シラバス情報

科目名
神経・生理心理学Ⅱ
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
木曜日Ⅳ時限
教室
523教室
教科書
指定しません。授業ごと必要に応じて資料を配布します。

1.担当教員
担当教員
加藤 大延
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
14:30〜16:20

2.授業の目的
(1)授業の目的
細胞生物学的視点を出発点とし、ヒトの脳神経系における形態や機能、メカニズムや精神神経疾患の基礎的理解ができる事を目指して講義を行います。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①神経系の基本的な仕組みを理解する。
 <心福DP1①、心福DP4①、心福DP4②、心福DP4③>
②感覚系と運動系の仕組みについて理解する。
 <心福DP1①、心福DP4①、心福DP4②、心福DP4③>
③高次脳機能の仕組みについて理解する。
 <心福DP1①、心福DP4①、心福DP4②、心福DP4③>
④神経系と精神疾患等に関する仕組みについて理解する。
 <心福DP1①、心福DP4①、心福DP4②、心福DP4③>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
神経・生理心理学Ⅰに引き続きの内容を行います。脳神経系は生命の維持や感覚・運動制御から記憶・意思などの高次機能に至るまで多様な機能を持っています。神経や脳に関する研究は日進月歩で進んでおり、脳機能や精神機能についても神経の形態、ネットワーク、分子、遺伝子レベルでの理解がなされています。本授業では心理学の学習、研究、実践においても必要不可欠なものになりつつある神経生理学の基礎知識を身につけることを目的とします。医学や生物学に近い内容になると思いますが、本講義で学習したことは今後の心理学の学習に役立つと思いますので、神経・生理心理学Ⅰの内容をしっかり復習したうえで、興味を持って取り組んで下さい。 
※授業では毎時間QRコードを用いての入力場面がありますので、スマートフォンを持参してください。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
特に指定のある場合以外での予習はありません。
(2)授業の受け方
授業はプリントを配布し、PowerPointのスライドで進めていきます。適宜必要と思われた箇所や、自身の理解を助ける個所などメモを取って下さい。授業中も必要に応じて過去の授業回の資料を参照して、積み重ねの部分を意識するようにしてください。授業資料は試験実施まで手元に保管しておいてください。また、神経・生理心理学Ⅰで使用した資料も参照するようにしてください。
(3)復習の仕方
授業の内容を振り返り、プリントの内容を問題なく読み進められるようにしてください。わからないところなどは積極的に質問をしてください。また、それまでの回の内容を理解していることが前提となっている部分が多いので、過去の授業回の資料を参照しながら、つながりが理解できるようにしておいてください。

5.受講にあたってのルール
・他の受講生の受講を妨げる行為は行わないようにしてください。著しい場合は、こちらで対処します。また、そのような行為を見かけたら、担当教員までお知らせください。
・遅刻・早退の場合は、できるだけ事前に担当教員に連絡を取っておき、静かに速やかに入退室して下さい。事前に連絡をとれなかった場合も、できるだけ早めに事情を説明して下さい。欠席については、できるだけ事前に連絡を下さい。やむを得ず事前に提出できない場合もできるだけ早いうちに連絡して下さい。連絡はメール、もしくは授業後に直接教員のところに来てください。遅刻、早退、欠席の場合には、出席点の加算はありません。欠席が多い場合(出席が授業回数の3分の2に満たない場合)は、原則として試験の受験資格を失うことが大学のルールとして取り決められていますので、この授業もそれに従います。
※メールでの連絡はkatohi2211shira@gmail.comに送ってください。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
授業紹介・神経・生理心理学Ⅰの復習①
・予習
 神経・生理心理学Ⅰの復習をしてきてください。
第2回
神経・生理心理学Ⅰの復習②
第3回
脳の構造と神経伝達物質①
第4回
脳の構造と神経伝達物質②
第5回
感覚と運動①
第6回
感覚と運動②
第7回
感情、記憶、学習の制御①
第8回
感情、記憶、学習の制御②
第9回
高次脳機能障害①
第10回
高次脳機能障害②
第11回
統合失調症、うつ病、薬物依存①
第12回
統合失調症、うつ病、薬物依存②
第13回
発達障害、動物モデル研究①
第14回
発達障害、動物モデル研究②
第15回
授業のまとめ、解説
第16回
予習・復習
指定された場合以外の予習は必要ありません。復習に関しては、毎回2時間程度を目安に取り組んでください。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・授業への参加(30%)
 毎授業ごとのICカードとGooglefoamでの出席、Googlefoamへ入力したコメントの内容を合わせて判断します。
 <心福DP1①、心福DP4①、心福DP4②、心福DP4③>
・期末試験(70%)
 授業の内容を問う記述形式の試験を行います。
 <心福DP1①、心福DP4①、心福DP4②、心福DP4③>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
授業への参加について、特別な事情がある場合、特別な不安や心配がある場合には、第2回授業までの間に必ず担当教員まで相談して下さい。状況に応じて特別な対応ができる場合があります。相談が遅れると対応ができない場合もありますので、必ず第2回授業の前までに相談に来て下さい。また、第2回以降、履修の途中で特別な事情が生じた場合についても、できるだけ早く相談に来て下さい。
※メールでの連絡はkatohi2211shira@gmail.comに送ってください。