シラバス情報

科目名
心理福祉専門演習Ⅲ
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
4年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
水曜日Ⅲ時限(13:00〜14:30)
教室
5号館3階536教室
教科書
特に指定しない。

1.担当教員
担当教員
渡邊 兼行
研究室
5号館3階
オフィスアワー
火曜日 10:30〜11:30、木曜日 10:30〜11:30

2.授業の目的
(1)授業の目的
 文献を読み解き、それについて討論し、研究テーマを決め、さらに関連する文献を収集し、討論を重ね、研究計画を立て、研究を実施し、結果を分析し、結果について考え、議論し、論文にまとめる、という心理学研究の一連の流れを体験することで、科学的手続きに基づいた人間理解の方法を学びます。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 専門的な文献を読み解き、批判的に検討し、自分の意見を述べることができる。
 〈心福DP1、心福DP6、心福DP8〉
② 興味や関心に応じた研究テーマを設定し、適切に研究計画を立てることができる。
 〈心福DP1、心福DP6、心福DP7〉
③ 研究計画に基づいて研究を実施し、統計的な手法を用いてデータを分析できる。
 〈心福DP1、心福DP7〉
④ 得られたデータをもとに論理的に考察し、レポートや論文にまとめることができる。
 〈心福DP1、心福DP6、心福DP7〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 人間の認知について、個人研究を行います。授業は、前期の「心理福祉専門演習Ⅲ」から後期の「心理福祉専門演習Ⅳ」にかけて継続的に実施します。まずは、文献調査を中心に行い、それを通じて研究テーマを定め、研究計画を作成します。それから、作成した計画に基づいて、研究を行い、データを分析し、考察します。この過程において、討論を通じて他のメンバーからの提案・助言を受けながら、研究をより深めていくことになります。この研究結果を卒業論文としてまとめることになりますので、卒業論文を同時に履修して下さい。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
 前期のうちは、文献講読の担当分の発表、それから、研究計画の作成などが主な授業の準備となります。
(2)授業の受け方
 前期の文献講読については、自分の関心に沿った文献を探し、レジメを作って発表してもらい、それに基づいて全員で討論します。積極的に意見を言うことが求められます。前期の後半からは研究のための作業が中心です。積極的に参加しましょう。ノートに記録をとっておくことも重要です。
(3)復習の仕方
 前期は、文献講読の発表へのフィードバックをもとにさらに文献を検索し、調べていくことになります。また、研究計画についても、フィードバックをもとに、研究計画を修正していく作業が求められます。

5.受講にあたってのルール
(1)ゼミですので、積極的な参加が求められます。無断欠席、無断遅刻は論外ですが、ただいるだけでも話になりません。
(2)止むを得ず、欠席、遅刻、早退の場合には、必ず事前に知らせて下さい。どうしても事後報告になる場合にも、速やかに報告して下さい。
(3)自分のやるべき仕事はしっかりとやりましょう。発表や研究の事前準備、事後作業など、手を抜いた仕事をしてはいけません。自分の手に余りそうなときは相談して下さい。サポートします。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション/テーマを考える
卒業研究の構想
4月10日
第2回
文献発表の準備
文献調査
4月17日
第3回
文献発表①
文献調査
4月24日
第4回
文献発表②
文献調査
5月1日
第5回
実験計画の発表準備
実験計画の発表準備
5月8日
第6回
実験計画の発表①
実験計画の発表準備
5月15日
第7回
実験計画の発表②
実験計画の発表準備・実験計画の修正
5月22日
第8回
実験実施準備
実験計画の修正
5月29日
第9回
実験の実施〜経過報告①
実験の実施
6月5日
第10回
実験の実施〜経過報告②
実験の実施
6月12日
第11回
実験の実施〜経過報告③
実験の実施
6月19日
第12回
卒業研究構想発表会に向けて①
実験の実施
6月26日
第13回
卒業研究構想発表会に向けて②
卒業研究構想発表会の準備
7月3日
第14回
卒業研究構想発表会
卒業研究構想発表会の準備
7月10日
(3年生の参加を促すため、日程を変更して実施する場合があります。)
第15回
夏休み中・後期に向けての課題の確認
7月17日
(第14回授業と日程が前後する可能性があります)
第16回
予習・復習
 実験の準備や実験の実施、関連する文献の検索と読解、発表やレポートの準備など、授業時間外の活動が多くなります。おおむね、平均して各回1時間程度は必要になると考えてください。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)出席と参加(30点)…出席状況です。参加状況が著しく悪い場合は減点します。
 〈到達目標②、到達目標③、到達目標④〉
(2)前期発表(60点)…前期の担当分の発表、報告等を評価します。
 〈到達目標①〉
(3)前期自己評価(10点)…前期の終わりに面接をします。そこで自己評価をしてもらいます。ノートなど、評価の証拠を残しておいてください。
 〈到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標④〉

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1)卒業研究を同時に履修して下さい。
(2)履修者の希望によっては、何かイベントも考えます。3年生との交流もできればやりたいです。
(3)演習を履修するにあたって、心配や不安、相談、事前に伝えておきたいことがある方は、第2回授業までに担当者まで申し出てください。代替課題を出すなどの特別な配慮をする場合があります。
(4)悪天候など、対面授業が困難になった場合の遠隔授業への切り替えについては柔軟に対応します。