シラバス情報

科目名
国際プロトコール
開講年度学期
2023年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
後期 金曜日 2時限目(10:40〜12:10)
教室
教科書
マナー&プロトコールの基礎知識(NPO法人日本マナー・プロトコール協会)

1.担当教員
担当教員
加藤 雅子
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
後期 金曜日 10:15〜10:35

2.授業の目的
(1)授業の目的
国際社会における「マナー」・「プロトコール」の意味や重要性を理解し、実際の場面で活用出来ることを目的とします。また、日本社会におけるマナーやビジネスマナーに関する知識・スキルを習得し、今後、就活や社会生活に活かせるようにします。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①「マナー」・「プロトコール」の基礎概念を理解し、説明できる状態になる。
 (GS DP(3))
②国際社会における日本の礼儀作法、また、国際儀礼に関する知識を深め、有効活用できるようになる。
    (GS DP(3))
③日本のビジネスにおける慣習や冠婚葬祭マナーについて理解し、活用できるようになる。
    (GS DP(3))
④常に相手を思いやる優しい心を持ち、日常生活の中で他者への配慮と己を律した行動が出来るようになる。
    (GS DP(3))
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
グローバル社会における共通認識である「国際儀礼」の基礎概念を理解し、国際交流の場やビジネスの場面で求められる「マナー」や「プロトコール」について知識を深めます。世界の様々な国や地域の人々と接する上で、互いがより心地よく、より円滑に交流を図れるための礼儀作法やコミュニケーションスキルをグループワークやロールプレイング等のアクティブラーニングを通して習得し、活用できるようにします。また、日本社会におけるビジネスマナーや冠婚葬祭マナーを演習や実践から学びます。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
下記、【6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間】に沿って授業を進めていきますので、その授業に相応する箇所を確認し、予習してきてください。使用テキスト、及び配布資料をよく読み、内容を一通り把握し、分からないことは事前にピックアップし、授業中に確認するようにしてください。予習の詳細については、都度授業中に案内します。
(2)授業の受け方
「よく聴く・よく話す・よく考える!」 授業には受け身の姿勢ではなく、主体性を持って取り組んでください。グループワーク、ペアワーク、ロールプレイング等のアクティブラーニングを多く取り入れて進めていきますので、自分でよく考え、コミュニケーションを取りながら積極的に参加し、多くの気付き、新しい学びを得、今後に活かせるようにしてください。分からないことは、そのままにしないで、授業内で明確な状態にしてください。
(3)復習の仕方
授業で学んだことを纏め、よく理解し、活用できる状態にしてください。実践練習やロールプレイング等で学んだことは、普段の生活の中に意識して取り入れ、体得するようにしてください。 テキストの各章ごとに、振返りの小テストを実施する予定ですので、勉強しておいてください。

5.受講にあたってのルール
本講義の性質上、遅刻、早退、忘れ物、不適切な授業態度、発言等には厳しく対処します。マナー・ルールを守り、皆が気持ち良く授業を受けられるよう、自己を律して受講して下さい。また、クラスの仲間を尊重し合い、温かい心で受け入れる姿勢を持って参加してください。当たり前のことは、当たり前にできるようにしてください(挨拶、返事、反応、後片付け等)。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
導入:授業の目的と展開
   「マナー」・「プロトコール」とは何か
   ※グループワーク
予習:テキスト序章「マナーとは何か」を読んでおく。
   
