シラバス情報

科目名
心理福祉専門演習Ⅰ
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
金曜日5限
教室
536教室
教科書
特に定めない。

1.担当教員
担当教員
結城 裕也
研究室
5号館4階
オフィスアワー
月曜日2時限(10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
心理学を研究するために必要となる基本的な概念や方法論を学び,そこで得た知識を活用して書籍,論文を読むことであらゆる方面に対して理解を深める。また,今後研究を進めるにあたり自分の興味関心のある領域を見つけ出す。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 専門書籍および論文の内容を読みこなし,理解することができる。
(心福DP3)
② 読んだ文献を自分なりにまとめ,プレゼンテーションの場で他者に対して分かりやすく発表することができる。
(心福DP5)
③ 自分の関心外の領域であっても,その領域に関して常に批判的思考を持ち,他者と議論することができる。
(心福DP5)
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
まず,演習前半では各自の興味関心のある心理学に関する「日本語」論文を1編ピックアップし,PowerPointでまとめて発表を行うことで,知識の共有をはかりつつ基本的なプレゼンテーションスキルを養成する。演習後半では,「英語で学ぶ社会心理学(有斐閣ブックス)」から各自が興味のあるChapterを選択し,同様にまとめ,発表する。ただし,論文を選択する際には自分が4年生になった時にどのような研究テーマで卒業論文を書きたいのかを意識しながら選択することが求められる。いずれにしても,授業への積極的な参加および発言が重視される。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
原則,「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」に沿って授業を展開するので,発表者が事前に予告した該当箇所および文献をあらかじめ読んでくること。また,必ず,疑問点,議論したい点についてピックアップしてくること。
(2)授業の受け方
授業は,主に発表担当者がPowerPoint等のスライドでプレゼンテーションを行う。そのプレゼンテーションを受けて,発表者を含めたメンバー全員で内容について議論する。スライドの記述だけではなく、重要だと思ったことや疑問に思ったことなどは積極的にメモすること。
また「プレゼンテーション相互評価表」を使用し,他者のプレゼンテーションを評価したり,発表内容の疑問点や発表の良い部分,要改善の部分などをピックアップする。
(3)復習の仕方
プレゼンターの発表内容を手元の配布資料にもとづいてもう一度確認すること。また,次回の授業までに発表内容に関するショートレポートを課すので,必ず期限を守って提出すること。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時の基本姿勢(マナー)
受講時は、私語を慎み、居眠り・内職等は行わないこと。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い
30分を超える遅刻は欠席扱いとし、遅刻2回で1回の欠席とみなす。早退は欠席とみなす。欠席した場合は、「欠席届」を提出すること。
(3) 授業への取り組み
授業はただ出席しているだけでは不十分である。積極的考え,発言し,議論することが重要になる。つまり,ゼミへの参加度(貢献度)が非常に重視されることを肝に命じること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス:今後の授業の進め方について
第2回
文献の検索方法とプレゼンテーションの方法について
第3回
個人で選択した日本語論文の講読①,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第4回
個人で選択した日本語論文の講読②,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第5回
個人で選択した日本語論文の講読③,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第6回
個人で選択した日本語論文の講読④,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第7回
個人で選択した日本語論文の講読⑤,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第8回
個人で選択した日本語論文の講読⑥,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第9回
個人で選択した日本語論文の講読⑦,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第10回
個人で選択した日本語論文の講読⑧,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第11回
「英語で学ぶ社会心理学」のChapterの講読①,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第12回
「英語で学ぶ社会心理学」のChapterの講読②,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第13回
「英語で学ぶ社会心理学」のChapterの講読③,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第14回
「英語で学ぶ社会心理学」のChapterの講読④,発表・議論
該当論文の事前講読
ショートレポート
第15回
まとめと振り返り
第16回
予習・復習
事前に書籍や論文を熟読する予習が必要である。分からない用語や内容をピックアップし,事前に調べることが重要である。
目安の時間として、授業1コマにつき、予習90分、復習60分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・ レポート(20%)…ショートレポートの評価
<到達目標②、到達目標③>
・ プレゼンテーション(20%)…自分の担当箇所のプレゼンテーションの評価
<到達目標②>
・ ゼミへの参加度(60%)…授業中の議論への参加,出席や態度などの評価
<到達目標①、到達目標②、到達目標③>

8.参考図書・文献
英語で学ぶ社会心理学
大坪庸介・アダム・スミス
有斐閣ブックス

9.履修上の注意
・本講義受講にあたっては,事前に該当の書籍や論文を必ず読んでおくこと。予習せずに授業に臨むと授業内容を理解できないまま進んでしまうことになる。
・受講に際して,心配や不安なことがある場合は,必ず2回目の授業までに担当者に相談すること。事情によっては,レポートなどの代替課題を課すなどの,特別な配慮を行う場合がある。
・台風,豪雨,暴風雪,地震等によって通学が不可能となった場合,原則として遠隔(オンライン)で授業を実施する。その際は,UNIPA上で連絡する。
・体調不良,インフルエンザや新型コロナウイルスへの罹患が疑われる場合には欠席すること。症状が軽微であっても原則として遠隔(オンライン)対応はしない。