シラバス情報

科目名
障害児保育演習
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
金曜日Ⅲ時限(13:00〜14:30)
教室
525教室
教科書
子どもの育ちと多様性に向き合う障害児保育(小原敏郎・橋本好市・三浦主博 編著、みらい)

1.担当教員
担当教員
松好 伸一、三浦 主博
研究室
5号館4階(三浦・松好)
オフィスアワー
三浦:【前期】水曜日3限目、木曜日1限目

2.授業の目的
(1)授業の目的
この授業では、障害のある子ども、さらにはクラスの他の子どもの発達を促す障害児保育という視点に立って、まず障害について理解し、さらに具体的な保育方法について考えることを目的とする
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 障害児保育を支える理念や歴史的変遷について学び、障害児及びその保育について理解する。
<発達DP2>
② 個々の特性や心身の発達等に応じた援助や配慮について理解する。
<発達DP2>
③ 障害児その他の特別な配慮を要する子どもの保育における計画の作成や援助の具体的な方法について理解する。<発達DP2>
④ 障害児その他の特別な配慮を要する子どもの家庭への支援や関係機関との連携・協働について理解する。
<発達DP2>
⑤ 障害児その他の特別な配慮を要する子どもの保育に関する現状と課題について理解する。
<発達DP2>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
障害児保育に関して、1)保育の場で出会う障害の種類と基本的対応 2)障害児への個別支援だけではなく、子どもたちが共に育ちあう保育・クラス作りの重要性、3)子どもを取り巻く物的環境の整備の重要性、4)保護者支援や様々な連携の重要性などについて解説する。さらに、これらを念頭に置いた上で、保育を行う際のアセスメントの方法や保育方法について述べる。また、この演習では適宜具体的事例を提示し、上記の観点から保育の方法について各自が検討する時間を設ける。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」にそって、授業を展開するので、配布プリント等の資料を読んで準備し、前回までの学習内容を確認しておく。
(2)授業の受け方
PowerPointを使って説明するため、授業内容をしっかりとノートに取ること。
(3)復習の仕方
毎回の授業内容を復習し、十分に理解できなかった内容(専門用語など)について自分で調べたり、担当教員に質問したりして理解を深める。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時の基本姿勢(マナー):受講時は、私語を慎み、居眠り・内職等は行わないこと。演習の授業のため
、欠席をせず、課題にしっかりと取り組み、また提出物は期限を守る。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い:30分を超える遅刻は欠席扱いとし、遅刻2回で1回の欠席とみなす。早退は欠席とみなす。欠席した場合は、「欠席届」を提出すること。
(3) 授業15回(試験を含む)のうち、欠席回数が3分の1を超える者は単位を認定しない。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
問題提起/障がいの概念①
 「障害」という言葉
当該科目の授業内容・計画について理解する。
三浦・松好
第2回
障がいの概念②
 法律による定義・合理的配慮
配布プリントを読み、予習・復習をする
三浦・松好
第3回
障がいの概念③
 WHOの障がいの分類・インクルージョン
配布プリントを読み、予習・復習をする
三浦・松好
第4回
保育で出会う障がい①
 知的障がいの理解
配布プリントを読み、予習・復習をする
三浦・松好
第5回
保育で出会う障がい②
 知的障がいの支援と援助
配布プリントを読み、予習・復習をする
三浦・松好
第6回
保育で出会う障がい③
 発達障がいの理解
配布プリントを読み、予習・復習をする
三浦・松好
第7回
保育で出会う障がい④
 発達障がいの支援と援助
配布プリントを読み、予習・復習をする
三浦・松好
第8回
障害児保育の実際①
 指導計画及び個別の支援計画
配布プリントを読み、予習・復習をする
松好・三浦
第9回
障害児保育の実際②
 個々の発達を促す生活や遊びの環境
配布プリントを読み、予習・復習をする
松好・三浦
第10回
障害児保育の実際③
 子ども同士の関わりと育ち合い
配布プリントを読み、予習・復習をする
松好・三浦
第11回
障害児保育の実際④
 職員間の連携・協働
配布プリントを読み、予習・復習をする
松好・三浦
第12回
家庭及び自治体・関係機関との連携①
 保護者や家族に対する理解と支援
配布プリントを読み、予習・復習をする
松好・三浦
第13回
家庭及び自治体・関係機関との連携②
 障害児支援制度・関係機関との連携・協働
配布プリントを読み、予習・復習をする
松好・三浦
第14回
障害児保育の現状と課題
配布プリントを読み、予習・復習をする
松好・三浦
第15回
まとめと試験
配布プリントを読み、予習・復習をする
松好・三浦
第16回
予習・復習
UNIPAを通してプリントを事前に配布するので、授業前に目を通して、学習内容の理解に努めること。
復習では、授業内容を振り返り、十分に理解できなかった内容(専門用語など)について自分で調べたり、担当教員に質問したりして理解を深める。
目安の時間として、授業1コマにつき、予習120分、復習120分程度が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)受講態度…20%
<到達目標⑤>
(2)課題レポート…30%(毎回の授業で提出する小課題)
<到達目標①><到達目標②><到達目標③><到達目標④><到達目標⑤>
(3)期末試験…50%
<到達目標①><到達目標②><到達目標③><到達目標④><到達目標⑤>
提出されたレポート、課題等については、UNIPAを使用してフィードバックします。

8.参考図書・文献
子どもとかかわる人のための心理学
沼山博・三浦主博編著
萌文書林

9.履修上の注意
・保育士資格取得のための必修科目です。
・課題提出にあたっては期限を厳守すること。
・受講に際して、心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当者に相談してください。事情によっては、特別な配慮を行う場合があります。2回目以降の授業でも、履修の途中で特別な事情が生じた場合についても、できるだけ早く相談に来て下さい。
【自然災害を含む災害時の授業対応について】
・遠隔授業(ZOOMを使用)を実施しますので、対面授業が中止になった当日は、必ずUNIPAを確認してください。