シラバス情報

科目名
スペイン語ⅠA
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
水曜日 4限(14:40〜16:10)
教室
MMI教室
教科書
ポケットプログレッシブ 西和・和西辞典 (高垣敏博 他、編 小学館)

1.担当教員
担当教員
西井 園枝
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
水曜日 14:20〜14:40

2.授業の目的
(1)授業の目的
スペイン語の発音に慣れ、覚えた表現を使って簡単な自己紹介や会話ができるようになることを目的とする。
外国語学習や異文化間の違いを認めながらコミュニケーションを取ることの楽しさを感じ取ること。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 発音の規則をしっかり学び、初めて見た単語でも間違えずに読めるようになること。
 〈学部DP3①〉
② 英語や外来語の知識を生かして、初めて聞く単語の意味を推し量る『想像力』を鍛えることを習慣にし、それが外国語を使いこなすうえでの『実践力』となるよう意識すること。
 〈学部DP3①〉
③ 動詞の活用に慣れ、品詞を意識しながら正しい文法の知識を身につけ、スペイン語で文章を組み立てられるようになること。
 〈学部DP3①〉
④コミュニケーションのもととなる、相手のバックグラウンドに興味を持ち想像力をはせることを意識し、外国語を学ぶことを通してその背景にある文化、考え方の違いなどの知識の獲得を目指す。
 〈学部DP2④〉
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
通訳の実務経験があり、現在映像翻訳者としての実務を行う教員による授業。テキストプリントと練習問題のプリントを使用して授業を行う。小テストも随時行い、宿題も適宜出す。課題に取り組み、試験範囲として指定した内容を自習することが復習となり力になる。授業時には覚えた表現を使ってのスペイン語での会話もできる限り行い、学生同士のペアワーク、グループワークなどのアクティブ・ラーニングも取り入れる。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
復習を中心に勉強してもらいたいと考えているが、毎回の授業を効率よく行うため必要と判断した場合は、次回の授業で学ぶ部分や説明のあらかじめ目を通してきてもらいたいところをその都度指示する。
(2)授業の受け方
西和・和西機能を備えた辞書(紙および電子)は必ず準備すること。授業はこちらで用意し配布するプリントを使用して行うのでテキスト用と練習問題用のA4ファイルを準備すること。また、必要なプリントデータはすべてオンライン上で配布する予定なので、自宅学習で活用して欲しい。授業中にテキストプリントを使用して文法事項を学び、宿題としてプリントの練習問題を解くことが復習&理解度の確認となり、さらに小テストの範囲を勉強(主に暗記)することで学習内容を定着させる。
宿題:基本的に、配布された練習問題のデータに書きこんで、メール添付での提出となる。wordでのスペイン語特殊文字の打ち方等は指導するが、同ソフトの基本的な作業には慣れておくこと。また、ファイル名など指定された書式は厳守すること。ネット環境等に不安な点がある場合はなるべく早く相談に来てほしい。
小テスト:対面授業ということが前提だが、7〜10回程の試験を行う。各回15〜20分程度で解く試験となる。
試験範囲を詳細に説明したプリントをなるべく早い内に授業時、もしくはオンラインで配布する。抜き打ちの試験は一切ない。授業時に試験のスケジュールも連絡するが、もし実習、その他の理由で、前もってその回の授業に出席できないことがわかっている場合は名乗り出ること。その場合授業進行に支障が出ないようであれば、試験予定を変更する場合もある。また試験当日に自己都合、体調不良等で欠席した場合、追試もしくは試験プリントを課題として提出を希望する学生は必ず即座に申し出ること。
(3)復習の仕方
ほぼ毎回宿題が出るか試験勉強が入ると考えて欲しい。宿題は必ず自力で解き、メール添付で提出すること。所要時間は、1〜2時間程度で終わる分量と考えているが、個人差もあると思う。また試験準備に関しては、暗記の部分も大きいので、こちらも個人差があると思うが、それぞれ早目にペースをつかんで毎回の授業に万全の姿勢で臨んでほしい。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時の基本姿勢(マナー)
楽しく和やかに授業を受けてもらいたいとは思っているが、文法事項の説明をしている時や、他の人が発言しているときは私語を慎むこと。携帯電話や端末は基本的に電源を切っておくこと。授業中のメールやLINEの使用、通話を見つけた場合には、電話・端末をその授業の間預かる。 居眠りは名前を呼んで起こすが、まずは寝ないこと。
(2)オンラインでの連絡/メールのチェックなど
対面授業であってもオンラインの便利なツールは活用して授業を進める。毎回の教材、宿題、試験予定、また試験内容等はすべてオンライン上にUPするので、授業を欠席した場合は特にチェックを怠らないようにすること。また、宿題の提出はメール添付形式となるが、決められたファイル形式、ファイル名、締め切りを守ること。提出物の内容によっては再提出を指示する場合もあるので、届いたメールには必ず目を通すこと。
(3) 遅刻・欠席・早退の扱い
40分以上遅刻の場合は、欠席扱いとなる。早退も、授業終了時刻の40分以上前に退出の場合は欠席とみなす。
ただ、事情によっては成績に反映するに当たり考慮する場合があるので(忌引きや公的活動など)、どういう理由での遅刻/早退/欠席なのか、説明に来ること(メールでも可)。
