シラバス情報

科目名
児童・家庭福祉
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
木曜日Ⅱ時限(10:40〜12:10)
教室
525教室
教科書
『最新 社会福祉士養成講座 3 児童・家庭福祉』日本ソーシャルワーク教育学校連盟編集 中央法規

1.担当教員
担当教員
鑑 さやか
研究室
非常勤講師
オフィスアワー
木曜日10:20〜10:40

2.授業の目的
(1)授業の目的
 子どもを取り巻く福祉施策は、昭和20年代の要保護児童や非行児童の保護活動を原点とし、社会のニーズに即応しつつその幅を広げてきている。
 この講義では、子ども家庭福祉施策の概況を念頭に置きつつ、子どもをめぐる社会事情がどのように変化してきているか、また、今後の子ども家庭福祉の方向はどのようなものであるべきかについて、最新の動向を中心に紹介しながら子ども家庭福祉の理念、制度、援助の実際について講義を行う。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①現代社会における子ども観と子どもの権利保障について理解する
②子ども家庭福祉の法制度について理解する
③子ども家庭福祉援助の実際と課題について理解し、援助活動を行う際に必要な基礎的知識を身につける
④子どもと子どもを取り巻く環境を総合的に把握し行動できる感性と行動力、思考力を習得する
 本科目は、心理福祉学科のディプロマポリシーのうち、DP6-①「社会の安定と個人の幸福とは何かを追求するために必要となる、社会福祉に関連する総合的な知識と論理的な思考と考察を行う技術を身につけている」に基づき、特に〈汎用的知識と技術〉の達成を主に目指している。また、DP1-②「人間や社会の課題を解決する力」、DP3-①「多様な価値観の理解」、DP7-①「社会福祉学に関する総合的な理解と専門知識の習得」に関する達成も目指している。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
①現代社会における子どもの心身の成長・発達と生活実態について理解させるとともに、子ども家庭福祉の社会的背景について理解する
②現代社会における子ども家庭福祉の理念と意義について理解する
③子どもと子どもを取り巻く環境の福祉需要の把握方法について理解する
④子ども家庭福祉に関する法とサービスの体型の基礎を理解する
⑤アクティブ・ラーニングを通して実践力を身につける

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
教科書を使った予習が必要。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、専門用語などの分からないところは事前に調べ、疑問点をまとめてくること。
(2)授業の受け方
授業はプリントを配布し、PowerPointのスライドで進める。スライドの虫食い部分にの記述だけではなく、重要だと思ったことや疑問に思ったことなどはメモすること。また、随時ディスカッションの時間を設けるので、積極的に参加し、発言や質問を行うこと。
(3)復習の仕方
その日のうちにノートをまとめ、疑問点を調べて加筆しておく。授業中に随時ミニテストを実施するので、振返り学習をしておくこと。また、不定期ではあるが、課題を宿題として課すことがある。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時の基本姿勢(マナー)
受講時は、私語を慎み、居眠り・内職・飲食・撮影・録音等は行わないこと。スマートホン等の使用を禁止する。受講時のマナー違反については、退室を求め欠席扱いとする。個別に配慮が必要な場合は事前に相談すること。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い
20分を超える遅刻は欠席扱いとし、遅刻2回で1回の欠席とみなす。早退は遅刻と同等の対応を行う。
(3) 期末試験の受験資格
講義15回のうち、欠席回数が6回以上の者は期末試験を受験できない。
(4) 期末試験時の不正行為の扱い
テストにおける不正行為(カンニング等)の扱いについては、学則に従って厳格に行う。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
子どもと家庭を取り巻く状況
授業時に指示します
第2回
子ども家庭福祉の理念・概念・意義
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第3回
子ども家庭福祉の歴史的展開①
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第4回
子ども家庭福祉の歴史的展開②
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第5回
子どもの権利保障
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第6回
子ども家庭福祉の法体系
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第7回
子ども家庭福祉の6領域と実施体制①
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第8回
子ども家庭福祉の6領域と実施体制②
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第9回
子ども家庭福祉をめぐる福祉需要とサービス①
〜健全育成と母子保健〜
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第10回
子ども家庭福祉をめぐる福祉需要とサービス②
〜保育対策〜
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第11回
子ども家庭福祉をめぐる福祉需要とサービス⑤
〜ひとり親家庭への支援〜
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第12回
子ども家庭福祉をめぐる福祉需要とサービス④
〜障害児への支援〜
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第13回
子ども家庭福祉をめぐる福祉需要とサービス⑤
〜少年非行と少年犯罪への支援〜
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第14回
子ども家庭福祉をめぐる福祉需要とサービス③
〜要保護児童と虐待への支援〜
予習:教科書を読み、専門用語等について理解しておく。復習:講義時に提示するレジュメの確実な理解を図る
第15回
子ども虐待死亡事件に学ぶ(事例研究)
授業時に提示します
第16回
予習・復習
 教科書を使った予習が必要。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、疑問点をまとめてくること。復習では、その日のうちにノートをまとめ、疑問点を調べて加筆しておく。授業中に随時ミニテストを実施するので、振返り学習をしておくこと。
 目安の時間として、授業1コマにつき、予習120分、復習120分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・ 定期試験(70%)
・ 授業内課題(30%)

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
①社会福祉士の指定科目です
②個別に配慮が必要な場合には申し出てください。相談しながら授業を進めます