シラバス情報

科目名
キリスト教学Ⅱ (健康栄養)
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
水曜日Ⅲ校時
教室
521室
教科書
新共同訳 新約聖書

1.担当教員
担当教員
森田 直樹
研究室
なし。
オフィスアワー
講義の前後。

2.授業の目的
(1)授業の目的
学生の皆さんがキリスト教学Ⅰで修めた「私と世界」の学びから一歩踏み出して、宗教的事象である「キリスト教」について、より客観的な視点から学んでいきます。
特にキリスト教(カトリック)とその教えである隣人愛についての知識を獲得していきます。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① コミュニケーションの基礎を確認することを通して、学ぶことの基本を自らのものとできる。
(人間学部DP(3))
② 聖書についての一般的な教養を身につけ、自分自身で聖書を読むことができる。
(人間学部DP (1))
③ イエスの思想(特に隣人愛の教え)を理解し、現代社会で生きる一つのチャレンジとして受け取ることができる。
(人間学部DP (1)(2))

本科目は人間学部のディプロマシー「建学の精神に則り、カトリック及びキリスト教について理解しており、その精神に基づいた世界観や人間観及び知識・能力を身につけていることを学位授与の条件とする。」に基づき、特にキリスト教(カトリック)とその教えである隣人愛についての知識の獲得を目指す科目です。
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
皆さんにキリスト教信仰を押し付けるのではなく、できるだけ客観的な立場から、聖書について、キリスト教一般について、できるだけわかりやすくお話することによって、幅広く学んでいただきたいと思います。聖書の背景となる地理的環境などにも触れながら、キリスト教が生まれてきた土台についても学んでみたいと思います。また、世界のベストセラーである聖書の言葉に直接触れて学ぶ(アクティブラーニングの方法で)ことを通して、キリスト教についての一般的な理解と幅広い知識を獲得することも目指しています。また同時に、この講義を通して、受講者一人一人がこれからの人生を生きていくうえで指針となる「みことば」を見つけていただければ幸いです。また、基本的に毎回の授業ごとにリアクションペーパー(manaba のアンケート使用)を記入し、提出していただきます。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
日常生活の出来事やニュース、毎日の人間関係などに注意を払いつつ、敏感にそれらを受け取ろうとする態度があれば、とても授業の助けになると思います。
また、聖書の個所が明示されている講義の前には、事前に新約聖書の個所を読んでおいてください。
(2)授業の受け方
パワーポイントを中心とした講義形式の授業が主になると思います。また、テーマによっては、ディスカッションも取り入れたいと考えています。授業で聖書本文を読む際には、受講者一人一人の積極的な参加をお願いします。原則として、毎回、授業に関する内容でリアクションペーパーを書いていただきますので、積極的に授業に臨むようにしてください。授業中の授業内容に関する発言・質問は大歓迎です。挙手の上、指名されてからの発言・質問をお願いします。
(3)復習の仕方
毎回の授業で積極的に参加し、自分自身で考えてリアクションペーパーを書くことによって、自分なりの授業のまとめができると思います。
講義で扱った内容について、30分から1時間程度、自分なりに振り返り、疑問点など自分で調べて解決してみてください。

