シラバス情報

科目名
小学校生活
開講年度学期
2023年度後期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2単位
時間
木曜日Ⅱ時限(10:40~12:10)
教室
教科書
小学校学習指導要領解説生活編

1.担当教員
担当教員
熊谷 和彦
研究室
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
児童に「学ぶ喜び」を育む生活科学習の基本的な考え方や特性、学習内容等を理解し、実践的指導力を身に付ける。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①生活科の理念・意義を自分の言葉で説明できる。
 <学部DP3③、学部DP4③、学部DP5①、学科DP1①、学科DP2①、学科DP3②、学科DP4②>
②生活科の目標及び内容について説明することができる。
 <学部DP3③、学部DP4③、学部DP5③、学科DP1①、学科DP3①②、学科DP4②>
③生活科の授業を展開するために必要な知識や基礎的な技能を習得する。 
 <学部DP1③、学部DP3②、学部DP4①③④、学部DP5②、学科DP2①、学科DP3①>
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
生活科は,教師が教え児童がそれを覚えるといった知識を中心とする教科ではない。児童が主体的に「ひと・もの・こと」に接して,自分との関わりについて考えていく,「直接体験」と「双方向の活動」が大切な教科なのである。本授業では,小学校で実践されている生活科の授業の実例も取り上げ,グループワークや情報通信技術を活用した体験学習を取り入れながら講義を進めていく。併せて,生活科の学習活動に有効な教材つくりも各自行う。また,グループワーク(協働)で行う活動では,発表やディスカッションを通した相互評価を行う。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
シラバスに示しているシラバスの該当箇所を授業内容に関わる小学校指導要領解説生活編の該当ページをよく読み、資料で調べ質問等を考えておくこと。(30分以上)。
(2)授業の受け方
授業はプリントを配布し、パワーポイントのスライドで進めていくことが中心となる。話をよく聞き必要事項のメモを取ること。
教材研究や表現方法の内容はグループ学修となる。話し合いに積極的に取り組むと同時に協働的に臨むこと。
(3)復習の仕方
授業後には、毎回学修内容を簡易レポート等にまとめておくこと。

5.受講にあたってのルール
(1) 授業を妨げる行為は一切認めません。著しい場合は、退室をしてもらうことがあります。
(2) 遅刻・早退の場合は、できるだけ事前に担当教員に許可をとっておき、静かに速やかに入退室してください。やむを得ず事前に提出できない場合もできるだけ早いうちに連絡をしてください。なお、遅刻・早退・欠席のいずれの場合も、成績評価の直接の対象とはなりません、不在による損失は以上に大きいものがありますので、その分を補充するよう必ず勉強してください。また、欠席が多い場合(出席が授業回数の3分の2に満たない場合)は、原則として試験の受験資格を失うことが大学のルールとして取り決められていますので、この授業もそれに従います。
(3) レポート課題が出されることがありますが、締め切りを過ぎた場合は、その程度に応じて減点、または評価されないことになります。締め切りは厳守するようにしてください。
(4) 授業内に試験がありますが、この授業ではこれらが成績評価の基準の一つとなります。カンニング等の不正行為があった場合は、大学の取り決めに則りその学期のすべての単位を失うことになりますので、くれぐれもそのようなことのないように注意してください。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
・生活科の意義について理解する。
小学校学習指導要領解説生活編(以下,生活編と記述)P1〜7を読んでおくこと。

確認テスト第1回目
第2回
生活科の教科目標及び学年目標
・生活科の教科目標及び学年目標について理解する。
生活編P8〜22を読んでおくこと。
確認テスト第2回目
第3回
生活科の内容構成
・生活科の内容構成の9つの柱と基本的視点,学習対象,具体的視点,内容の構成要素と階層性について話し合う。 生活編P23〜28を読んでおくこと。
生活編P23〜28を読んでおくこと。
確認テスト第3回目
第4回
生活科の内容(1)〜(3)の概説
・「学校と生活」「家庭と生活」「地域と生活」について理解する。 生活編P29〜36を読んでおこと

