シラバス情報

科目名
心理福祉基礎演習Ⅱ
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
水曜日2時限(10:40〜12:10)
教室
532教室、533教室、534教室、535教室、536教室
教科書

1.担当教員
担当教員
中嶋 みどり、志水 田鶴子、高田 洋平、増田 幹司、郡山 昌明
研究室
増田 幹司   5号館3階
郡山 昌明   5号館4階
志水 田鶴子  5号館4階
中嶋 みどり  5号館4階
高田 洋平   5号館3階
オフィスアワー
増田 幹司 :メール等でアポ取りの上随時   
郡山 昌明 :水曜日2限目(10:40〜12:10)
志水 田鶴子:火曜日3コマ(13:00〜14:30) 
中嶋 みどり:木曜日2時限(10:40〜12:10)
高田 洋平 :金曜日2時限(10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
 1年基礎ゼミ「共通基礎演習」および「心理福祉基礎演習Ⅰ」で取得した基本的スキルとともに,継続的なグループワークやフィールドワークを通して,主体性や他者との協調性の修得を目指す。加えて,地域社会等での身近な課題を見出し,それら課題を解決するための能力を養うことを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① グループワークを通して、大学生活に必要な主体性や協調性ならびに、地域社会等への適応力を養うことができる。
(学部DP(2)、学部DP(3))
② 地域社会等における様々な出来事に問題意識を向け、現実を理解する力や洞察する力を養うことができる。
(学部DP(2)、学部DP(3))
③ フィールドワークの意義と基本的な方法を理解し、研究倫理に則って計画的に実践することができる。
(学部DP(2)、学部DP(3))
④ フィールドワークを通してコミュニケーション能力を養い、レポート作成やプレゼンテーションの能力を身につけることができる。
(学部DP(2)、学部DP(3))

※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 1年時の基礎ゼミ「共通基礎演習」「心理福祉基礎演習Ⅰ」で修得したグループ作業における表現、主張、協力、自律、議論などのアカデミックスキルを継続的なグループ活動において応用・発展させる演習である。具体的には、各ゼミでテーマを設定し、その課題における諸問題を調べ、現代社会において少しでも解決に必要かつ生産的なあり方を見つけだし、学外へ出て実相を把握・検討する。なお、後期には、白百合祭や地域交流などの公的な場で発表することを目指して取り組む演習である。
 そのためには、研究倫理を理解し、学外の協力者・団体へ調査やフィールドワークの計画を立案・実施できることが本演習の課題であり、設定したテーマにおける課題と向き合い続け、メンバー同士のチームワークの力を醸成していくことが求められる。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
・授業を受ける際には、担当教員が指定した課題に取り組み、授業に臨むこと。
・授業時間外における学生間での作業や課題確認において、発信者の問いや確認にメンバーで反応し、協力すること。
(2)授業の受け方
 授業は演習形式で進める。テーマに沿った討論・調べ学習・プレゼンテーションに対して積極的に参加すること。また,グループワークが多くを占めるため、以下に留意し、協力しながら課題に取り組む姿勢が求められる。
・一部の人の負担偏重に陥らないように思いやりの姿勢を失わないこと。
・グループ活動において、各メンバーで仕事を分担・協力し、責任感を持って臨むこと
・授業時間外における学生間での作業や課題確認において、発信者の問いや確認にメンバーで反応し、協力すること。
・作業が難しい、困難な状況に陥った際は、教員へ助言・協力を仰ぐこと
(3)復習の仕方
毎回の演習内容は記録に残し、今回したこと、これからしなければならないことを明確にしておくこと。不明な点や疑問点は、そのままにしないこと。

5.受講にあたってのルール
① 演習科目であるため、遅刻・欠席・早退はしないように心がけてください。グループ活動も多いため、無断欠席、無断遅刻は論外です。やむを得ず、欠席、遅刻、早退の場合には,必ず担当教員に事前に知らせてください。どうしても事後報告になる場合にも、速やかに報告し指示を受けること。
② 課題または必要な提出物は期限を厳守すること。
③ 作業には積極的に参加し、上記授業の受け方に留意して受講すること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
(授業の目的,授業の進め方,授業計画について説明)
シラバスを読んでくること
全体で実施
第2回
・フィールドワークとは:意義と方法
・KJ法(関心のある社会問題)
・関心のある社会問題、研究テーマを考えてくること
全体で実施
第3回
・ゼミの進め方の検討(メンバー自己紹介、役割分担)
・ゼミで取り組む課題の検討
・前回のKJ法を参考に取り組みたい課題を考えてくること
・検討可能なリサーチクエスチョンを定めること
各ゼミでの作業
第4回
・ゼミテーマの検討・確定
・みんなで取り組みたい社会問題を決められるように調べ学習
各ゼミでの作業
第5回
・ゼミテーマの検討・決定
その社会問題について調べ、実施可能な疑問・検討点を考えてくる
各ゼミでの作業
第6回
・ゼミテーマに関する資料収集・検討①
その社会問題についてみんなで調べ、分担して、研究計画をたてる
各ゼミでの作業
第7回
・ゼミテーマに関する資料収集・検討②
その社会問題についてみんなで調べ、分担して、研究計画をたてる
各ゼミでの作業
第8回
・ゼミテーマに関する資料収集・検討③
・次週の報告会の準備
・みんなで調べ学習と分担して、研究計画をたてる
・次週の報告会の分担等
全体会
第9回
・各ゼミの取り組みの定期報告会①
・フィールドワークにあたっての配慮、倫理
・各班の進捗状況についてプレゼンテーション(5~10分程度)
・目上の人への関わり、フィールドワークにあたっての注意
各ゼミでの作業
第10回
ゼミテーマに関する資料収集・調査計画①
報告会のコメントをもとに推敲し、調査計画をたてる
各ゼミでの作業
第11回
ゼミテーマに関する資料収集・調査計画②
・調査対象、調査項目について先行研究を調べ、検討
各ゼミでの作業
第12回
ゼミテーマに関する資料収集・調査計画③
・調査項目、手法を調べ、実現可能性を検討
各ゼミでの作業
第13回
・フィールドワーク①
フィールドワークの調査先、時期の確定、調査時の分担
各ゼミでの作業
第14回
・フィールドワーク②
・定期報告会②の確認
・フィールドワークの調査の計画・予行練習
・次週の報告会の準備
各ゼミでの作業
第15回
・各ゼミの取り組みの定期報告会②
・まとめ(前期のふりかえり・夏休み中の取り組み)
・各班の実施状況についてプレゼンテーション(5~10分程度)
・目上の人への関わり、フィールドワークにあたっての注意
・前期のふりかえり
全体会
第16回
予習・復習
フィールドワークのための事前学習・現地に出向いての調査活動、調査結果のまとめや報告など、授業時間外での活動が必要となる。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
① 出席・参加態度(60%):6回以上の欠席は不合格となる。積極的な発言やゼミのメンバー同士が協力して作業をおこなっているかどうかということについて評価する
<到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標④>
②課題(20%):ゼミごとの作業に応じた課題に対する各自の取り組みについて評価する。
<到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標④>
③発表(20%):発表の際のレジュメのまとめ方、発表態度などについて評価する。
<到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標④>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
① 心理福祉学科2年の必修科目である。後期の「心理福祉基礎演習Ⅲ」を履修するめの前提科目となっている。
② 受講に際して、特別な配慮が必要となる場合は、担当教員に申し出ること。
③ 自然災害などで交通機関に影響が生じた場合には、遠隔授業で対応する場合があるので、必ずUNIPAを確認すること。