シラバス情報

科目名
多文化社会論
開講年度学期
2023年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
後期月曜3限
教室
521教室
教科書
使用しません

1.担当教員
担当教員
高橋 早苗
研究室
5号館4階
オフィスアワー
後期水曜2限

2.授業の目的
(1)授業の目的
この授業は、多文化・多民族の共存を前提とした種々の政策を展開してきた国々について、社会のなりたち、文化的葛藤とその対応策の変遷、多文化主義の展望を概論として学びます。さらに、外国籍市民の支援において、社会教育や生涯学習が果たす役割およびその現状と課題を把握します。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
(1)重要語句(人種、民族など)の概念を正しく理解します。
 (2022年度入学生:グロバDP1、グロバDP4) 
(2)多文化主義の理念と各国で採用される政策について、知識を深めます。
 (2022年度入学生:グロバDP1、グロバDP4)
(3)日本の地域社会における多文化共生の課題と社会教育の役割を理解します。
 (2022年度入学生:グロバDP1、グロバDP4)
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
 この授業では、多文化社会のなりたち、文化的葛藤とその対応策の変遷、多文化主義の展望を、いくつかの国(アメリカ、オーストラリア、マレーシアなど)の事例から学ぶとともに、日本の地域社会における多文化共生の諸課題を検討します。
 深い理解が得られるように、視聴覚資料やインターネットを利用しながら授業を進めます。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
教科書は指定せず、毎回レジュメと資料(文献)を配布します。受講生は、配布される文献を事前に読み、授業に臨んでください。
(2)授業の受け方
 授業は、配布プリントをもとに、重要な部分は板書していきますので、ノートにまとめてください。より深い理解が得られるように、視聴覚資料を利用しながら授業を進めます。グローバル・スタディーズ学科の専門科目として、英語の資料を使用するかもしれません。その場合には、事前に配布するので予習の上、授業に臨んでください。
 授業内に受講生の発言を求めるときには、UNIPAを使用予定です。
(3)復習の仕方
その日のうちにノートをまとめてください。

5.受講にあたってのルール

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション…授業の進め方
第2回
多文化社会と多文化主義、アメリカ1
第3回
多文化社会の検討(アメリカ2)
第4回
多文化社会の検討(アメリカ3&南アフリカ)
第5回
多文化主義の政策(オーストラリア1)
第6回
多文化主義の政策(オーストラリア2)
第7回
多文化主義の政策(カナダ1)
第8回
多文化主義の政策(カナダ2)
第9回
多文化多言語社会の課題(スペイン)
第10回
アジアの多民族社会(マレーシア)
第11回
日本1 戦後の外国人政策
第12回
日本2 地域社会で外国籍市民の抱える問題 
第13回
日本3 日本における多文化共生の課題と社会教育
第14回
多文化社会の展望
第15回
まとめの作業
第16回
予備日
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)レポート(50%)…… 文献を配布し、要点をまとめ考察します。提出されたレポートについて、授業内に講評します。
 (到達目標1、2、3)
(2)まとめの作業(30%)…… 最終回に実施します。内容については、初回ガイダンスで説明します。
 (到達目標1、2、3)
(3)毎回の取り組み状況(20%)…… 毎回、簡単な作業を実施します。
 (到達目標1、2、3)

8.参考図書・文献
授業内で紹介します。

9.履修上の注意
・「共生社会スタディコース」の必修科目です。
・中学・高等学校教員免許(社会・公民)の必修科目に指定されています。
・日本語教員、社会教育士の選択科目です。
・自然災害等で対面授業が取りやめになった場合、遠隔授業を実施しますので、必ずUNIPAを確認してください。
・体調不良等で一時的に対面授業を欠席する予定の学生に対して、遠隔授業による対応は行いません。