5.受講にあたってのルール
(1)受講時の基本姿勢(マナー)
  受講時は、私語を慎み、居眠り・内職等は行わないようにしてください。常識の範囲を逸脱するものには注意します。それでも改善されないときは、退席を命じ、当該授業を欠席扱いとします。携帯電話等の使用もお控えください。
(2)遅刻・欠席の扱い
  30分を超える遅刻は欠席扱いとし、遅刻3回で1回の欠席とします。欠席の際は、その都度「欠席届」を提出してください。授業に振り替える全学行事を含む6回以上の欠席者は、原則として、期末試験を受験することができません。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション…キリスト教学への招き
単位取得について
第2回
学問とコミュニケーション①…コミュニケーションプロセスの基礎を学ぶ
自分が普段どのような方法でコミュニケーションをしているか、そのプロセスについて考えておくこと(予習)。
コミュニケーションの落とし穴について、もう一度振り返ってまとめておくこと(復習)。
第3回
学問とコミュニケーション②…より客観的な立場に立つことを学ぶ
客観的立場に立つとはどういうことか、自分なりに考えをまとめておくこと(予習)。
自分が客観的な立場にたつには具体的に何ができるかまとめておくこと(復習)。
第4回
キリスト教の地理的背景とキリスト教のイメージ…聖地イスラエルの地理的状況を学ぶ
イスラエルという国の地理的状況について、インターネットのホームページなどから事前に調べておくこと(予習)。
自分が興味を持った事柄について、自分なりに調べておくこと(復習)。
第5回
キリスト教のイメージ…様々な地域の聖歌からその豊かさを学ぶ
キリスト教の音楽について、自分が持っているイメージについて、まとめておくこと(予習)。
自分が興味を持った事柄について、じぶんなりに調べておくこと(復習)。
第6回
聖書の教え1…DVDからキリスト教の教えのエッセンスを学ぶ
DVDで視聴した内容について、自分なりに振り返っておくこと(復習)。
DVD
第7回
聖書の教え2…DVDからキリスト教の教えのエッセンスを学ぶ
DVDの内容がなぜキリスト教的なのかを自分なりに考えてまとめておくこと(予習)。
DVDの内容を振り返り、そのテーマについて確認しておくこと(復習)。
DVD
第8回
イエスの教え1…概論、イエスの誕生物語
ルカによる福音書1章26節から38節、2章1節から20節を事前に読んでおくこと(予習)。
講義の内容をもう一度振り返り、イエスの誕生物語に込められたメッセージを確認しておくこと(復習)。
新約聖書使用
第9回
イエスの教え2…福音の宣教、弟子の選び
「聖書深読法」によるアクティブラーニング
ルカによる福音書4章16節から21節、5章1節から11節を事前に読んでおくこと(予習)。
「聖書深読法」で読んだ聖書の個所をもう一度振り返り、受け取ったメッセージを確認しておくこと(復習)。
新約聖書使用。
第10回
イエスの教え3…善いサマリア人のたとえ
「聖書深読法」によるアクティブラーニング
ルカによる福音書10章25節から37節を事前に読んでおくこと(予習)。
「聖書深読法」で読んだ聖書の個所をもう一度振り返り、受け取ったメッセージを確認しておくこと(復習)。
新約聖書使用。
第11回
修養会
必ず出席のこと。(1回分の講義に充当します)
第12回
イエスの教え4…隣人愛への招き
「聖書深読法」によるアクティブラーニング
ルカによる福音書6章27節から36節を事前に読んでおくこと(予習)。
「聖書深読法」で読んだ聖書の個所をもう一度振り返り、受け取ったメッセージを確認しておくこと(復習)。
新約聖書使用。
第13回
父なる神の愛…放蕩息子のたとえ
「聖書深読法」によるアクティブラーニング
ルカによる福音書15章11節から24節を事前に読んでおくこと(予習)。
「聖書深読法」で読んだ聖書の個所をもう一度振り返り、受け取ったメッセージを確認しておくこと(復習)。
新約聖書使用。
第14回
主の過越し…イエスの十字架の死と復活 キリスト教の救いについて
ルカによる福音書22章1節から24章35節まで事前に読んでおくこと(予習)。
「聖書深読法」で読んだ聖書の個所をもう一度振り返り、受け取ったメッセージを確認しておくこと(復習)。
新約聖書使用。
第15回
試験の傾向と対策…キリスト教学Ⅱ全体のまとめと試験対策について
必ず出席のこと。
第16回
予習・復習
日常生活の出来事やニュース、毎日の人間関係などに注意を払いつつ、敏感にそれらを受け取ろうとする態度があれば、授業の助けになると思います。上記に記された講義の準備をしておいてください。
毎回の講義に積極的に関わり、自分で考えて毎回リアクションペーパーを書くことによって、自分なりの授業のまとめができると思います。聖書の個所のテーマの確認も毎回、行うようにしてください。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・試験(40%)…講義全体をまとめるために実施します。試験直前の講義には必ずご出席ください。
(到達目標②、③)
・リアクションペーパーおよび出席点(60%)…原則として、毎回の授業中にリアクションペーパーをしっかり書いていただきます。したがって、講義の途中で退出することはできません。リアクションペーパーは、内容と分量の双方を評価します。
(到達目標①、②、③)

 欠席の場合は、出席点がまったく付きませんので、毎回の講義に出席されることを強くお勧めいたします。
 (いかなる理由であれ1回の欠席ごとに、4点の減点となります)

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
 受講に際して、心配や不安なことがある場合には、随時、担当者に相談してください。事情によっては、特別な配慮を行う場合があります。
 6回以上欠席の場合(講義に振り替えられる全学行事を含む)は、原則として試験を受けることができません。実習、忌引き等、事情があって遅刻・欠席・早退する場合は、必ずその都度「欠席届」を提出し、必ずその都度ご相談ください。
(最後の講義でまとめてご相談いただくのは、ご遠慮願います)

【一時的な遠隔授業の対応について】
・授業開始前日までにメールで連絡があれば遠隔授業の対応をします。(Zoomを使用)

【(自然)災害時の授業対応について】
・遠隔授業を実施しますので、必ずUNIPAを確認してください。