シラバス情報

科目名
人文地理学Ⅱ
開講年度学期
2023年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
後期 火曜日1時間目
教室
教科書
授業中に指示する。適宜資料を提供する。

1.担当教員
担当教員
岩動 志乃夫
研究室
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
本学のカトリック・キリスト教精神に基づく世界観や人間観及び幅広い教養と専門的知識の修得を実現するため、地理学の発達史や人類の空間認知の特徴について理解する。本学科の教育方針のもと人文地理学の専門的な知識・技能を学び、併せて教員免許の資格取得をめざす。
1.人間の諸活動が空間を舞台にしてどのように営まれてきたのかを理解できるようになる〈GSDP2〉
2.都市の産業、文化といった内容について地域論的な視点から説明することができるようになる〈GSDP1〉
3.わが国の都市と世界の都市との結びつきを理解し、説明することができるようになる〈GSDP4〉




※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
人文地理学(Human Geography)の経済活動や都市の構造に注目し、都市地理学について東京を例に学習する。地形や歴史的経緯に基づいて東京を理解し、沖積低地が地場産業地域(下町)、関東ロームの丘陵地が政治・経済の中心地および郊外住宅地(山の手)、丘陵地南側(海の手)にクリエイティブ産業が集積している。海の手エリアに位置する青山・原宿が最先端のファッション情報発信基地へと成長した経緯を欧米諸都市と比較して解説する。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」に沿って授業を進めるので、その日のテーマについて、教科書、図書館の蔵書、インターネット等を活用して予習すること。
(2)授業の受け方
授業や視聴するDVD等の内容は、積極的にノートを執り、理解を深め、知識が定着するよう努力しましょう。
(3)復習の仕方
授業中に執ったノートを誤字脱字に注意して整理するだけでなく、不明点、疑問点も調べてその内容を記しておきましょう。

5.受講にあたってのルール
1.受講の姿勢(マナー):受講時は私語を慎み、居眠り、内職等は行わないようにしましょう。
2.遅刻・欠席・早退の扱い:遅刻3回で1回の欠席とします。欠席した時には欠席届を出してください。
3.試験時の不正行為の扱い:カンニング等の不正行為を行った場合は点数をなしにします。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
自然環境と人間の活動
(予習)高校時代の地理、新聞、メディアの報道するニュースを視聴する。
(復習)第1回の授業をふり返る。
第2回
地理学の中の都市地理学と経済地理学
(予習)地理学について調べてみる(復習)第2回の授業をふり返る
第3回
タウンイメージからみる東京
(予習)東京のまちについて調べる
(復習)第3回の授業をふり返る
第4回
東京の自然環境
(予習)東京の地形について調べてみる
(復習)第4回の授業をふり返る
第5回
東京の地形特性と歴史的経緯を巡る
(予習)東京の好きなまちについて調べてみる
(復習)第5回の授業をふり返る
第6回
川の手(下町)の産業地域を巡る
(予習)東京の下町の特徴について調べる
(復習)第6回の授業をふり返る
第7回
山の手の住宅地の特性と駅前商店街を巡る
(予習)東京の山の手について調べる
(復習)第7回の授業をふり返る
第8回
海の手のクリウィティブ産業地域を巡る
(予習)東京の海の手について調べる
(復習)第8回の授業をふり返る
第9回
わが国のアパレル産業の変遷と東京
(予習)ファッションやグランドについて調べる
(復習)第9回の授業をふり返る
第10回
青山・原宿の誕生とファッション産業の展開
(予習)東京の青山・原宿の特性について調べる
(復習)第10回の授業をふり返る
第11回
情報発信基地としての東京の意義
(予習)東京の地形や歴史の流れを整理する
(復習)第11回の授業をふり返る
第12回
王朝貴族の文化から発展したフランスのアパレル産業
(予習)ヨーロッパの高級ブランドについて調べる
(復習)第12回の授業をふり返る
第13回
フランス・イタリア・米国合衆国のアパレル産業
(予習)欧米の有名デザイナーについて調べる
(復習)第13回の授業をふり返る
第14回
欧米のアパレル産業と日本のアパレル産業
(予習)わが国のデザイナーとブランドについて調べる
(復習)第14回の授業をふり返る
第15回
世界都市・東京の成長と銀座の存在基盤
(予習)東京と欧米におけるファッションの文化的特性を調べる
(復習)確認テストの準備をする
第16回
確認テストの実施と解説
(復習)確認テストをふりかえる
予習・復習
予習は教科書を熟読しましょう。復習は授業中に執ったノートの内容を理解するために、教科書、インターネット、図書館の蔵書等を活用して調べた内容をさらにノートに追記しておきましょう。1回の予習と復習に必要な時間は各90分程度です。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)確認テスト 50%
(2)レポート  40%
(3)出席    10%

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
参考図書と文献は授業中に適宜指示します。
授業では授業に関連したわが国や海外の人々の暮らしに関するDVDを視聴し、講義した内容を補いながら理解を深めます。