シラバス情報

科目名
子どもの心理
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
教室
教科書
新・プリマーズ/保育/心理 発達心理学 無藤 隆・中坪史典・西山 修(編) ミネルヴァ書房 2010年

1.担当教員
担当教員
越中 康治
研究室
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
子どもの心理について考え,主に児童期までの発達心理学に関する基礎的事項について学ぶ。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
(1) 子どもの心理について考え,発達心理学に関する基礎的事項を理解することができる。
(2) 発達心理学の基礎的理論を踏まえ,自身の発達観を見つめ直すことができる。

本科目は,心理福祉学科・人間発達学科の専門科目であり,かつグローバル・スタディーズ学科の教養共通科目である。心理福祉学科のディプロマポリシーとの関連では,「(6)心理学の多様な視点(生理・認知・社会)から,人の心のはたらきと行動を科学的に理解するための知識を備え,現代社会の様々な問題にそれらを応用することができる」に基づき,特に子どもの心理の理解の達成を目指している。人間発達学科のディプロマポリシーとの関連では,「(1) 教育・保育に関する様々な専門領域の学習を通して,人間科学としての教育学・保育学の基礎を身につけている」に基づき,特に子どもの心理の理解の達成を目指している。人間学部のディプロマ・ポリシーとの関連では,「(3) 人間学部として提供する人間の理解や援助に関する専門的知識と,社会の変化に積極的に対応しえる判断力・思考力・実践力を持っていることを学位授与の条件とする」に基づき,特に子どもの心理の理解の達成を目指している。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
発達心理学とは,誕生(あるいは受精)から死に至るまで,心や身体や他者とのかかわりがどのように変化していくのかを学び,問うものです。この講義では,生涯にわたる発達の前半の子どもの心理に焦点を当てて,発達心理学に関する基本的な知見・理論を紹介し,概説します。また,講義の中では,発達の各時期におけるトピックを取り上げ,各自で考えたり,グループで話し合ったりする機会を設けます。多様な発達観・人間観にふれつつ,アクティブ・ラーニングを通して各自の発達観・人間観を見つめなおす契機となるよう,講義を進めていきたいと考えています。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
初回の授業では,子ども時代について回想してもらう予定です。自分の子ども時代を振り返って,イメージをふくらませておいてください。2回目以降は教科書の該当する章に予め目を通しておいてください。詳細は授業の中でお伝えします。
(2)授業の受け方
講義の中では,発達の各時期におけるトピックを取り上げ,各自で考えたり,グループで話し合ったりする機会を設けます。これらの活動に積極的に取り組んでください。
(3)復習の仕方
適宜参考書などを提示しますので,教科書とあわせて読み,理解を深めてください。

5.受講にあたってのルール
他の学生の受講の妨げとなる行為はしないでください。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
初回の授業では,子ども時代について回想してもらう予定です。自分の子ども時代を振り返って,イメージをふくらませておいてください。
第2回
発達とは何か?
教科書1章・2章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第3回
胎児期・新生児期の発達
教科書3章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第4回
乳児期の発達
教科書4章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第5回
幼児期の発達:親と子のかかわり
教科書4章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第6回
幼児期の発達:仲間とのかかわり
教科書10章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第7回
ことばとコミュニケーションの発達
教科書6章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第8回
認知の発達:乳児期から幼児期にかけて
教科書5章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第9回
認知の発達:幼児期から児童期にかけて
教科書5章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第10回
社会性・道徳性の発達
教科書9章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第11回
人の心の理解と仲間関係の発達
教科書8章・10章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第12回
児童期から青年期に向けて
教科書11章・12章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第13回
発達の診断と発達障害の理解
教科書13章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第14回
発達・家族支援とカウンセリング
教科書14章を予め読んで臨んでください。復習は授業の中で指示します。
第15回
まとめ
第16回
予習・復習
目安の時間として,授業1コマにつき,予習120分,復習120分が必要です。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 小課題(70%)...毎回の授業で小課題を提示します。
(2) 課題レポート(30%)...授業の内容と教科書に記載されている内容をもとに課題を提示します。詳細については授業内で提示します。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
欠席届の提出は不要です。

受講に際して心配や不安なことがある場合は,できるだけ速やかに担当者までご相談ください。事情によっては特別な配慮を行う場合があります。

「一時的な遠隔授業の対応について」
本授業は,動画を視聴いただく関係から,対面で実施します。原則として遠隔授業には対応しておりませんが,必要に応じて教務課と対応を協議いたしますので,特別な配慮を要するケースがありましたらできるだけお早めにご連絡ください(直前では対応できない場合があります)。

「(自然)災害時の授業対応について」
災害等で全学的に対面授業が中止となった場合は,原則としてZoomを用いた遠隔授業を実施します。対面授業が中止になった当日は必ずmanabaを確認してください。