シラバス情報
教員名 : 三浦 主博
科目名
保育の心理学
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
金曜日Ⅴ時限(16:20〜17:50)
教室
531教室
教科書
「子どもとかかわる人のための心理学」沼山博・三浦主博 編著、萌文書林
※3年次前期開講「幼児理解論」(2025年度〜「子どもの理解と援助」に変更)のテキストと共通
1.担当教員
担当教員
三浦 主博
研究室
5号館4階
オフィスアワー
三浦:【後期】木曜日4限目、金曜日3限目
2.授業の目的
(1)授業の目的
保育士養成課程(「保育の対象の理解に関する科目)の必修科目である。子どもの発達と保育について理解できるようにする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①保育実践にかかわる心理学の知識を習得する。
<発達DP1><発達DP2>
②子どもの発達にかかわる心理学の基礎を習得し、子どもへの理解を深める。
<発達DP1><発達DP2>
③子どもが人との相互的かかわりを通して発達していくことを具体的に理解する。
<発達DP1><発達DP2>
④生涯発達の観点から発達のプロセスや初期経験重要性について理解し、保育との関連を考察する。
<発達DP1><発達DP2>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】
3.授業の概要
乳幼児の心身の発達の過程について基礎的な知識を身につけ、各発達段階における心理的特性を踏まえた保育の基礎となる考え方を理解する。「発達」とは何か?ということを考えることから始め、乳児期及び幼児期を中心に心身の発達特性、及び発達過程について様々な観点から概説し、話し合いや発表等を通して、子どもの発達と保育について理解を深めていく。毎回、当該授業の予習と振り返りの簡易な課題の提出を求める。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」にそって、授業を展開するので、教科書を読んで準備し、前回までの学習内容を確認しておく。
(2)授業の受け方
PowerPointを使って説明するため、授業内容をしっかりとノートに取ること。
(3)復習の仕方
毎回の授業内容を復習し、十分に理解できなかった内容(専門用語など)について自分で調べたり、担当教員に質問したりして理解を深める。
5.受講にあたってのルール
(1) 受講時の基本姿勢(マナー):受講時は、私語を慎み、居眠り・内職等は行わないこと。欠席をせず、課題にしっかりと取り組み、また提出物は期限を守る。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い:30分を超える遅刻は欠席扱いとし、遅刻2回で1回の欠席とみなす。早退は欠席とみなす。欠席した場合は、「欠席届」を提出すること。
(3) 期末試験の受験資格:授業15回のうち、欠席回数が3分の1以上の者は期末試験を受験できない。
6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
回
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
当該科目の授業内容・計画について理解する。
第2回
発達とは?①:発達心理学における発達/発達と成長の違い
配布プリントを読み、予習・復習をする。
第3回
発達とは?②:発達を規定する要因(遺伝と環境/発達の捉え方(発達曲線と発達段階)
教科書3章1を読み、予習・復習をする。
第4回
身体・運動機能の発達:身体発育/乳幼児期の運動機能の発達
教科書1章5・6を読み、予習・復習をする。
第5回
社会的能力の発達①:微笑の発達/社会的相互交渉
教科書1章4を読み、予習・復習をする
第6回
社会的能力の発達②:社会的参照/愛着の成立
教科書1章10・11を読み、予習・復習をする。
第7回
感情の発達:感情の発達/自己主張と自己抑制/道徳性と思いやり
教科書2章1∼4を読み、予習・復習をする。
第8回
言葉の発達
教科書1章12・13を読み、予習・復習をする。
第9回
認知機能の発達①:ピアジェの発達段階①:感覚運動期
教科書2章13,1章7を読み、予習・復習をする。
第10回
認知機能の発達②:ピアジェの発達段階②:前操作期
教科書2章13,1章7を読み、予習・復習をする。
第11回
認知機能の発達③:変わる発達観(ピアジェとヴィゴツキー)
教科書3章1・6を読み、予習・復習をする。
第12回
非認知機能(社会情動的スキル)
教科書2章7・10を読み、予習・復習をする。
第13回
遊びの発達
教科書2章6,第3章7を読み、予習・復習をする。
第14回
パーソナリティの発達:エリクソンの発達段階
教科書3章1を読み、予習・復習をする。
第15回
まとめ
これまでの授業内容を振り返る。
第16回
期末試験
予習・復習
講義中心で、UNIPAを通してプリントを事前に配布するので、授業前に目を通して、学習内容の理解に努めること。
復習では、授業内容を振り返り、十分に理解できなかった内容(専門用語など)について自分で調べたり、担当教員に質問したりして理解を深める。
目安の時間として、授業1コマにつき、予習120分、復習120分程度が必要。
7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)受講態度(20%)…授業への取り組みの姿勢を重視します。
<到達目標④>
(2)試験(80%)…最終回に、持込可で試験を実施する。
<到達目標①、②、③、④>
期末試験の結果は後日機会を設けてフィードバックします。
8.参考図書・文献
幼稚園教育要領解説
文部科学省
フレーベル館
保育所保育指針解説
厚生労働省
フレーベル館
幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説
内閣府・文科省・厚労省
フレーベル館
9.履修上の注意
・受講に際して、心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当者に相談してください。事情によっては、特別な配慮を行う場合があります。2回目以降の授業でも、履修の途中で特別な事情が生じた場合についても、できるだけ早く相談に来て下さい。
【(自然)災害時の授業対応について】
・遠隔授業(Zoomを使用)を実施しますので、対面授業が中止になった当日は、必ずUNIPAを確認してください。