シラバス情報

科目名
心理福祉専門演習Ⅰ
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
月曜日1限
教室
534教室
教科書
特に指定しない。

1.担当教員
担当教員
中嶋 みどり
研究室
中嶋みどり:5号館4階
オフィスアワー
木曜日2時限(10:40~12:10):予約優先

2.授業の目的
(1)授業の目的
 本演習は、卒業研究を見据えた最初の土台作りとして最初の演習である。履修者の心理的テーマの関心を引き出し、その中から主要なテーマを全員で学習し、教員や履修者との連帯感を深め、心理学研究の知見を日常場面に応用する視点や基本的な理解をアクティブラーニングによって得ることを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 自身の関心のあるテーマ、キーワードを明確にしており、主体的に学び、説明できる。<心理福祉DP1、心理福祉DP6>
② 演習で行うべき課題について資料を用い、的確に要点を押さえた発表ができる。<心理福祉DP7>
③ 演習で行うべき課題や他人の意見に対し、生産的なコメント・行動をし、自我関与、連帯感を感じている。<心理福祉DP2、心理福祉DP8>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 本演習は、後期の「心理福祉専門演習Ⅱ」と同様、心理学研究の計画の思考力を磨くことにとどまらず、①社会問題に広く関心を持つこと、②少しの情報からでも物事を考え、理解する力をつけること、③多様な発想、多様な個性を尊重し、他人と助け合うこと等、社会人基礎力の醸成につなげることを視野に入れている。よって、履修者の関心を踏まえ、型にとらわれないスタイルで学ぶ。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
・自分の関心のある心理学的テーマ、キーワードを明確にしておくこと。
・心理学研究の研究目的、計画、分析方法、データ収集、解析、考察に基づいた内容を理解し、まとめあげ続けること。
・プレゼンテーションするために、プリント(PowerPointのスライドやポスター)を作り、わかりやすい提示、実演、まとめ方に関する予習・復習を心掛けること。

※課題の提示・提出にあたっては、UNIPAやGoogle Forms、Jamboard等、LMSをはじめとするICTを活用する。
(2)授業の受け方
・自身の研究の進捗状況等、まとめたことについて、配布資料またはプレゼンテーション(内容に応じ、PowerPointのスライド)で報告する。
・自分の発表することは、できる限り理解し、他人にも理解できるように伝えること。自分の理解に限界がある場合は、そこまでの努力をどのようにしたかを明確に述べること。
・他者の発表、意見など、自身があまり関心を持たない内容のものでも、いったん理解し、これまでの自分とは違う理解の仕方を身に着けるようにすること
・問いかけも時にするため、積極的に回答・参加すること。
・次に進むために、自分が今何をすべきかを理解しておくこと、不明点は遠慮なく尋ねること。
(3)復習の仕方
・自身の研究が進むように、資料の内容および指導を受けたことを早いうちに振り返り、理解を定着させること。
・次に進むために何をすべきかに基づき、さらに先行研究等、文献を読み進めたり、不明な点や疑問点を解決しながら研究を進めること。
・行き詰まったら、自ら尋ねること。

※課題の提示・提出にあたっては、UNIPAやGoogle Forms、Jamboard等、LMSをはじめとするICTを活用する。

5.受講にあたってのルール
①受講時は、私語を慎み、居眠り・内職等は行わないこと。
②自他いずれの発表でも、関心を持ち、自分なりの意見を持ち、生産的なコメントをすること。また研究を進めるにあたって、メンバー同士、協力し合う事。
③課題の提出は、演習では重要な学習であるため、課題提出遅延・未提出、欠席等がないようにすること。
④考慮に値する理由のない30分を超える遅刻は欠席扱いとし、遅刻2回で1回の欠席とみなす。考慮に値する理由のない早退は欠席とみなす。
⑤欠席・課題提出遅延の場合、必ず連絡すること。欠席回数が3分の1以上の者は、成績評価の対象としない。考慮に値する事情がある場合は、必ず伝えること。良識の範囲を超えた遅延での報告では、対応できないことを心得ておくこと。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
アイスブレイク、関心のあるテーマ収集とまとめ
シラバスを読んでおくこと
関心のある心理学的用語、キーワードを複数考えてくること
第2回
関心のあるテーマ収集とまとめ
関心のある心理学的用語、キーワードを説明できるように考えてくること
第3回
第2回の内容に基づき、履修者の関心のあるテーマ(素材1)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究の発表と討論①
履修者の関心に合わせて選ばれたテーマ(素材1)にまつわる心理学用語の概念の調べ学習の発表資料を作成する。
第4回
第2回の内容に基づき、履修者の関心のあるテーマ(素材1)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究の発表と討論②
テーマ(素材1)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究等を発表できるように資料を作成する。
第5回
第2回の内容に基づき、履修者の関心のあるテーマ(素材1)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究の発表と討論③
テーマ(素材1)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究等を発表できるように資料を作成する。
第6回
第2回の内容に基づき、履修者の関心のあるテーマ(素材1)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究の発表と討論④
履修者の関心に合わせて選ばれたテーマ(素材1)にまつわる心理学用語の概念の調べ学習の発表資料を作成する。
第7回
第2回の内容に基づき、履修者の関心のあるテーマ(素材2)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究の発表と討論①
選ばれたテーマ(素材2)にまつわる心理学用語の概念の調べ学習の発表資料を作成し、関連ある現象を調べておく。
第8回
第2回の内容に基づき、履修者の関心のあるテーマ(素材2)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究の発表と討論②
選ばれたテーマ(素材2)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究等を発表できるように資料を作成する。
第9回
第2回の内容に基づき、履修者の関心のあるテーマ(素材2)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究の発表と討論③
選ばれたテーマ(素材2)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究等を発表できるように資料を作成する。
第10回
第2回の内容に基づき、履修者の関心のあるテーマ(素材2)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究の発表と討論④
テーマ(素材2)にまつわる心理学用語の概要、応用例、研究等を発表できるように資料を作成する
第11回
素材1または素材2の学習内容に基づく研究の実践①
第12回
素材1または素材2の学習内容に基づく研究の実践②
素材1または素材2に基づき、関心のある心理学的概念の研究の準備
第13回
素材1または素材2の学習内容に基づく研究の実践③
素材1または素材2に基づき、関心のある心理学的概念の研究の実践の準備
第14回
素材1または素材2の学習内容に基づく研究の実践④
素材1または素材2に基づき、関心のある心理学的概念の研究の実践
第15回
まとめ
素材1または素材2に基づき、関心のある心理学的概念の研究の実践のまとめ
第16回
予習・復習
・予習・復習は、授業1コマにつき、目安として予習・復習で60分程度を必要とする。
・予習・復習は、次回の授業のための調べ学習やまとめとして、必要であり、失念のないようにする。
・難しい内容もあるかもしれないが、完全に理解できなくても、調べて理解する努力を必ずすること

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・ レポート・プレゼンテーション(40%)…演習内での複数回のレポート、各自の発表。
・ 参加意欲、関与度(40%)・・・演習内の活動の参加度、生産的な発言、協力。
・ 最終レポート(20%)
※課題に対するフィードバックは、演習内での討論内で返します。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
・心理福祉学科心理コースの必修科目です。
・演習に参加するにあたって、心配、相談など事前に伝えておきたいことがある人は、第2回授業までに担当者に申し出ること。

※ 授業展開や受講生の関心によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。
※災害等により、対面の授業が全学的に困難と判断された場合は、大学の通達に従い、遠隔授業を実施する場合がある。その際は、UNIPAやメール等をよく確認すること。