毎回授業で取り上げる話題を対象とし、アクティブ・ラーニングを含めて考察する。 授業の終わり(約10分程度)に、ミニットペーパーにそれぞれ受講生が学んだ内容を記述し、提出してもらう(その提出物は、授業の理解度および受講態度の評価対象となる)。提出された中から次の授業でいくつかを匿名で引用することがある。自分と異なる意見や考えに接し、考察を深める。 根本的なテーマは「人間」とその生の意味の探究である。そのための前提として、キリスト教的人間学の必要性、科目の性格と方法論について理解することが必要となる。多様な学的領域を有機的に結びつけて総合的に判断することを学ぶ。授業で扱う人間の生に関する諸問題は多くの場合、明解な「正解」は無い。そのために人間の死に関連する諸課題をとおして考察する。人間存在と不可分に結びついている「死」という現象は、確実なものでありながらその正体は知ることができない。実は生もまた、把握できない側面を多く有する。授業で提供する資料や映像をとおして、深く考え学ぶ。
|