シラバス情報

科目名
心理福祉専門演習Ⅱ
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
月曜日4校時(14:40〜16:10)
教室
532教室または心理学演習室
教科書

1.担当教員
担当教員
茂木 千明
研究室
5号館4階
オフィスアワー
水曜日2校時(10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
 心理学研究を行う上で、実際に研究方法を理解し、研究計画を立てて調査を実施し結果をまとめる一連の作業ができることが重要となる。授業では、心理学の研究方法の一つである「面接法」を用いて研究を進めることができるようになることを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 調査的面接法を理解し、面接における留意点をあげられる。
〈心福DP1、心福DP6〉
② 面接体験を通して、面接者に求められる態度を身につけることができる。
〈心福DP1、心福DP8〉
③ 面接調査で得られたデータを整理し、結果を説明することができる。
〈心福DP1、心福DP7〉


※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 心理学の研究法の一つである「面接法」をグループワークとして実習し、面接者の対応・姿勢態度を学ぶ。面接調査によって得られたデータのまとめ方を学ぶ。
 研究成果はレポートにまとめ、パワーポイントを作成し発表する。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
 調査の目的を明確にする上で、関心のあるテーマについて、文献や資料を用いて積極的に調べ、調査項目やレポート作成に役立てる。また、2年次の心理調査概論、心理学研究法B(調査法・面接法)を復習し、授業に臨むとよい。
(2)授業の受け方
問題意識を高め、研究計画に基づいて、主体的に調査を実施し、結果を整理することが求められる。また、研究を進めるうえで、グループメンバーとコミュニケーションをとり、協力して進めることが望まれる。
(3)復習の仕方
面接実施後、自身の面接者としての態度や、面接項目の内容、面接における留意点を振り返る。

5.受講にあたってのルール
(1) 授業中の私語や内職、飲食は厳禁とする。
(2) 授業開始から20分以上遅れて入室した場合には遅刻扱いとし、減点する。
(3) レポートなどの提出は期限を厳守する。
(4) やむを得ず欠席する(した)場合は、必ず事前または事後に担当教員に連絡し指示を受ける。


6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
面接調査の研究テーマの設定
関心のある研究論文の検索
第2回
面接項目とフェイスシートの作成1
第3回
面接項目とフェイスシートの作成2
第4回
模擬面接(ロールプレイ)
第5回
面接項目の検討と面接方法の検討・確認
面接依頼文(承諾書)の作成
第6回
本面接(第1回)の実施
面接実施後の感想(振り返り)
逐語録の作成
第7回
逐語録の検討1
第8回
逐語録の検討2
第9回
(本面接の実施と逐語録の作成)
面接実施後の感想(振り返り)
逐語録の作成
第10回
(本面接の実施と逐語録の作成)
面接実施後の感想(振り返り)
逐語録の作成
第11回
(本面接の実施と逐語録の作成)
面接実施後の感想(振り返り)
逐語録の作成
第12回
データシートへの書き込み
第13回
分析とレポート作成1
個人レポートの提出
第14回
分析とレポート作成2
第15回
分析とレポート作成3
第16回
研究発表会
(4年生との合同ゼミ)
グループレポートの提出
予習・復習
 授業計画に従って課題をスムーズに進められるよう、予習・復習を行うこと。研究を進めるうえでの課題で分からなかったことは、きちんと調べて理解すること。
目安の時間として、授業1コマにつき、予習・復習60分が必要である。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 個人レポート(20%):面接者としての体験レポートに対する評価
⇒到達目標①②
(2) グループレポートと発表(20%):面接調査による研究レポートに対する評価
⇒到達目標➂
(3) 積極的な参加(60%)…授業中の発言、作業への取組みの態度や内容について評価する。
⇒到達目標②③

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1) ゼミ活動では、自分のもつ話す力、聴く力、考える力などが試される。それらの力を活かすためにも、演習への積極的な参加態度を重視する。
(2)後期はスケジュールに沿った学生主体のグループワークが中心になる。また、面接の実施や逐語録の作成など授業時間外の作業がある。
(3)自然災害(台風、大雪等による交通機関に影響がでた場合)による対面授業の中止の場合は、その回の授業内容によって遠隔授業可能の場合と休講(別日に補講)の場合があるため、必ずUNIPAおよびGoolgleクラスルームを確認すること。