シラバス情報

科目名
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
ナンバリング
単位
0.00単位
時間
前期 木曜日  5時限目  16:20-17:50
教室
教科書
「新はじめて学ぶ メンタルヘルスと心理学」 学文社 ISBN978-4-7620-2698-0 吉武・山﨑他著

1.担当教員
担当教員
山﨑 洋史
研究室
5号館4階
オフィスアワー
前期:木曜日3時限目13:00−14:30

2.授業の目的
(1)授業の目的
施行規則に定める科目区分又は事項等:「幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程(障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程を含む。)」の趣旨・規準を達成することを目的とする授業科目である。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程について、基礎的な知識を身につけ、各発達段階における心理的特性を踏まえた学習活動を支える指導の基礎となる考え方を理解する。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
生育、発達、学習現象の一般的な過程及びその障害や偏倚について概説し、それらを踏まえた中等教育段階での指導・支援の在り方や方法論といったテーマを取り扱う。ディプロマポリシー「6.心理学の多様な視点(生理・認知・社会)から、人の心のはたらきと行動を科学的に理解するための知識を備え、現代社会の様々な問題にそれらを応用することができる。」に関わる知識・スキルの獲得を目指す科目である。
① 「学問としての教育心理学」に触れ、通俗的な教育心理学への誤解を解く。〈学部DP2①、学部DP2②、心福DP3②、心福DP4①、心福DP4②〉
② 人間の心や行動を理解するための基礎的な知識を持つ。〈学部DP2①、学部DP2②、心福DP4①、心福DP4②〉
③ 人間を理解するための科学的な姿勢と視点を持つ。〈心福DP3②、心福DP4②〉
④ 人間の心や行動について心理学的に考えることができるようになる。〈心福DP1①〉

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
①授業前には,該当する教科書・資料の該当部分にあらかじめ目を通して,疑問点をまとめてくること。
②文科省『大学設置基準』第21条の趣旨を踏まえ,受講者各自において単位の実質化を実現することに留意し,それに必要な自主的学習の時間的ボリュームを確保すること。
(2)授業の受け方
①新しい概念を学修する場合、そのまま受け入れずに、疑問があれば、その疑問を大切にしてほしい。
②主体的に自らの経験や考えとのマッチングを常に行いながら学ぶ
③疑問や質問は積極的に行って、腑に落ちるまで食らいつく意欲があれば素晴らしい。
④グループワーク時は、お互いの視点や考え方を尊重しながら、対話を継続的に行う。
⑤単なる機械的暗記ではなく、その用語が生まれてきた必然について、意味の把握をすることを深めてほしい。
(3)復習の仕方
①授業後に,当日中にノートの内容を整理し,疑問点があれば関連文献やインターネット等で調べて補充しておくこと。
②復習によって理解できなかった事項については,次回以降、随時質問すること。

5.受講にあたってのルール
①グループワーク時、自己および他者を共に尊重する受容的な態度が求められる。違いを大切にすることをルールとする。
②毎時レポート提出は、毎回の授業時間終了時までに行う。
③欠席遅刻の無いようにする。基本的に20分以上の遅刻は出席にカウントされない。基本的に6回以上の欠席は単位習得が出来ない。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
教育心理学を履修する上での問題意識の明確化を図る<90分>  
第2回
1−1ー① 新しい行動を身につける・・・学習 
教科書 第1部ー1ー①
第3回
1−1−② 学習をうながすもの・・・動機付け、無気力
教科書 第1部ー1ー1−②
第4回
1−2ー① 知ることの仕組み 認知メカニズム
教科書 第1部ー2ー①
第5回
1−2−②記憶システム・・記憶の構造・長期記憶・忘却・知識の表象
第6回
1−3−① こころの発達 乳児の関係性の始まり・・人間の子どもの特殊性・人間関係の始まり・アタッチメント
教科書 第1部ー1ー3−①
第7回
1−3−② 自己・自我の発達・・自分の発見
教科書 第1部ー3ー②
第8回
1−3−③自己意識の発達と深まり・・子どもの自立と反抗・社会性の発達
教科書 第1部ー3ー③
第9回
1−4−①ライフサイクルと心の危機・・心理社会的発達理論
教科書 第1部ー4ー①
第10回
1−4−②幼児期・学童期
教科書 第1部ー4
第11回
1−5−①対人関係の進展 集団と個人 クラス運営
教科書 第1部ー5
第12回
2−6心を支えるということ カウンセリングマインド 学校教育相談
教科書 第2部ー6
第13回
2−7−①パーソナリティの理解
教科書 第2部ー7ー①
第14回
2−7−④知能検査と発達検査
教科書 第2部ー7ー④
第15回
不登校・いじめ 支援のあり方
問題の理解と振り返り
第16回
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)テスト(60%)〈到達目標①、到達目標②〉
(2)課題レポート(20%)〈到達目標③、到達目標④〉
(3)授業への参加(20%)〈到達目標④〉

8.参考図書・文献
新はじめて学ぶメンタルヘルスと心理学
吉武光世 他
学文社
978-4-7620-2698-0

9.履修上の注意
(1)欠席が6回以上となった学生は、単位取得ができず、卒業時に教員免許状を取得することができない。
(2)特別な配慮を要する学生は事前に担当教員に申し出ること。
(3)授業実施に関する掲示を時々するので、随時注意して見ておくこと