生活編P29〜36を読んでおくこと。
確認テスト第4回目
第5回
生活科の内容構成(4)〜(6)の概説
・「公共物や公共施設の利用」「季節の変化と生活」「自然や物を使った遊び」について理解する。
生活編P36〜43を読んでおくこと。 
確認テスト第5回目
第6回
生活科の内容構成(7)〜(9)の概説
・「動植物の飼育・栽培」「生活や出来事の交流」「自分の成長」について理解する。
生活編P43〜51を読んでおくこと。  
確認テスト第6回目
第7回
生活科の指導計画 
・生活科の指導計画の作成について理解する。 
生活編P52〜86を読んでおくこと。
確認テスト第7回目
第8回
生活科の単元構成及び単元づくり
・単元構成作成について理解する。
生活編P87〜91を読んでおくこと。
確認テスト第8回目
第9回
生活科の学習支援と評価
・生活科の学習活動における指導・支援(含:情報通信技術活用),評価の在り方について理解する。
生活編解説P92〜99を読んでおくこと。
第10回
生活科の実際と教材について1
・「見学・観察」活動に有効な教材づくりを行う。情報通信技術の有効活用について話し合う。
配布資料をよく読んでおくこと。
教材づくりに必要な材料を用意すること。
第11回
生活科の実際と教材について2
・前時に作成した探検グッズを用いながら,実際にキャンパスを探検し,関わった「ひと,もの,こと」を絵地図に表す。

配布資料をよく読んでおくこと。
天候により柔軟に対応することについて留意すること。
第12回
表現活動1
・キャンパス探検活動を劇化して表現する。
配布資料をよく読んでおくこと。
制作する劇化に必要な材料を準備しておくこと。
第13回
表現活動2
・前時に引き続き,キャンパス探検活動を表現する。作成した人形等を使い,発表に向けた練習をグループで行う。

配布資料をよく読んでおくこと。
制作する劇化に必要な材料を準備しておくこと。
第14回
表現活動3
・前時に引き続き,キャンパス探検活動を表現する。作成した人形等を使い,発表に向けた練習をグループで行う。
配布資料をよく読んでおくこと。
制作する劇化に必要な材料を準備しておくこと。
第15回
ポスターセッション(表現活動発表会) 
・グループごとに発表し,自己評価や相互評価を行う。

配布資料をよく読んでおくこと。
相互評価を行う。
第16回
学びを振り返る
・生活科における支援と評価のポイントについてレポート課題に取り組む。 
生活編を読んでおくこと。
レポート提出。(教科書や資料の持ち込み可)
予習・復習
授業に先立って、上の「予習・復習」の欄に示してある教科書のページをよく読み、自分なりに分かった点や疑問点をまとめておくこと。復習として、ノートや資料を読み返し、足りないところを調べるなど補足して完成せせるようにしてください。平均して、30〜40分が目安です。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)確認テスト50パーセント(到達目標①、②)  確認テストは実施後、次回の授業で返却する。
(2)レポート25パーセント(到達目標①、②)
(3)制作物、発表態度25パーセント(到達目標③)
を基準に総合的に評価する。

8.参考図書・文献
あたらしい生活上・下
東京書籍

9.履修上の注意
・授業への参加について、特別な事情がある場合、特別な不安・心配がある場合には、第2回授業までの間に必ず担当教員まで相談してください。試験・出席・課題の免除と代替課題の提示など、状況に応じて特別な対応をする場合があります。相談が遅れると、対応が難しくなる場合もありますので、必ず第2回目の授業までに相談してください。また、第2回目以降、履修の途中で特別な事情が生じた場合についても、できるだけ早く相談してください。早ければ早いほど対応が可能です。
・事情によりシラバスの内容の一部が変更になる場合があります。
・「学生による授業アンケート」への回答を依頼します。その際、ご協力をお願いします。