シラバス情報

科目名
グローバル・スタディーズ総合演習Ⅲ
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
4年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
火曜日Ⅳ時限(14:40〜16:10)
教室
535教室(5号館3階)
教科書

1.担当教員
担当教員
加藤 美紀
研究室
333教室の隣(3号館3階)
オフィスアワー
火曜日Ⅴ時限(16:20〜17:50)

2.授業の目的
(1)授業の目的
加藤ゼミでは、受講生のキャリア支援となることを念頭に置きつつ、現代世界に対する理解を深めるために、現代人が直面している諸問題を幅広く取り上げて考察します。ゼミでの研究を通して、自分なりの人間観、世界観、仕事観を形成することを目指します。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
本科目は、グローバル・スタディーズ学科のディプロマポリシーDP1〈普遍的知識と教養〉「グローバル社会における複雑な構造やシステムおよび多様な文化的事象を理解するために必要な専門的知識を身につけ、豊かな教養を備えている」の達成を目指す科目である。このDPに基づいて、次の到達目標を設定する。
① 現代世界に対する見識を養い、人間観・世界観の基礎を確立する。
② 現代世界の問題と哲学・思想を結びつけて考えることができる。
③ 自分の見解を構築するための根拠となるデータを収集し、分析して総合的に考察したうえで結論を導き出すことができる。
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
現代世界を理解するための鍵となるテーマを取り上げ、現状とその背景を理解し、代表的見解を検討したうえで、討論を通して総合的に考察します。
(1) 文献購読:人間社会の倫理・幸福を考えるヒントとなる文献を精読する。
(2)DVD視聴:現代世界の諸問題について具体的事例を通して学ぶ。
(3) 討論:対話を通して自分はどう考えるのか、人はどう考えるのかを吟味する。
(4)研究:各自が設定したテーマについて文献・データを収集し、分析・考察する。 
(5)発表:各自の研究をプレゼンテーション発表する。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
次回で取り上げるテキストを事前に配布しますので、授業前に目を通しておき、自分なりに心に留まる言葉、疑問に感じる箇所をピックアップしておくと良いでしょう。また、授業テーマについて図書館等で調べたり、ニュース・新聞等で予備知識を蓄えておくことをお勧めします。
(2)授業の受け方
ゼミは大学時代の華です。大学での学びのメインであり、学生時代最後の思い出を彩ります。積極的に参加すれば、必ず実を結びます。ゼミを通して人間的に豊かになることができます。毎回のゼミで必ず一つは「ゼミ全体のために貢献する」ことを目指して、発言してください。どんなくだらないように思えることでも構いません。ささいなことが大事だったりします。みんなで話をつないでいきましょう。
(3)復習の仕方
生き方や思想に関するテーマは、どこまでも噛み砕いて話すことができます。だからといって入門的な話ばかり聴いて、こんなものかとわかった気になり、断片的な知識をいくら詰め込んでも、あまり役に立たないものです。文献をジックリと自分のペースで読んで味わう時間をとってほしいと思います。

5.受講にあたってのルール
(1)受講時の基本姿勢
  人の発表を聴いていないと、自分の意見を発言できません。自分が発表する前であっても、人の話をちゃんと聴いていましょう。
(2)遅刻・欠席・早退について
 ① 事前に遅刻・欠席・早退が予想される場合は、必ず授業前に連絡してください。
 ② 他の授業と同様、単位が取れるのは欠席数5回までです。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
グローバリズムとナショナリズム
左記テーマの関連資料を毎回事前に配布しますので、これをもとに予習および復習をしてください。
第2回
地域紛争と難民
第3回
核兵器と世界平和
第4回
持続可能社会の倫理
第5回
超国家的ネットワーク
第6回
地球環境問題
第7回
持続可能社会の倫理
第8回
世界の食料分配と南北問題
第9回
経済的豊かさと幸福度指標
第10回
格差社会と人間の幸福
第11回
少子高齢化社会と未来の介護
第12回
男女共同参画社会
第13回
遺伝子診断の進歩と倫理
第14回
脳死と臓器移植
第15回
セラピー文化と社会適応
第16回
予習・復習
時間の目安として、予習・復習併せて60分は必要と思われます。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
出席状況・受講態度・発表内容を判定資料として総合的に評価します。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
特別な事情がある場合は相談に応じます。遠慮せずに申し出てください。