シラバス情報
教員名 : 棚橋 浩太郎
科目名
統計学
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
火曜日Ⅰ時限
教室
未定
教科書
なし(プリント)
1.担当教員
担当教員
棚橋 浩太郎
研究室
非常勤
オフィスアワー
授業前後、質問があればメールなどで対応する。
2.授業の目的
(1)授業の目的
アンケート調査したり、実験したりしてデータを集めるとき、統計を用いて分析します。このとき、どのような分析が適切なのか理解するためには統計の知識が必要です。この授業の目的は、学生が母平均の推定検定、母比率の推定検定、適合度検定、独立性の検定、回帰分析の初歩を理解し、パソコンなどを用いて計算できるようになることです。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
到達目標
①簡単な確率が計算できる。
②比率の推定、検定ができる。
③母平均の推定検定ができる。
④母平均の差の検定ができる。
⑤回帰直線を求めて予測することができる。
ディプロマポリシーとの関連
人間学部のディプロマポリシー「3. 人間学部として提供する人間の理解や援助に関する専門的知識と、社会の変化に積極的に対応ができるような判断力・思考力・実践力を持っていることを学位授与の条件とする。」に基づき、特に統計の知識と技能の獲得を目指す科目である。
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】
3.授業の概要
基本的な統計の考え方を説明し、簡単な推定・検定ができるようになることをめざします。まず、母集団・標本の基本統計量を説明し、比率、平均値の推定、検定、差の検定、回帰分析(相関、無相関の検定)を行います。参考書として「医療系のための基礎統計学(内山・棚橋・田山・松野著)ムイスリ出版」を用いますが、授業は毎回その授業分のプリントを作って説明します。最後に課題をだしますので提出してください。次回に解説をします。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
各回の授業内容をシラバスで確認し、指定された項目を自分なりにまとめる。参考書を指定するのでそれを参考にしてもよい。
(2)授業の受け方
毎回プリントを配布し、簡単な計算をしながら説明します。わからなくなったらそのままにしないで質問して下さい。最後に小テストを行うので、授業の内容を確認して解いて出して下さい。何回か途中でノートパソコンでエクセルを使う予定です。zoomなどを利用します。目安の時間として、授業1コマにつき、予習120分が必要です。
(3)復習の仕方
プリントを復習して小テストを再度解いてみる。わかったこと、わからなかったことをまとめてくる。疑問点は調べておく。目安の時間として、授業1コマにつき、復習120分が必要です。
5.受講にあたってのルール
1) 前提科目や履修条件はない。
(2) 特別な配慮を要する学生は連絡すること。
(3) 欠席が1/3 を越えたら受験資格を失います。病気などの場合は考慮しますので、証明する書類と連絡をお願いします。
6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
回
テーマ
予習・復習
備考
第1回
基本統計量(平均・分散)
・統計の目的と概要について学ぶ。
基本統計量(平均・中央値・分散)について調べる。または、参考書 第1章(基本統計量)を読む。
第2回
確率・確率変数・期待値
・確率の定義と期待値の計算法を学ぶ。
確率・確率変数・期待値について調べる。または、参考書 第2章(順列・組合せ・確率の基本)を読む。小テストを復習する。
第3回
二項分布・正規分布
・統計で使う代表的な正規分布・二項分布を学ぶ。
正規分布・二項分布について調べる。または、参考書 第2章(二項分布・正規分布)を読む。小テストを復習する。
第4回
大数の法則・中心極限定理(パソコン)
・推定・検定で用いられる大数の法則・中心極限定理をパソコンの実験で学ぶ。
大数の法則・中心極限定理について調べる。または、参考書 第2章(中心極限定理)を読む。小テストを復習する。
授業の進度によって変更する場合がある。
第5回
比率の推定検定
・簡単な例で比率の推定・検定を学ぶ。
比率の推定・検定について調べる。または、または、参考書 第3章(推定)を読む。小テストを復習する。
第6回
平均の推定検定
・簡単な例で平均の推定・検定を学ぶ。
平均の推定・検定について調べる。または、または、参考書 第4章(平均の推定・検定)を読む。小テストを復習する。
第7回
これまでのまとめと中間試験
これまでの小テストを復習する。
第8回
両側検定・片側検定
・簡単な例で比率・平均の片側、両側検定を学ぶ。
片側検定・両側検定について調べる。または、または、参考書 第4章(平均の推定・検定)を読む。小テストを復習する。
第9回
平均の差の検定
・簡単な例で平均の差の検定を学ぶ。
差の検定について調べる。または、参考書 第4章(差の検定)を読む。小テストを復習する。
第10回
独立性の検定・適合度検定
・簡単な例で独立性の検定・適合度検定を学ぶ。
独立性の検定・適合度検定について調べる。または、参考書 第5章(カイ2乗検定)を読む。小テストを復習する。
第11回
相関・回帰分析
・簡単な例で相関・回帰直線・回帰分析を学ぶ。
相関・回帰直線・回帰分析について調べる。または、参考書 第9章(相関と回帰分析)を読む。小テストを復習する。
第12回
無相関の検定・順位相関
・簡単な例で無相関の検定を学ぶ。
無相関の検定を調べる。小テストを復習する。
第13回
パソコンで差の検定・回帰分析を行う。
・エクセルを用いて簡単な検定・回帰分析を学ぶ。
差の検定・回帰分析をまとめる。小テストを復習する。
授業の進度によって変更する場合がある。
第14回
これまでのまとめの解説と試験
今までの小テストを復習する。
第15回
試験の解説とまとめ
今までの小テスト・目と目の試験などを復習する。
第16回
予習・復習
目安の時間として、授業1コマにつき、予習120分復習120分が必要です。
7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
次の到達目標がある程度できることが評価の項目となる。
①簡単な確率が計算できる。
②比率の推定、検定ができる。
③母平均の推定検定ができる。
④母平均の差の検定ができる。
⑤回帰直線を求めて予測することができる。
評価の基準はテスト(100%)であるが、 小テスト、レポートを加味することがある。
・定期試験を欠席した人、不合格者は追再試験を行いますので掲示に注意。
8.参考図書・文献
医療系のための基礎統計学
内山・棚橋・田山・松野著
ムイスリ出版
9.履修上の注意
受講に際して、心配や不安なことがある場合は、必ず2 回目の授業までに担当者に相談してください。事情によっては、何らかの特別な配慮を行う場合があります。授業がわからなくなったら質問してください。遅刻・欠席はしないでください。欠席が1/3 を越えたら受験資格を失います。病気などの場合は考慮しますので、証明する書類と連絡をお願いします。メールアドレスは tanahashikotaro@ve.cat-v.ne.jp です。