シラバス情報

科目名
生徒指導・進路指導論(初等)
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
火曜日Ⅲ時限(13:00〜14:30)
教室
524号室
教科書

1.担当教員
担当教員
佐藤 淳一
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
小学校教育における生徒指導とは何か、進路指導を含むキャリア教育とは何かを理解すると共に、「児童理解」について学ぶことを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
到達目標は、①学校現場における生徒指導の諸問題について理解し、対応できる力を養う。②児童生徒が、将来社会の一員として積極的・主体的に生きていくための、進路指導・キャリア教育の在り方を理解し、教育現場での実際の指導に活かすことができるようにする。
本科目は、人間発達学科のディプマポリシー「(1)子ども発達について知識と支援の技術を有している。(2)子どもの発達に対する強い関心とその支援に熱い情熱を持っている」に基づき、特に生徒指導と進路指導の知識の獲得を目指す科目である。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 生徒指導論では、生徒指導の目的「一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図り、社会的資質や行動力を高めることを目指す教育活動」について、教育現場の課題を踏まえながら理解を図って行く。授業では具体事例を取り上げながら、それに必要な対策等についてグループ討議をして検討するなどし、実践への知識と意欲を高めていく。
 進路指導論では、小学校教育の中で将来にわたって児童への精神的、社会的自立を意識させるための進路指導・キャリア教育の方法と実際についてを学んでいく。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」にそって授業を展開するので、配付資料や、学習指導要領や指導要領解説特別活動編における「授業内容に対応する箇所」をあらかじめ読んでくること。
(2)授業の受け方
 配付資料をもとに、パワーポイントを使っての説明を聴く。また、グループ・ワークやグループ討議により考えを深める。授業内容のポイントや疑問点等についてメモしておくこと。
 授業の後半にまとめるリフレクションシートについては、課題や授業で学んだこと等について、自分が教師であったらどうするかという視点で考察を加えながら自分の言葉で振り返りを行う。
(3)復習の仕方
授業中に書いた記録等を早いうちにまとめ、整理しておくこと。その際、不明な点や疑問点については、調べてノートに加筆し、授業時に質問すること。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時の基本姿勢(マナー)
 受講時は、私語を慎み、内職等は行わないこと。
 携帯電話を机上に出すことは、授業で活用する時以外は禁止とすること。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い
 30分を超える遅刻は欠席扱いとし、遅刻2回で1回の欠席とみなす。早退は欠席とみなす。欠席の予定がある場合は、事前に「欠席届」を提出すること。
(3) 期末試験の受験資格等
 講義15回のうち、出席が3分の2に満たない者、課題レポート未提出者は、試験(論文テスト)を受けることができないこと(すなわち再履修となる)。
 また、提出期限を過ぎた課題レポートは、受理しないこと。
(4) 期末試験時の不正行為の扱い
 カンニング等の不正行為を行った場合は試験点を 0 点とする(すなわち再履修となる) 。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
小学校教育における生徒指導・進路指導の位置づけ
配付資料
第2回
生徒指導とは何か(1)
生徒指導の基本理念
配付資料
第3回
生徒指導とは何か(2)
生徒指導の領域と内容
配付資料
第4回
生徒指導とは何か(3)
生徒理解について
配付資料
第5回
生徒指導の今日的課題①
不登校について
配付資料
第6回
生徒指導の今日的課題②
いじめについて
配付資料
第7回
生徒指導の今日的課題③
貧困について
配付資料
第8回
生徒指導の実践
組織的対応について
配付資料
第9回
進路指導について(1)
進路指導の意義と目的
配付資料
第10回
進路指導について(2)
進路指導の実際と展開①
配付資料
第11回
進路指導について(3)
進路指導の実際と展開②
配付資料
第12回
キャリア教育の変遷と実際
職場体験活動の実際
配付資料
第13回
小・中・高と連携したキャリア教育の推進
配付資料
第14回
進路指導の課題
配付資料
第15回
生徒指導・進路指導のまとめ
配付資料
第16回
定期試験
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・授業への参加態度:グループ協議・演習・発表におけるパフォーマンス等(30%)(到達目標①②)
・授業における演習及び振り返りカード(40%)…授業において演習結果とコメントを紹介する。(到達目標①②)
・定期試験における論文テスト(30%)(到達目標①②)

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
不安なこと、心配なことがある場合には、必要に応じて配慮をするので、2回目の講義までに申し出ること。
【一時的な遠隔授業の対応について】
・コロナ感染症などへの対応として一時的に遠隔授業の形式をとる場合があります。
【(自然)災害時の授業対応について】
・対面授業が不可能の場合は休構にします。 
・被災状況によっては(長期化等)遠隔授業の形式をとる場合があります。