シラバス情報

科目名
キリスト教学ⅠA (心福・健栄・GS)
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
金曜日Ⅳ時限(14:40〜16:10)
教室
123教室(1号館2階)
教科書
加藤美紀著『アンジェラスの鐘—希望への招き』オリエンス宗教研究所、2022年。

1.担当教員
担当教員
加藤 美紀
研究室
学長室(5号館4階)
オフィスアワー
金曜日Ⅴ時限(16:30〜17:30)

2.授業の目的
(1)授業の目的
本科目の目的は、神がどのようなまなざしで私たち人間を見つめているのか、聖書を手がかりとして探り、「一人ひとりがかけがえのない存在として神から愛されている」というキリスト教の本質的メッセージを学ぶことである。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
本科目は、人間学部のディプロマポリシーDP1〈建学の精神の理解〉「イエス・キリストによる福音と、その福音的価値観に基づく『人間の尊厳』について理解する。現代社会の諸問題をキリスト教の精神に照らして総合的に理解し、その解決に向けて具体的行動を起こすことができる」の達成を目指す科目である。このDPに基づいて、次の到達目標を設定する。
①イエス・キリストの生涯と聖書に関する基礎的知識を身につける。
②聖書に基づく人間観についての理解を深める。
③キリスト教の文化・芸術に対する興味・関心を高める。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
福音書が記すイエス・キリストの生涯とそのメッセージを理解するとともに、旧約・新約聖書を貫く人間観を学ぶ。併せて、現代においてイエスに倣う生き方をした人々の足跡をたどり、キリスト教の本質はどこにあるのかを探る。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
授業前に教科書に目を通しておき、自分なりに心に留まる言葉、興味をもった事項をピックアップしておくと良いでしょう。また、授業テーマについて図書館等で調べたり、ニュース・新聞等で予備知識を蓄えておくことをお勧めします。
(2)授業の受け方
毎回の講義の重要ポイントを空欄にしたレジュメを配布しますので、板書をはじめ、講義内容を書き込みながら、自ら能動的に考えをめぐらしましょう。
その他のプリントも毎回配布しますので、有効活用しましょう。
(3)復習の仕方
配布したレジュメの空欄に記入した箇所、授業で板書してノートに書いた部分を見直し、解説したポイントを確認したうえで、興味をもった事項についてインターネットで調べたり、読書したりして、学習を発展させ、自分なりの見解を深めてください。自分の感じたこと、考えたことを綴る日記風のノートをつくることにより、思想系の科目の学習は深まり、将来役に立つような自分なりのビジョンを形成しやすくなるので、お勧めです。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時の基本姿勢(マナー)
  内職・居眠りについては、各自の自覚と責任に任せます。
  私語については、授業の妨げとなるため、席を替えるか退室していただく場合があります。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い 
〇欠席について、「出席停止・忌引等」のみ後日「欠席届」を提出してください。それ以外(例えば、体調不良、通院など)は連絡不要です。
〇出席が授業回数の3分の2に満たない場合は、大学のルールに従い、次年度以降に再履修しなければなりません。
〇特別な事情がある場合は相談に応じます。遠慮せずに申し出てください。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス
教科書 第1章
第2回
本学の建学の精神とキリスト教Q&A
教科書 第2・3章
第3回
キリスト教から考える生き方
教科書 第4・5章
第4回
イエスの生涯
教科書 第6・7章
第5回
イエスの母マリア
教科書 第8・9章
第6回
イエスの弟子と四福音書のメッセージ
教科書 第10・11章
第7回
イエスの奇跡とたとえ話
教科書 第12・13章
第8回
イエスの使命と神の国
教科書 第14・15章
第9回
イエスの十字架と復活
教科書 第16・17章
第10回
"生きる意味"を求めて—ユダヤ人強制収容所体験をもとに—
教科書 第18・19章
第11回
キリスト教的世界観と仏教的世界観との比較
教科書 第20章
第12回
キリスト教的世界観が描く愛
教科書 第21章
第13回
共生社会を目指して—障害と共に生きる—
教科書 第22章
第14回
神の国の実現を目指して—世界の食料分配と貧困問題—
教科書 第23章
第15回
修養会
第16回
予習・復習
授業1コマにつき、予習30分、復習60分を目安に取り組んでみてください。
講義の最初に板書した聖書の言葉を反芻し味わってみましょう。
講義のテーマについて、毎日の生活や人生、社会や世界と結び付けて考えてみましょう。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)出席:毎回、出欠を確認します(成績評価の60%)。
(2)レポート課題:期末に教科書について感想文を提出します(成績評価の40%)。
(3)ヒーリング・アワーの参加状況により加点します(最大10点まで)。
*上記(1)〜(3)を総合的に評価して成績を付けます。

8.参考図書・文献
『アンジェラスの鐘—希望への招き』
加藤美紀
オリエンス宗教研究所
978-4-87232-119-7

9.履修上の注意
本科目はアクティブ・ラーニング(参加型授業)の形態を導入していますが、心配や不安なことがある場合は、担当者に相談してください。