シラバス情報

科目名
調理学実習Ⅱ (金曜Ⅰ・Ⅱ校時)
開講年度学期
2023年度後期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
1単位
時間
金曜日Ⅰ・Ⅱ校時
教室
調理実習室、加工実習室、141室
教科書
調理学実習 おいしさと健康(アイ・ケイコーポレーション)
栄養士管理栄養士をめざす人の調理・献立作成の基礎(化学同人)
調理のためのベーシックデータ(女子栄養大学出版部)
食品成分表2023(女子栄養大学出版社)

1.担当教員
担当教員
矢島 由佳
研究室
1号館6階
オフィスアワー
事前メールにて対応

2.授業の目的
(1)授業の目的
調理学実習Ⅰを踏まえ、調理科学に基づいた理論的な調理技能、調理法を基礎から応用へと発展させる能力を養う。行事食や郷土料理などを取り入れて食文化の知識を深めることができる。管理栄養士として必要な栄養と嗜好を考慮した献立や評価と安全・効率面を含めた実践の方法を身につける。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①調理学実習Ⅰで修得した知識と調理技術・操作をふまえ、主な料理素材別、手法別(煮る、焼く、蒸す等)、様式別(和・洋・中)にとらえて展開することができる。
〈健栄DP2②、健栄DP3③〉
②一般的な調理以外に、季節や行事を取り入れた献立構成や食事時の約束事や食文化について理解することができる。
〈健栄DP2②、健栄DP3③〉
③食事摂取基準に沿った一日の献立作成や調理をとおし、食物の栄養特性をふまえた食事の整え方について理解することができる。
〈健栄DP3②〉
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
実習授業をとおして、安全面、嗜好面、栄養面を考慮した合理的な食事の整え方を理解する。調味%を用いた再現性のある調味法を理解し、食材の基本的な加熱調理操作別(煮る、焼く、蒸す等)による展開が行えるようにする。さらに、食材ごとに日本料理、西洋料理、中国料理の各様式別による展開が行なえるような実践力を養う。また、食事摂取
基準および食品構成に基づく献立作成、調味パーセントについてその基本を習得する。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
・1回目のオリエンテーションで授業内容の教科書(冊子)を配布するので、必ず受講前によく読み、材料や調味料など計算しておくこと。
・食経験を増やすこと。
(2)授業の受け方
・授業はグループによる実習形式で行う。実習は事前準備から片付け、掃除までを時間内に終了する。
・授業中は常にマスクを着用する。試食の際、再びマスクを着用するまで会話は控える。
・調理実習室は衛生エリアなので、実習室専用の身支度を整えて入室すること。
・実習中は手洗いやアルコール消毒をこまめにすること。
・早めに調理実習室に集合し、実習開始前に実習台の準備や材料の下準備を行うように心がける。
(3)復習の仕方
・授業で学んだ内容や要点、調理学的事項について実習記録書(指定用紙)に記録する。課題等については授業内容冊子に記してあるので、調理学実習や調理科学、食品学の教科書を参考にしながらまとめる。
・UNIPAに実習に関わる問題をあげます。解答は必須ではありませんが、食品学・調理学的事項について知識の定着をしてください。
・実習で学んだ調理法を用い、自宅などで調理する機会を増やし、様々な調理場面で応用できる能力を養う。

5.受講にあたってのルール
(1)実習室では調理用白衣などを着用、ピアスなどの装飾品は全てはずし、手指の傷や爪の長さに注意、手の洗浄や消毒をし実習に臨むこと。
(2)受講時は私語を慎み、時間内に実習を終了するようにチークワークよく効率的にすること。
(3)実習記録書・課題は提出期限を厳守すること。
 期日に提出しても内容がまとめられてない場合は評価の対象とならない。実習を欠席した場合の授業内容・課題も実習記録書にまとめて提出のこと。遅れてノート提出する場合は、授業終了までに申し出ること。この場合の提出期限は、次の週の月曜日13時までとし採点は減点する。申し出のない場合は評価しない。
(4)期末試験受験の際に不正行為を行った場合は、再履修となる(学生便覧を参照のこと)

