シラバス情報

科目名
有機化学
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2単位
時間
金曜Ⅲ校時(13:00〜14:30)
教室
教科書
栄養科学イラストレイテッド 有機化学 山田恭正/編 羊土社

1.担当教員
担当教員
大久保 剛
研究室
181室(1号館6階)
オフィスアワー
火曜日Ⅳ校時

2.授業の目的
(1)授業の目的
「管理栄養士養成課程におけるモデルコアカリキュラム2015」に準拠しながら、「レモンが酸っぱいと感じるわけ」「食べ物の香り」「食中毒の原因物質」など栄養素や食品と有機化合物を関連づけながら有機化学の基礎知識を身に着ける。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①有機化学の基礎知識を身に付ける。基本的な化合物の構造を理解する。
 1.有機化合物について例をあげて説明できる。2.飽和炭化水素の構造を説明できる。3.不飽和炭化水素,異性体を説明できる。4.代表的な官能基(ヒドロキシ基,カルボニル基,カルボキシ基,アミノ基等)の構造を図示し,それらの性質を説明できる。
②栄養学における化合物の構造が有機化学の基礎知識によって理解できる。
 〈学部DP5①、健栄DP2②、健栄DP2①〉
③栄養学の身近な現象が有機化学の知識によって理解できる。
 〈学部DP5①、健栄DP2②〉
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
食品を構成する物質は、水を除けばそのほとんどが有機化合物によって形成されている。管理栄養士養成課程において、味、香り、栄養素などどれをとっても有機化合物を除外して考えることは難しい。有機化学の知識は、栄養学、食品化学において基盤となる。
 このため、本講義では、有機化学全般にわたる基礎的内容を解説する。有機化学を難しく考えることなく、栄養学、食品学と関連する具体的な事象を例にとって有機化合物の分類、構造、特徴を取り上げ、次に、各種の有機化合物について性質(特徴)、構造、反応などを説明する。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」に従って講義を行う予定である。従って、予習としては、教科書の該当ページを事前に熟読すること。その際、分からない内容は教科書のチェックしておくこと。
(2)授業の受け方
授業は、基本的にパワーポイントと動画を用いて行う。このため、ポイントと思ったことに関しては、教科書の余白に書き込むか、ノートに整理して記載すること。聞き逃したり、疑問に思ったことは講義終了後やオフィスアワーに教員まで質問をすること。
(3)復習の仕方
復習として、講義中のポイントを中心として、教科書を参照しながらノートにまとめていく。その際、講義中にメモしたことは、教科書を中心に熟読し、理解を深める。また、疑問点は教員に質問をしたり、書籍などを調べてその週のうちに解決すること。

5.受講にあたってのルール
アカデミック・オネスティ(学問的誠実性)を重視しています。
講義の内容を、教員(場合によっては学生)の明確な許可なしに、録音、ダウン撮影、コピー、あるいは記録することを禁じる。
Zoom を使う場合には、悪意のある第三者の攻撃から守るために、すべての学生と教員は本学が提供する Zoom のライセンスを使うことを必須とする。
情報倫理行為に反するため、授業で配布された資料等を、担当教員の許可なく他人と共有すること、担当教員や出席者に対し、SNS などで誹謗中傷したりすることを禁じる。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション、有機化学序論
本講座は、授業の展開によって、講義内容の変更の可能性があります。変更の場合には随時、UNIPAにより告知する。
第2回
原子・分子から炭素化合物の化学へ(1)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第3回
原子・分子から炭素化合物の化学へ(2)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第4回
原子・分子から炭素化合物の化学へ(3)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第5回
有機化合物の性質は官能基の働きによって決まる(1)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第6回
有機化合物の性質は官能基の働きによって決まる(2)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第7回
有機化合物の性質は官能基の働きによって決まる(3)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第8回
有機化合物の性質は官能基の働きによって決まる(4)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第9回
有機化合物の性質は官能基の働きによって決まる(5)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第10回
ベンゼン環がもつ芳香族特有の性質とは(1)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第11回
ベンゼン環がもつ芳香族特有の性質とは(2)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第12回
栄養素の有機化学から生化学へのいざない(1)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第13回
栄養素の有機化学から生化学へのいざない(2)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第14回
栄養素の有機化学から生化学へのいざない(3)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第15回
栄養素の有機化学から生化学へのいざない(4)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:ノートの整理
第16回
期末テスト
予習・復習
当該週の講義で学んだことは、当該週に理解するように努める。翌週以降に疑問点を残さないように予習・復習を実施する。
予習・復習の時間設定はしておりませんが、目安の時間として、予習45分、復習30分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)試験(50%)講義を通じて取得して欲しい知識を問う記述式で出題する。追試は実施しない。後日、問題の解説を実施する。
  〈到達目標①〉
(2)レポート(20%)課題を提示するので、これに応じたレポートを提出する。後日、解答例を提示する。
  〈到達目標②、到達目標③〉
(3)受講態度(30%)出席回数は考慮する。
 注) 15回のうち5 回以上の欠席で再履修確定。遅刻(10分以上)は、やむを得ない場合を除いて2回で1回の欠席扱いとする。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
本科目は、栄養士資格、管理栄養士国家試験受験資格、食品衛生管理者及び食品衛生監視員任用資格、フードスペシャリスト資格の取得において履修要件科目となっている。また、卒業必修科目である。
 配慮が必要な学生に関しては、初回のオリエンテーション時に申し出るようにすること。当該科目るについて台風、豪雨、暴風雪、地震等によって学生の通学が不可能となった場合、Zoomによる遠隔(オンライン)授業に切り替えて実施する場合があ。また、対面授業が中止の場合は、休構にする。補講は追ってお知らせる。