その他欠席については、後述の7.評価方法をよく読むこと。
(4) 期末試験の受験資格
試験は期末に一度ではなく何回かに分けて行う予定である。講義15回のうち、欠席回数が3分の1以上の者は今期の単位取得はない。
(5) 期末試験時の不正行為の扱い
カンニング等の不正行為を行った場合は今期の単位取得はない。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション—スペイン語を発音してみる 
復習:アルファベットの暗記や発音の規則を覚える 30分〜1時間
第2回
スペイン語の発音 −はじめまして、よろしく 数字 
復習:簡単な挨拶を覚える 数字の暗記を始める 30分〜1時間
第3回
スペイン語の発音 − 自己紹介
復習:よく使われる日常の挨拶は丸ごと暗記 発音の規則、アクセントの規則を暗記 1〜2時間
第4回
スペイン語の発音 単数/複数形 冠詞
復習:発音の規則、アクセントの規則のまとめ 初見のスペイン語でもきちんと発音できるようになる 男性形/女性形を意識する 30分〜1時間
第5回
職業 立場などの名詞、いろいろな形容詞 
「家族」の語彙
復習:男性形/女性形を意識して文章を組み立てることに慣れる。 1時間
第6回
SER動詞 語彙を増やす 数字 
復習:SER動詞(英語のBe動詞)の意味、使い方 活用形の暗記 数字の暗記
第7回
SER動詞 いろいろな疑問詞を使う
質問に答えるだけでなく、聞きたいことを能動的に尋ねる
復習:各疑問詞の意味をしっかり暗記 人称を変えながら文章を組み立てる練習 1時間半〜2時間
第8回
名詞の性・数に伴って形容詞などほかの品詞も語尾変化することに慣れる
復習:文章の中で主語⇒目的語(名詞)⇒形容詞の性/数が同様に変化することを理解する
   名詞の語尾で男性形・女性形を見分け、ブレのない文章を作れるようにする 1時間半〜2時間
第9回
SER動詞を使って表現できる内容のまとめ
TENER動詞
復習:SER動詞を使った表現の中で、語彙を充実させる
   TENER動詞の意味、活用形の暗記  2時間
第10回
TENER動詞 数字 
復習:TENERを使って色々な文章を作る 語彙の充実を図る
第11回
TENER動詞 & ESTAR動詞 一時的な状態を表す文章
復習:活用をしっかり覚える SER動詞との意味の違いを理解する
第12回
ESTAR動詞 形容詞として使われる、過去分詞形の語彙を増やす ESTARを使った現在進行形の表現
復習:過去分詞形と現在分詞形を暗記。一時的な表現のまとめ 2時間
第13回
規則活用形の動詞の一人称/二人称単数形の活用
復習:動詞の語彙を充実させる 規則活用形の語尾変化に慣れる 2時間
第14回
TENER que + 動詞の原形 "to have to ~" の表現
復習:TENER動詞の活用を確実に 語彙の暗記
第15回
前期の学習内容のまとめ
復習:基本的な前置詞なども使い、簡単な内容のスペイン語作文ができるように
第16回
前期の授業まとめ
前期末の提出課題に取り組む
予習・復習
前述の通り、予習は次の授業のポイントを事前に頭に入れておく程度、出された宿題や試験勉強にウエイトを置いて、授業で学んだ内容を自己学習でしっかりと定着させながら授業に臨んでほしい。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 試験(30%)…学期中7〜10回、15〜20分ほどを使う小テスト形式で試験を行う。毎回前もって試験の内容に沿った準備プリントを配布し、指定した語彙を暗記してテストに臨んでもらう。100点満点で毎回点数を出し、平均点が前期の試験の点数となる。試験時に欠席の場合はその回の試験を0点として計算することになるので、追試受験希望者はその都度即座に申し出ること。追試の場合の成績は、取得した点数から15点を引いた点数で計算する。しかしその回の試験答案を他の受講生に返却後は追試実施は不可能となるので極力早めに申し出ること。追試を受けず、試験問題を課題として提出する場合は、試験の点数としては0点のままだが、その提出課題としての点数が(4)の項目に加味され、考慮される。
  〈到達目標①、到達目標③〉
(2) 出席点(30%)…最終テスト前までの15回の授業全出席で100点となり、1回休むごとに-20点となる。5回欠席で出席点は0点となる。全出席の場合は出席点を110点として計算する。
  〈到達目標④〉
(3) 課題レポート(30%)…学期終了時に提出の課題。300点満点で点数を出す。
  〈到達目標②、到達目標③〉
(4) 受講態度(10%)…授業に積極的に臨んでいるか、スペイン語での会話に積極的に取り組んでいるか、ペアワークなどの準備をきちんとしてきているか、授業内で出される宿題を毎回期限までに提出しているかなどを見る。
  〈到達目標①〜④〉
*最終的な成績を出す時は、(1)試験の平均点+(2)出席点+(3)課題の点数÷3(300点満点のため)をさらに3で割った点数に受講態度の点数が+もしくは-αの形で加えられる。

※※※提出物の内容に自動翻訳機能の使用や、他人の解答を写している痕跡が認められた場合は減点対象とする。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
【一時的な遠隔授業の対応について】
授業中リアルタイムの遠隔授業には対応していないが、事情に合わせて個別対応を考えるので、健康上の不安等で対面授業に出席が困難な場合は必ず相談すること。
【(自然)災害時の授業対応について】
天候等でWi-Fi環境に多大な影響が出る場合を除き、できる限り遠隔授業を実施するので授業日午前中にUNIPAを必ず確認すること。