにおける基本概念とコミュニケーションに関する知識の習得、多様な事例と専門知識を基にした利用者理解、制度理解、さらにジェネラリスト・ソーシャルワークの枠組みの理解と展開ができるようになることを目的とする。ソーシャルワークの実践に必要な知識と技術の統合を行い、専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てていく能力を習得することをねらいとする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①社会福祉士に求められるソーシャルワークの価値規範を理解し、倫理的な判断能力を養うことができる。
(心福DP7②①、DP6③、DP3①②③、DP1②)
②支援を必要とする人を中心とした分野横断的な総合的かつ包括的な支援について実践的に理解できる。
(心福DP7②①、DP6③、DP3①②③、DP1②)
③地域の特性や課題を把握し解決するための、地域アセスメントや評価等の仕組みを実践的に理解できる。
(心福DP7②①、DP6③、DP3①②③、DP1②)
④ミクロ・メゾ・マクロレベルにおけるソーシャルワークの対象と展開過程、実践モデルとアプローチについて実践的に理解できる。
(心福DP7②①、DP6③、DP3①②③、DP1②)
※①〜④は厚生労働省が指定する「ソーシャルワーク演習(専門)」の内容と水準(の一部)である。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 本科目は、『ソーシャルワーク演習』(2年前期)で習得した自己覚知や基本的な面接場面でのコミュニケーション技術、ソーシャルワークの展開過程などを基本として、様々なソーシャルワークの事例を活用し総合的かつ包括的な援助について学ぶ。
 したがって、ソーシャルワークに関する基礎的なコンピテンシーの理解と習得が主たる演習テーマとなり、それを身につけることが目標となる。授業は原則として、前半は担当学生の発表(レジュメと資料を用いたプレゼンテーションが基本型)で、後半はその内容に関するディスカッションを行う。コンピテンスの習得と知識の醸成と創造的思考力の獲得を目指すAL(アクティブラーニング)中心型の授業である。
 本科目は福祉現場で実務経験のある教員による授業である。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
 報告者はレジュメと資料を作成する。その際、必要に応じて教員の事前指導を受けること。報告者以外の学生は教科書を使った予習が必要である。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、疑問点をまとめてくること。
(2)授業の受け方
 報告者の発表を聞き質疑応答を行う。
(3)復習の仕方
 復習は、その日のうちにレジュメと資料を整理し、疑問点を調べて加筆すること。

5.受講にあたってのルール
 報告者は入念な準備をすること。それ以外のメンバーは質疑応答場面において積極的な発言を行うこと。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション/授業・演習の進め方
担当:吉田
第2回
第1章 ソーシャルワーク演習の意義と目的
教科書p2-20を読んでくること。
担当: 吉田
第3回
第2章第2節・第2節ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション① 事例の基本情報とエンゲージメント
教科書p22-34を読んでくること。
第4回
第2章第3節・第4節ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション② アセスメントとプランニング
教科書p35-44を読んでくること。
第5回
第2章 第5節ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション③ 実施・モニタリング
教科書p45-47を読んでくること。
第6回
第2章第6節ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション④ 評価・アフターケア
教科書p48-51を読んでくること。
第7回
第2章第7節ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション⑤ ソーシャルワークの展開過程とコンピテンシー、まとめ
教科書p52-58を読んでくること。
第8回
第3章 実践的にソーシャルワークを学ぶ① 第1節社会的孤立の事例 事例の基本情報・事例演習1
教科書p60-70を読んでくること。
第9回
第3章 実践的にソーシャルワークを学ぶ② 第1節社会的孤立の事例 事例演習2・3
教科書p71-85を読んでくること。
第10回
第3章 実践的にソーシャルワークを学ぶ③ 第1節社会的孤立の事例 多角的に考えよう・総括
教科書p86-93を読んでくること。
第11回
第3章 実践的にソーシャルワークを学ぶ④ 第2節服役を繰り返すクライエントの事例 基本情報の理解
教科書p94-98を読んでくること。
第12回
第3章 実践的にソーシャルワークを学ぶ⑤ 第2節服役を繰り返すクライエントの事例 事例演習1
教科書p99-108を読んでくること。
第13回
第3章 実践的にソーシャルワークを学ぶ⑥ 第2節服役を繰り返すクライエントの事例 事例演習2
教科書p108-114を読んでくること。
第14回
第3章 実践的にソーシャルワークを学ぶ⑦ 第2節服役を繰り返すクライエントの事例 事例演習3
教科書p115-119を読んでくること。
第15回
第3章 実践的にソーシャルワークを学ぶ⑦ 第2節服役を繰り返すクライエントの事例 多角的に考えよう・総括
教科書p120-133を読んでくること。
第16回
予習・復習
 報告者はレジュメと資料を作成する。その際、必要に応じて教員の事前指導を受けること。報告者以外の学生は教科書を使った予習が必要である。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、疑問点をまとめてくること。復習では、その日のうちにノートをまとめ、疑問点を調べて加筆すること。
 目安の時間として、授業1コマにつき、予習30、復習30分が必要。※授業計画は演習の展開によって変更することもある。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
 演習形式による発表内容と取り組みを総合的に評価する。
(1)演習形式での報告内容(プレゼンテーションとそれに必要なレジュメ、資料の水準と精度)内容については適宜フィードバックする。
  (到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標④)
(2)演習形式における質疑応答での発言と参加
  (到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標④)

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1)前提科目である「ソーシャルワーク演習」(2年前期)の単位が取得済みであること。
(2)社会福祉士国家試験受験資格取得「指定科目」であるため、その内容と水準は厚生労働省指定となる。
(3)本学の場合、ソーシャルワーク演習(専門)Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの履修を持って指定科目である「ソーシャルワーク演習(専門)」に読み替えている。
(4)特別な配慮を要する学生は個別に相談に応じる。
(5)自然災害などで交通機関に影響が生じた場合には、休講、もしくは遠隔授業で対応する場合があるので、必ずUNIPAを確認すること。