シラバス情報
教員名 : 岩動 志乃夫
科目名
人文地理学Ⅰ
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
前期 火曜日4時間目
教室
教科書
帝国書院編集部『新詳資料 地理の研究』帝国書院 ISBN 978-4-8071-65605
(生協からの連絡に従って購入してください)
1.担当教員
担当教員
岩動 志乃夫
研究室
オフィスアワー
2.授業の目的
(1)授業の目的
わが国と世界の空間特性について理解する
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
本学のカトリック・キリスト教精神に基づく世界観や人間観及び幅広い教養と専門的知識の修得を実現するため、地理学の発達史や人類の空間認知の特徴について理解する。本学科の教育方針のもと人文地理学の専門的な知識・技能を学び、併せて教員免許の資格取得をめざす。
1.地理学史の流れを説明できるようになる〈GSDP2〉
2.地理学の構成範囲と人文地理学の基本的内容を説明することができるようになる〈GSDP1〉
3.わが国の空間認知の法則と特徴を論ずることができるようになる〈GSDP4〉
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】
3.授業の概要
古来より人々は自分たちの暮らす地球(地表空間)に興味・関心を抱き、その解明に挑んできた。そこで本講義は地理学史をふり返り、ヨーロッパを中心として展開してきた系統地理学(自然地理学、人文地理学)と地誌学について学習する中から、特に人文地理学の基礎を学ぶ。人文地理学は人口、集落・都市、経済活動、交通、文化、観光といった分野から構成される。その内容に触れつつ、さらにわが国独自のスタイルで展開をみせた行基の空間認知についても学ぶ。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」に沿って授業を進めるので、その日のテーマについて、教科書、図書館の蔵書、インターネット等を活用して予習すること。
(2)授業の受け方
授業や視聴するDVD等の内容は、積極的にノートを執り、理解を深め、知識が定着するよう努力しましょう。
(3)復習の仕方
授業中に執ったノートを誤字脱字に注意して整理するだけでなく、不明点、疑問点も調べてその内容を記しておきましょう。
5.受講にあたってのルール
1.受講の姿勢(マナー):受講時は私語を慎み、居眠り、内職等は行わないようにしましょう。
2.遅刻・欠席・早退の扱い:遅刻3回で1回の欠席とします。欠席した時には欠席届を出してください。
3.試験時の不正行為の扱い:カンニング等の不正行為を行った場合は点数をなしにします。
6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
回
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション、授業の進め方、地理学を学ぶ意義について
(予習)高校時代の地理、新聞、メディアの報道するニュースを視聴する。
(復習)第1回の授業をふり返る。
第2回
地球表面の真の姿を求めて人類はいかに考えたのか
(予習)教科書で地球表面について調べる(復習)第2回の授業を受けて、教科書の該当箇所を熟読する
第3回
中世ヨーロッパの地図の世界
(予習)教科書でヨーロッパについて調べる
(復習)第3回の授業を受けて、教科書の該当箇所を熟読する
第4回
冒険家・探検家による新しい地域の拡大
(予習)教科書で南北アメリカを調べる
(復習)第4回の授業を受けて、教科書の該当箇所を熟読する
第5回
学問としての地理学の確立1(ドイツ地理学)
(予習)教科書でアジアについて調べる
(復習)教科書や地図帳を参考にドイツ地理学の学者と業績をふり返える
第6回
学問としての地理学の確立2(ドイツ・フランス地理学)
(予習)教科書でアフリカについて調べる
(復習)教科書や地図帳を参考にフランス地理学の学者と業績をふり返る
第7回
地理学の範囲と人文地理学の内容
(予習)教科書でオセアニアについて調べる
(復習)第7回の授業を受けて、教科書の該当箇所を熟読する
第8回
わが国の地理学史(明治期から今日まで)
(予習)教科書で日本の地理的事項を調べる
(復習)第8回の授業を受けて、教科書を熟読し、インターネットを活用して調べる
第9回
わが国の空間認知の法則1(奈良・平安期)
(予習)教科書で奈良、京都について調べる
(復習)第9回の授業を受けて、教科書を熟読する。レポートの完成をめざす。
第10回
わが国の空間認知の法則2(江戸期、伊能忠敬の地図)。レポートの提出
(予習)教科書で関東、東北地方を調べる
(復習)第10回の授業を受けて、教科書を熟読し、インターネットを活用して調べる
第11回
農業地域
(予習)教科書で農業地域について調べる
(復習)第11回の授業を受けて、教科書を熟読して、インターネットを活用して調べる
第12回
(予習)教科書で工業地域について調べる
(復習)第12回の授業を受けて、教科書を熟読して、インターネットを活用して調べる
第13回
都市と商業地域
(予習)教科書で都市と商業地域を調べる
(復習)第13回の授業を受けて、教科書を熟読して、インターネットを活用して調べる
第14回
震災地域と暮らしと産業の復興
(予習)教科書で災害について調べる
(復習)第14回の授業を受けて、教科書を熟読して、インターネットを活用して調べる
第15回
人文地理学のまとめ
(予習)地理学における人文地理学とは何かを考える
(復習)確認テストの準備をする
第16回
確認テストの実施と解説
(復習)確認テストをふりかえる
予習・復習
予習は教科書を熟読しましょう。復習は授業中に執ったノートの内容を理解するために、教科書、インターネット、図書館の蔵書等を活用して調べた内容をさらにノートに追記しておきましょう。1回の予習と復習に必要な時間は各90分程度です。
7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)確認テスト 50%
(2)レポート 40%
(3)出席 10%
8.参考図書・文献
9.履修上の注意
参考図書と文献は授業中に適宜指示します。
教科書を必ず準備して下さい。授業では内外の地域や人々の暮らしに関するDVDを視聴し、講義した内容を補いながら理解を深めます。