シラバス情報

科目名
健康栄養研究法Ⅱ
開講年度学期
2023年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1単位
時間
火曜日Ⅴ校時(16:20〜17:50)
教室
169室(1号館6階)または実験室
(スポーツ実践の場合、テニスコートまたは体育館)
教科書
(授業内で伝えます。)

1.担当教員
担当教員
小嶋 文博
研究室
169室(1号館6階)
オフィスアワー
木曜日Ⅲ校時

2.授業の目的
(1)授業の目的
 生化学Ⅰ・Ⅱを学習した学生が、専門分野のさらなる知識や技能を身につけることと、種々の問題解決のための考える力と行動力を身につけることが目的である。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①専門書や論文を読みまとめることで、専門基礎分野の知識を高めること。
〈健栄DP1、健栄DP2、健栄DP4〉
②生化学分野・分子生物学分野・薬学分野の基礎実験技術を身につけること。
〈健栄DP1、健栄DP2、健栄DP4〉
③多くの知見をまとめた上で、自分の考えを述べることができること。
〈健栄DP1、健栄DP2、健栄DP3、健栄DP4〉
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
 健康栄養研究法Ⅰ(前期)からの続きであるが、健康栄養研究法Ⅱでは、次のような項目に関連した研究テーマでゼミ論をまとめていくことを主目的となる。
(1)シグナル伝達とホメオスタシス
(2)栄養素や食品成分のシグナル伝達
(3)食品成分と医薬品の相互作用
(4)医薬品と医薬品の相互作用
(5)病気の原因とその薬物療法(漢方薬を含む)の理論
 またゼミ論指導とは別に卒論研究のために必要となる細胞培養技術等についても指導する。(履修者に共通した空き時間がある場合には、健康栄養研究法Ⅰに続き、心身も鍛えるために、硬式テニスまたはバドミントンを指導する。)

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
・予習・復習欄に記載された内容に取り組むこと。
・特に指定された書籍、実験資料は必ず読んでくること。
(2)授業の受け方
・座学だけではなく、見て学ぶことも多いので、その際はメモをとるなど、自分で工夫すること。
(3)復習の仕方
・予習・復習欄に記載された内容に取り組むこと。
・ゼミ論の作成には、かなりの自己努力が必要なので、ここには思った以上に時間がかかる場合がある。よって、寸暇を惜しんで取り組むことの重要性を感じて、時間密度を高める努力をしてほしい。

5.受講にあたってのルール
(1)受講時の基本姿勢(マナー)
・受講時は、私語を慎み、居眠り・内職等は行わないこと。
(2)遅刻・欠席・早退の扱い
・遅刻が20分を超えた場合は欠席扱いとする。また遅刻2回で1回の欠席とみなす。早退は欠席扱いとする。
・欠席等の急な連絡が必要な場合はメールで連絡すること。
(3)単位認定の条件
・講義15回のうち、出席回数が6回以上の場合は単位を取得できない(再履修)。
(4)課題の取組み状況
・完成されたゼミ論の提出がなければ、単位を取得できない(再履修)。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
ゼミ論テーマ設定のための講義
予習:『大学生のためのレポート・論文の書き方』を読んでおく。
復習(課題):ゼミ論テーマについて考えておく。
第2回
各自ゼミ論テーマの決定
実験指導(実験室の使用法)
ゼミ論文献の収集と要約
第3回
ゼミ論指導
実験指導(器具類の洗浄法)
ゼミ論文献の収集と要約
第4回
ゼミ論指導
実験指導(試薬の調製法)
ゼミ論文献の収集と要約
第5回
ゼミ論指導
実験指導(器具類の滅菌法)
ゼミ論文献の収集と要約
第6回
ゼミ論指導
実験指導(培地等の調製法)
ゼミ論構成の考案
第7回
ゼミ論指導
実験指導(凍結保存細胞の処理)
ゼミ論構成をパワーポイントで表現
第8回
ゼミ論指導
実験指導(細胞の継代培養法)
ゼミ論作成
第9回
ゼミ論指導
実験指導(DNA・RNAの抽出法)
ゼミ論作成
第10回
ゼミ論指導
実験指導(電気泳動用試薬の調製法)
ゼミ論作成
経過をパワーポイントで表現
第11回
ゼミ論指導(中間発表会:パワーポイント)
実験指導(電気泳動ゲルの作成)
修正点を踏まえゼミ論作成
第12回
ゼミ論指導
実験指導(電気泳動の実践)
修正点を踏まえゼミ論作成
第13回
ゼミ論指導
実験指導(ゲルデータの処理法)
修正点を踏まえゼミ論作成
第14回
ゼミ論指導
実験指導(培養細胞の染色法)
修正点を踏まえゼミ論作成
ゼミ論をパワーポイントで表現
第15回
ゼミ論指導(最終発表会)
ゼミ論のまとめ
ゼミ論提出:第16回
第16回
予備日(ゼミ論の提出日)
予習・復習
 健康栄養研究法Ⅱは演習科目で1単位なので、予習・復習の時間設定はしておりませんが、ゼミ論の作成等に毎回1時間程度の時間が必要です。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
次のような項目についての総合評価とする。
(1)課題への取組み状況(25%)・・・中間発表会でのプレゼンテーション
〈到達目標③〉
(2)実験・議論への積極性(25%)・・・実験実技や発表会での対応
〈到達目標②、到達目標③〉
(3)専門分野への適応性(50%)・・・ゼミ論の完成・提出
〈到達目標①、到達目標②、到達目標③〉
(4)登録販売者試験合格または薬学検定試験1級合格(プラス加点)

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1)本科目は選択科目ですが、4年次に卒業研究を履修するためには必修となりますので、卒論研究を取りたい方は必ず履修してください。
(2)受講に際して、特別な心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当教員にご相談ください。状況に応じて特別な対応、特別な配慮を行える場合があります。
(3)自然災害(台風、大雪等による交通機関に影響がでた場合)により、本学が対面授業を中止した場合には休講といたします。