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション…授業の進め方
魚の下ろし方DVD視聴 
p.1-8
第2回
実技試験:魚の三枚おろし
実習:魚の調理と献立展開
鯵の三枚おろしを練習しておく
魚を主菜とした献立作成他、課題参照
第3回
実習:郷土料理(秋の献立)
はらこめし、茶碗蒸し 他
自分の住んでいる地域の特産物を利用した献立作成他課題参照
第4回
実習:中国料理 飲茶
点心の特徴について他、課題参照
第5回
講義と献立作成①グループによる献立作成
プリント配布
ミニテスト(調味パーセント・廃棄率・購入量など)
実習記録プリント提出①
食品成分表、ベーシックデータ、電卓など持参のこと
第6回
実習:各国料理と小麦粉の膨化を取り入れた献立展開
パエリアと炒め飯の違い、小麦粉の膨化についてまとめる
第7回
実習:3・1・2弁当箱法を参考にした弁当の献立
資料配布
課題:3・1・2弁当箱法についてまとめる。ルールに従った弁当を作成し考察する。
第8回
実習:日本料理 すし飯の作り方、豆製品の調理と献立
炊飯法について他、課題参照
第9回
実習:魚の調理と献立
献立作成②グループによる献立作成
魚の下処理(霜降りなど)、みその調理特性についてまとめる。
実習記録プリント提出②
食品成分表、ベーシックデータ、電卓など持参のこと
第10回
実習:根菜類の調理と献立展開
献立課題
第11回
実習:行事食の献立1(クリスマス料理)
第12回
実習:行事食の献立2(正月料理)
正月料理についてまとめる
第13回
献立作成③グループによる献立発表
ミニテスト(UNIPA−テスト管理から問題出題)
実習記録書提出③
第14回
実習:葉茎菜類の調理と献立展開
第15回
実習:行事食の献立3(中国料理 新春の献立)
第16回
後期末試験と実習室掃除
実習記録書全て提出④
予習・復習
調理学実習Ⅱは実験・実習科目で1単位なので、予習復習の時間設定はしておりませんが、「予習・復習」欄に教科書冊子の該当頁が記されている場合にはその箇所を授業前に読み、調味料など計算しておくこと。復習では、その日のうちに実習記録書にまとめ、課題を仕上げておく。
※実習献立は食材の仕入れや学習状況、感染状況により変更することがある。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・試験(60%)…実技試験(20%)、筆記試験(期末試験20%、ミニテスト2回分-20%)
〈到達目標①、到達目標②〉
・実習記録書と献立発表(40%)…必要事項(調理科学的事項・課題・実習後記など)をまとめ、提出期限を守ること。最後の提出日に、実習記録書は全てまとめ(これまでの提出した分は修正や追加のこと)提出すること。   
〈到達目標①、到達目標②、到達目標③〉
・受講態度…出席状況、受講時のマナーが悪い場合は減点、授業前準備・片付けに意欲的に参加した場合は加点とする場合がある。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1)管理栄養士規定科目であるから必ず履修しなければならない。
(2)食物アレルギーを持っている学生は必ず申し出ること。また、受講に際して、心配や不安なことがある場合は、2回目の授業までに担当者に相談してください。事情によっては、何らかの特別な配慮を行う場合があります。
(3)食材や調理済み食品は、特に教員から指示があるもの以外は原則持ち帰り禁止。
(4)遠隔授業について
 ・一時的な遠隔授業の対応について:実習の場合、遠隔授業には対応していません   
 (欠席となります)。
 ・(自然)災害時の授業対応について:遠隔授業を実施する場合もあります。
  対面授業が中止になった当日は、必ずUNIPAを確認してください。