シラバス情報

科目名
法学
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
金曜日5校時(16時20分〜17時50分)
教室
122室
教科書
なし

1.担当教員
担当教員
太田 雄也
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
金曜日15時00分〜16時10分

2.授業の目的
(1)授業の目的
 我々が日常生活において何か行動をする際、その都度法律を意識するということは基本的にないでしょう。確かに、社会には、我々の生活と直接的には関係がないと思われる法律が、数多く存在しています。では、法律を学ぶことの必要性はどこにあるのでしょうか。
 この授業では、我々が日常生活において容易に巻き込まれうる法律問題を題材とし、法律がどのようにこれを解決しているのか、どのような課題が残っているのかを学習することを通じて、法律を学ぶことの意義を確認するとともに、法的な思考を身につけることを目的とします。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①法律の基本的な知識を獲得する。
〈学部DP2②〉
②身近にある法律問題に関する知識を獲得する。
〈学部DP2②〉
③得られた知識を用いて、現実の問題に対して自己の意見を持てるようになる。
〈学部DP2②〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 この授業では、日本にはどのような法律が存在するのか、それぞれの法律がどのような関係にあり、どのような場面で適用されるのかといった内容を説明したのち、主として、刑法に関する議論を扱います。
 まずは、刑法における重要な考え方・原則及び犯罪の成立要件を示し、次に、近時ニュースなどで取り上げられているような刑法上の問題を複数取り上げます。起きている事件が必ずしも他人事ではないことを感じてもらいつつ、法的な思考を養います。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
 この授業では教科書を指定していませんが、授業の前に、レジュメには目を通しておいてください。また、漫然と授業を受けることがないよう、レジュメを読んだうえで、取扱うトピックについて、自ら調べておくことが望ましいです。
(2)授業の受け方
 授業はレジュメに沿って進められます。もっとも、レジュメには、見出しや言葉の定義など、必要最低限の事項のみを記載しますので、授業中に必要と考えた内容についてはメモをとるようにしてください。また、場合によっては、授業中、発言を求めることがあります。法学について学んだことがないことを前提に授業を進めますので、難しい内容について質問することはありませんが、予習に基づき回答することが求められます。
(3)復習の仕方
 この授業では、毎回異なるトピックを扱います。しかし、15回の授業内容は、それぞれ完全に独立しているわけではありません。それまでに学んだ内容を理解していることを前提に授業は進行しますので、授業後は、レジュメの内容を読み直し、不明点は教科書やインターネットで調べるなどしてください。

5.受講にあたってのルール
(1)授業中は、他の受講生の迷惑とならないようにしてください。私語や騒音等によって他の受講生の学習を妨げていると判断した場合には、退出を求めることがあります。
(2)やむを得ない事情により授業を欠席する場合には、授業の前日までにメールで連絡するか、授業前に直接お知らせください。忌引き・コロナ・出席停止等の理由により出席できない場合には、欠席として平常点を減点することはしません。ただし、上記以外の理由(例えば、コロナやインフルエンザであるとの診断がない場合の体調不良や、定期的な通院)による場合は、欠席扱いとします。
(3)この授業では、レポート試験を行う予定です。授業内でレポート作成にあたっての注意事項を述べますが、剽窃等の不正行為が認められた場合には、どのような理由であれ、単位を認めることはできません。レポート作成に関する内容は、第11回の授業で取り扱います。第11回の授業を受けられない場合には、他の受講生に聞くか、適宜メールにて私までご連絡ください。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
なし。
第2回
六法を読めば、法律はマスターできる?
レジュメの該当箇所を読む。
第3回
刑法とはどのような法律か〜刑法の役割・目的〜
レジュメの該当箇所を読む。
第4回
死刑制度は必要か?
レジュメの該当箇所を読む。
第5回
刑法の大原則〜罪刑法定主義〜
レジュメの該当箇所を読む。
第6回
犯罪の成立要件①
レジュメの該当箇所を読む。
第7回
犯罪の成立要件②
レジュメの該当箇所を読む。
第8回
犯罪の成立要件③
レジュメの該当箇所を読む。
第9回
実害がなくても犯罪になる?〜未遂犯論〜
レジュメの該当箇所を読む。
第10回
複数人で犯罪が行われた場合の取扱い〜正犯・共犯論①〜
レジュメの該当箇所を読む。
第11回
複数人で犯罪が行われた場合の取扱い〜正犯・共犯論②〜、レポートについて
レジュメの該当箇所を読む。
第12回
責任無能力者の処遇
レジュメの該当箇所を読む。
第13回
家庭に潜む犯罪〜DVや虐待について〜
レジュメの該当箇所を読む。
第14回
魅力的なアルバイト〜特殊詐欺にかかわらない〜
レジュメの該当箇所を読む。
第15回
最近の法律事情〜近時の法改正〜
なし。
第16回
予習・復習
予習では配布するレジュメに目を通しておいてください。復習では、レジュメを読み返し、わからない箇所は、自ら調べるなどしてください。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
[成績]
平常点(出席・コメントシート):50%
レポート:50%(希望者にはフィードバックを行う)
[評価方法]
平常点は、授業毎に記入してもらうコメントシートの内容によって評価する。詳細は、初回授業で説明します。なお、評価方法に変更があった場合にも、同様に初回授業で説明します。
レポートのテーマについては、授業内で示します。提出されたレポート内容は、主として、①基本的な知識が身についているか、②課題に対して、問題点を示し、自己の意見を論理的に展開できているかという点から評価を加えます(この授業の到達目標も参照してください)。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1)履修にあたり心配のある学生は、第2回の授業までに連絡ください。申し出があった場合には、特別な配慮をすることがあります。
(2)災害等で急遽休講になる場合もあります。その場合には、最新情報を確認するようにしてください。
(3)オフィスアワーに訪問する際には、前日の18時までに連絡してください。
(4)各回の授業内容については、変更となる場合があります。