シラバス情報

科目名
子ども発達総合演習Ⅲ
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
4年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
教室
教科書

1.担当教員
担当教員
千 凡晋
研究室
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
子どもを対象とする造形・美術教育・児童文化財について各自の理解を深めるとともに、教材研究、卒業制作・研究として取り上げたいテーマを構想し、制作・研究を行う。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
1. 児童文化財に関する理解を深めながら、学生同士で力を合わせて人形劇を構想・製作し、子どもを対象として実演する力を高める。
〈発達DP1、発達DP2、発達DP3、発達DP4〉
2.子どもの発達段階と絵本について理解を高めながら、各自の興味・関心に応じた絵本を構想し、オリジナルの絵本を制作する表現力を培う。
〈発達DP1、発達DP2、発達DP3、発達DP4〉
3.子どもの造形表現に関する発達段階の特徴を踏まえた上で、様々な材料・道具の特性や表現技法を活かし、新たな造形活動の教材を構想・考案することができる。
〈発達DP1、発達DP2、発達DP3、発達DP4〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
この授業では、3年次後期から製作し始めた手作り人形劇の人形、舞台、BGMなどを完成し、子どもの前で実演することにより、保育者としての実践力を高める。同時、学生それぞれが卒業作品の制作の探索の時間として、制作・研究に必要なスキルを学びながら、各自の興味・関心をもとにアイデアを構想し、卒業制作・研究のテーマを絞り出し、作業を進める。卒業作品の場合は個別制作物(絵本など)の作業において学生主導のアクティブラーニングを用い、制作しながら気づいたこと、学んだことを共有し、その学びを深める。
4年ゼミでは学生それぞれが自分のオリジナルのものを作ることを目的とするため、制作という表記で示すこととする。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
授業により予習の仕方を案内する。
(2)授業の受け方
卒業制作・研究のテーマ設定において各自の興味・関心が反映できるように積極的に述べるよう臨むこと。
制作テーマに沿って、各自制作スケジュール・進行表を作成し、毎回の授業で進捗状況の報告、次回までの計画を明確にすること。共同製作物は学生同士の話し合いを通して人形劇のストーリ、人形のキャラクターを構想し、制作スケジュール・進行表を作成し、調整しながら進めること。本授業では共同制作物の作業を優先し、その作業を進めた後に個別制作物の制作時間を設ける。
(3)復習の仕方
各自の制作スケジュールにあわせ、作業を進めること。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時の基本姿勢(マナー)
授業中、トイレ・保健室に行くことを除き、退出は認めない。制作を行った際は、作品の管理(持ち帰り)、机や床の掃除も授業の一環なのできちんと身の回りを片付けること。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い
本授業は出席を重視する。
欠席した場合は、「欠席届」とそれを証明する書類(コピー可)を添付。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
・ガイダンス
・人形劇の製作と実演の構想
第2回
子どもにおける造形活動・遊びの実践のまとめ
3年生との交流
第3回
・人形劇の製作及び舞台の構想
・絵本製作について:子どもの発達段階にあう絵本について
第4回
人形製作と人形劇の練習
施設実習に向けて
施設実習での造形活動の案の構想
施設実習での造形活動の案のまとめ
第5回
休講(保育実習Ⅰ)(施設)
補講(学外での人形劇)
第6回
休講(保育実習Ⅰ)(施設)
補講(学外での人形劇)
第7回
・施設実習の振り返り
・人形製作と人形劇の練習
第8回
・人形劇のリハーサル
・絵本制作(未満児用・以上児用の構想)
事前調査と課題:制作したい絵本のイメージや表現方法において参考にできる既存の絵本の準備
第9回
未満児用・以上児用の絵本の制作の構想・準備・計画
アイデアの構想の発表
:制作絵本の意図、主な材料・表現方法など
・制作スケジュールの計画
第10回
未満児用の絵本の制作1
第11回
未満児用の絵本の制作2
第12回
未満児用の絵本の制作3
第13回
未満児用の絵本の制作4
第14回
未満児用の絵本の制作5
第15回
未満児用の絵本の制作6
振り返り
以上児用の絵本の制作の構想案の再確認
第16回
予習・復習
事前に配られた配布資料に目を通して、要点、疑問点をまとめてくること。各自の製作物のテーマが異なるため、予習・復習に必要な時間も異なるが予習60分、復習60分を目安の時間として自主的に作業を進める。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
成果物・活動(80%)
【到達目標1、到達目標2、到達目標3】
受講態度(20%):出席状況、授業内の態度
【到達目標1、到達目標2、到達目標3】

8.参考図書・文献
随時紹介する。

9.履修上の注意
(1)人間発達学科の卒業必修科目です。必ず履修してください。
(2)以下の資格等における必修科目として指定されています。資格の取得を考えている人は、必要に応じて履修して下さい。
・ 保育士
以上の資格要件は、2020年度入学生を対象としたものです。それ以後に入学した学生については、該当しない場合があります。
(3)  授業への参加について、特別な事情がある場合、特別な不安や心配がある場合には、第2回授業までの間に必ず担当教員まで相談して下さい。
出席・課題の免除と代替課題の提示など、状況に応じて特別な対応をする場合があります。相談が遅れると対応が不可能になる場合もありますので、必ず第2回授業の前までに相談に来て下さい。
(4)授業数は授業計画欄でよく確認のこと。必ずしも全授業数が15回とは限りません。
毎回の授業終了前に次回の授業内容と準備物が提示されます。授業計画の順番が変わることもありうるため、欠席の際には教員に問い合わせするか、クラスメートに確認してください。
(5)やむを得ない事情で欠席・遅刻・早退した場合は、次の授業までに授業担当者に申し出ること。 加え、欠席届とそれを証明する書類(コピー可)を添付し、提出してください。

【一時的な遠隔授業の対応について】
  ・遠隔授業には対応していません(欠席となります)。
【(自然)災害時の授業対応について】
  ・遠隔授業を実施しますので、対面授業が中止になった当日は、必ずUNIPAを確認してください。