シラバス情報

科目名
ソーシャルワーク演習
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
1単位
時間
木曜日4限目(14:40〜16:10)
教室
535
教科書
ソ教連編集(2021)「最新 社会福祉士養成講座・精神保健福祉士養成講座13 ソーシャルワーク演習[共通科目]中央法規出版

1.担当教員
担当教員
吉田 弘美、高田 洋平、白川 充
研究室
白川:5号館4階
吉田:5号館1階
高田:3号館1階
オフィスアワー
白川:金曜日2限目(10:40〜12:10)
吉田:水曜日3限目(13:00〜14:30)
高田:木曜日2限目(10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
 ソーシャルワーク演習は、ソーシャルワークの基盤となる価値の問題やコミュニケーション、展開過程について、演習形式で理解を深めることを目的としている。その具体的な内容と水準は、この科目が社会福祉士国家試験受験資格取得「指定科目」であることから、厚生労働省が指定する内容と水準となる。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①厚生労働省が指定する「ソーシャルワーク演習[共通科目]」の内容と水準に到達すること。
(心福DP(1)、心福DP(3)、心福DP(4))
②ソーシャルワークの知識と技術に係る他の科目との関連性を踏まえ、社会福祉士及び精神保健福祉士として求められる基礎的な能力を涵養する。
(心福DP(1)、心福DP(3)、心福DP(4))
③ソーシャルワークの価値規範と倫理を実践的に理解する。
(心福DP(1)、心福DP(3)、心福DP(4))
④ソーシャルワークの実践に必要なコミュニケーション能力を養う。
(心福DP(1)、心福DP(3)、心福DP(4))
⑤ソーシャルワークの展開過程において用いられる、知識と技術を実践的に理解する(②〜⑤は厚労省カリキュラムのねらいより)。
(心福DP(1)、心福DP(3)、心福DP(4))
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
 授業全体の概要は、使用する教科書の内容理解と報告を行うこととなる。個々の授業は、原則として、最初の40分は学生の発表(レジュメと資料を用いたプレゼンテーションが基本型)で、後半の40分はその内容に関する演習や討論を行う。知識の醸成と創造的思考力の獲得を目指すAL(アクティブラーニング)中心型の授業である。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
 報告者はレジュメと資料を作成する。その際、必要に応じて教員の事前指導を受けること。報告者以外の学生は教科書を使った予習が必要である。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、疑問点をまとめてくること。
 
(2)授業の受け方
 報告者の発表を聞き質疑応答を行う。
(3)復習の仕方
 復習は、その日のうちにレジュメと資料を整理し、疑問点を調べて加筆すること。

5.受講にあたってのルール
報告者は入念な準備をすること。それ以外のメンバーは質疑応答場面において積極的な発言を行うこと。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション:演習全体の進め方
第2回
教科書:序・第1章 ソーシャルワーク演習の意義と目的
教科書pp.2-17を読んでくること。
第3回
教科書:第2章 人と環境の交互作用(1)
教科書pp.20-42を読んでくること。
第4回
教科書:第2章 人と環境の交互作用(2)
教科書pp.43-53を読んでくること。
第5回
教科書:第3章 ソーシャルワークの対象、機能と役割(1)
教科書pp.56-65を読んでくること。
第6回
教教科書:第3章 ソーシャルワークの対象、機能と役割(2)
教科書pp.66-84を読んでくること。
第7回
教科書:第3章 ソーシャルワークの対象、機能と役割(3)
教科書pp.85-98を読んでくること。
第8回
教科書:第4章 コミュニケーション技術と面接技術(1)
教科書pp.100-126を読んでくること。
第9回
教科書:第5章 ソーシャルワークの展開過程と関連技法(1)
教科書pp.128-138を読んでくること。
第10回
教科書:第5章 ソーシャルワークの展開過程と関連技法(2)
教科書pp.140-153を読んでくること。
第11回
教科書:第5章 ソーシャルワークの展開過程と関連技法(3)
教科書pp.154-164を読んでくること。
第12回
教科書:第5章 ソーシャルワークの展開過程と関連技法(4)
教科書pp.165-176を読んでくること。
第13回
教科書:第5章 ソーシャルワークの展開過程と関連技法(5)
教科書pp.177-188を読んでくること。
第14回
教科書:第6章 ソーシャルワーク実習後の演習(1)
教科書pp.190-206を読んでくること。
第15回
全体総括
第16回
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
 演習形式による発表内容と取り組みを、総合的に評価する。
(1)報告内容(プレゼンテーションとそれに必要なレジュメ、資料の水準と精度)
(到達目標①、②、③、④、⑤)
(2)受講態度と参加意欲(討論での発言内容と授業内活動への参加)
(到達目標①、②、③、④、⑤)

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
 ソーシャルワーク演習は、社会福祉士・精神保健福祉士養成の共通科目として設定されたものである。この科目の後に、社会福祉士養成はソーシャルワーク演習(専門)が5単位分、2年後期、3年通年、4年前期にわたって用意されている。そしてこれらの演習はソーシャルワーク実習・実習指導と連動する。
 この授業は、ソーシャルワークに関する演習形式となるため、学生間の役割をきちんと果たすことが求められる。時間厳守、レジュメ、資料の作成等については、きちんと対応すること。そして、そのひとつひとつがコンピテンシーの獲得につながることを意識すること。
(1)本学の場合、ソーシャルワーク演習(専門)Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの履修を持って指定科目である「ソーシャルワーク演習(専門)」に読み替えている。
(2)特別な配慮を要する学生は個別に相談に応じる。