第2回
マナー・プロトコールの歴史
予習:テキスト第1章「マナーの歴史と意味」を読んでおく。
第3回
国際人としてのプロトコール①(プロトコールの原則、席次、社交の場でのコミュニケーション、挨拶と紹介)
予習:テキスト第2章1節「プロトコールの原則」〜4節「挨拶と紹介」を読んでおく。
第4回
国際人としてのプロトコール②(自己紹介ワーク、外国人への贈り物、国旗の扱い)
※自己紹介:グループワーク→全体
予習:1分30秒程度の自己紹介が出来るように準備しておくこと。テキスト第2章5節「外国人への贈り物」〜6節「国旗の扱い」を読んでおく。
第5回
国際人としてのプロトコール③(礼拝の場でのマナー、異文化コミュニケーション)
※グループディスカッション
予習:テキスト第2章7節「礼拝の場でのマナー」〜8節「異文化コミュニケーション」を読んでおく。また、自分の異文化コミュニケーション、異文化体験で気付いたこと、驚いたこと等を書き出しておく。
第6回
社会人に必要なマナー①(第一印の重要性、印象交換、立ち居振る舞い実践)
※印象交換:グループワーク
※立居振舞実践トレーニング
予習:テキスト第3章1節「好印象を与えるコミュニケーションとは」を読んでおく。テキストP25の「魅力ある表情」の練習をしておく。
立居振る舞いの実践トレーニングをします。身嗜みをある程度、整えてきてください。(髪は、出来るだけ挨拶をする際に顔に掛からない髪型)
第7回
社会人に必要なマナー②(丁寧な言葉遣い・聴き方/話し方の基本)
※話し方:グループワーク/プレゼンテーション
予習:敬語ワーク、話し方ワーク(授業内で案内する)
第8回
社会人に必要なマナー③(礼装の基準、贈答、手紙)
予習:テキスト第3章2節「礼装の基準」〜4節「手紙のマナー」を読んでおく。
第9回
ビジネスシーンのマナー①(ビジネスマナーの必要性、社会人としての心構え)
予習:テキスト第4章1節「ビジネスマナーの必要性」〜2節「社会人としての心構え」を読んでおく。
第10回
ビジネスシーンのマナー②(名刺の扱い方、電話応対)
※名刺交換:ペアワーク
※電話応対:ロールプレイング実践(グループワーク)
予習:テキスト第4章3節「名刺交換」〜4節「電話応対」を読み、実践ができるよう、イメージしておく。また、P57、58の電話応対は声に出して練習しておく。
第11回の授業で、ロールプレイングを実施します。名刺交換、電話応対はよく復習しておくこと
第11回
ビジネスシーンのマナー③(来客応対、ビジネス文書)
※来客応対1連の流れ(電話→訪問→名刺交換→来客応対):アクティブ・ラーニング
予習:テキスト第4章6節「来客応対」〜7節「ビジネス文書」を読んでおく。来客応対は、基本の案内が出来るようにイメージしておく。
復習:ビジネス文書の作成(授業内で詳細説明)
第12回
食事のマナー
※箸遣い、食器の取り扱い実践トレーニング
予習:テキスト第5章「食事のマナー」を読んでおく。
使い慣れた箸、または、割りばしを持参してください。
第13回
お酒のマナー
予習:テキスト第6章「お酒のマナー」を読んでおく。
第14回
「冠」、「婚」のしきたり
予習:テキスト第7章「冠のしきたり」〜8章「婚のしきたり」を読んでおく。
第15回
「葬」、「祭」のしきたり
予習:テキスト第9章「葬のしきたり」〜10章「祭のしきたり」を読んでおく。
復習:テキスト全体を確認し、総復習しておくこと。
第16回
全体の総復習、筆記試験実施
筆記試験対策をしっかりと行うこと。
分からないことは、試験実施前に確認してください。
予習・復習
上記の「予習・復習」欄の記載内容を確認し、授業内容の全体が把握出来ている状態で授業に臨めるようにしてください。授業では、実践を多く取り入れて進めていきますので、授業時間を有効活用出来るよう、しっかりと予習をし、言葉や行動で表現出来るようにしておいてください。予習・復習の時間の目安:1コマにつき、1時間半程度。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)テスト(70%):テキストの既習内容から万遍なく出題(筆記試験)。詳細は、授業内で案内する。
           テストについては、実施後10日以内に、解説と共に返却する。
   <到達目標①、到達目標②、到達目標③>
(2)授業態度(20%):授業の取り組み姿勢。授業内での発言及び活動。
            授業での発言や活動に対しては、適宜フィードバックする。
   <到達目標②、到達目標④>
(3)課題(10%):第5章「ビジネスシーンのマナー」より。詳細は、授業内で案内する。
          提出した課題には、添削とコメントをつけて返却する。
   <到達目標③>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
・受講に際して、疑問や不安な点がある場合は、なるべく早く担当講師に相談してください。
・授業への参加について、特別な事情がある場合は、状況に応じて特別な対応をする場合があり得ます。
 ※授業では、グループワークや実践トレーニングを多く取り入れて進めますので、可能な限り対面での参加をお願いいたします。
・配布資料等は、各自責任を持って整理保管をしてください。
・体調不良による一時期的な遠隔授業は、対応いたしません。(欠席です)
・自然災害による対面授業中止の際は、遠隔授業を実施します。対面授業が中止になった当日は、必ずUNIPAを確認してください。