シラバス情報

科目名
グローバル・スタディーズ総合演習Ⅲ
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
4年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
火曜日・4限
教室
図書館1階
教科書

1.担当教員
担当教員
セバスティアン・マスロー
研究室
5号館4階
オフィスアワー
木曜日・4限

2.授業の目的
(1)授業の目的
ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、近年、国際社会の多くの地域において戦争や紛争が発生している。国際政治の基礎的知識とりわけ基礎概念や研究方法を紹介しながら、様々な事例研究をとおして、紛争の原因や平和を取り戻す条件、国際的な取り組みについての理解を深める。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 国際政治史における戦争の原因を把握し、平和を取り戻す国際社会の取り組みに関する様々な事例についての知識を深める。
② 国際関係論の基礎的概念と研究方法についての知識を深める。
③ 上記の問題について、現在の対策をめぐる問題点を見つけ、自分たちなりの新たな解決策を探る力を養う。

グローバル・スタディーズ学科のポリシー「グローバル社会で生じる歪みや社会的不正義の問題について批判力を持ち、その解決へ向けて動き出すための創造力や主体的な行動力を有する」の教育方針に則して、本授業はアクティブ・ラーニングとりわけディスカッション、ディベート、グループワークを実施しながら、国際関係・国際開発援助の基礎知識を身につける科目である。
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
テキストに上げられている事例を中心に、続可能な開発目標(SDGs)という概念について学び、その担い手である国家や国際機構、自治体、NGO、多国籍企業、メディア、そして個人の活動について議論する。国際社会のあらゆるレベルにおける取り組みについて概観し、あるべき対策について自分たちで提案していく。その際、国際関係論・国際開発援助論で必要な知識についても学ぶ。

【演習の進め方】
①輪読・テキストの内容報告(個人)
参加者全員が上記のテキストを購読し、担当箇所を報告する。初回の演習で学期中の報告担当箇所を全て決めるので、報告担当者はテキストの担当部分についてまとめ、報告する回の1週間前の演習時間にレジュメ(A4用紙、4-6枚程度)を用意し、演習参加者に配布する。レジュメには、担当箇所の要約、関連する文献による補足、テキストについての疑問点、演習で議論するための論点(1、2点)、自分の意見・感想などを記載する。
演習の参加者全員で、報告内容、疑問点、論点、報告者の意見・感想等について議論する。

②グループワーク
テキストの題材や関連するテーマについて、グループで自由に選び、調べて発表する。その際、発表資料はPowerPointスライドで作成し、そのテーマ(イシュー)を選んだ理由、その問題の現状、原因・背景、既存の(国際社会の)対策、自分たちなりの提言、主要参考文献一覧などを記載する。議論は毎回全員で行う。

③期末レポート(個人)
自身の興味のある「人間の安全保障」をめぐるテーマについて、レポートを作成する。グループワークで取り上げたテーマをより掘り下げても良いし、もちろん新しいテーマを選んでも良い。字数やレポートの書き方については、授業内で説明する

④合同ゼミ
前期・後期2回山形大学人文社会学部と合同ゼミを実施する。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
授業で学んだ内容をより理解するために復習すること。また、新聞やテレビニュースなどメディアが発信する時事ニュースや情報に日常的に触れること。予習に必要な目安の時間は90分程度とする。
(2)授業の受け方
①輪読・テキストの内容報告(個人)
参加者全員は上記のテキストを購読し、担当箇所を報告する。初回の演習で学期中の報告担当箇所を全て決めるので、報告担当者はテキストの担当部分についてまとめ、報告する回の1週間前の演習時間にレジュメ(A4用紙、4-6枚程度)を用意し、演習参加者に配布する。レジュメには、担当箇所の要約、関連する文献による補足、テキストについての疑問点、演習で議論するための論点(1、2点)、自分の意見・感想などを記載する。
演習の参加者全員で、報告内容、疑問点、論点、報告者の意見・感想等について議論する。

②グループワーク
テキストの題材や関連するテーマについて、グループで自由に選び、調べて発表する。その際、発表資料はPowerPointスライドで作成し、そのテーマ(イシュー)を選んだ理由、その問題の現状、原因・背景、既存の(国際社会の)対策、自分たちなりの提言、主要参考文献一覧などを記載する。議論は毎回全員で行う。

③期末レポート(個人)
自身の興味のある国際政治をめぐるテーマについて、レポートを作成する。グループワークで取り上げたテーマをより掘り下げても良いし、もちろん新しいテーマを選んでも良い。字数やレポートの書き方については、授業内で説明する。
(3)復習の仕方
授業で学んだ内容をより理解するために復習すること。また、新聞やテレビニュースなどメディアが発信する時事ニュースや情報に日常的に触れること。復習に必要な目安の時間は90分程度とする。

5.受講にあたってのルール
演習の参加者全員は、演習までに、事前に配布された報告者のレジュメをもとに、質問等を考えておくこと。また、関連するテーマについて自分でメディアや文献などを調べておくこと。授業中は疑問点や論点について積極的に議論すること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
テキストの報告担当者を決める
第2回
勉強の基礎ー読書、発表、議論の方法について学ぶ
第3回
テキストの輪読・報告・議論
第4回
テキストの輪読・報告・議論
第5回
テキストの輪読・報告・議論
第6回
テキストの輪読・報告・議論
第7回
テキストの輪読・報告・議論
第8回
テキストの輪読・報告・議論
第9回
テキストの輪読・報告・議論
第10回
テキストの輪読・報告・議論
第11回
ゼミ論文と卒業論文の書き方
第12回
ゼミ論文・卒業論文の構成発表
第13回
ゼミ論文・卒業論文の構成発表
第14回
合同ゼミ
第15回
フィールドワーク
第16回
予備日
予習・復習
① 演習の参加者全員は、演習までに、事前に配布された報告者のレジュメをもとに、質問等を考えておくこと。また、関連するテーマについて自分でメディアや文献などを調べておくこと。授業中は疑問点や論点について積極的に議論すること。
② 授業で学んだ内容をより理解するために復習すること。また、新聞やテレビニュースなどメディアが発信する時事ニュースや情報に日常的に触れること。予習・復習に必要な目安の時間としてそれぞれ90分程度を必要とする。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
テキスト報告25%、授業参加(グループワーク・議論など)25%、期末レポート50%で評価する。

8.参考図書・文献
国際紛争ー理論と歴史 原書第10版
ジョセフ・S.ナイ ジュニア・デイヴィッド・A.ウェルチ 著、田中明彦・村田晃嗣 訳
有斐閣
9784641149175
国際政治学
中西寛・石田淳・田所昌幸 著
有斐閣
9784641053786
日本外交の論点
佐藤史郎・川名晋史・上野友也・齊藤孝祐 編
法律文化社
9784589039033
論文の書き方マニュアルーステップ式リサーチ戦略のすすめ 新版
花井等・若松篤 著
有斐閣
9784641220362
よくわかる卒論の書き方[第2版]
白井利明・高橋一郎 著
ミネルヴァ書房
9784623065721

9.履修上の注意
受講に際して、質問があれば、必ず2回目の授業までに担当者に相談して下さい。事情によっては合理的な配慮を行う場合があります。その他、毎回の授業の予習・復習に関して、疑問や問題がある場合は、必ず担当教員に相談すること(授業の前後やオフィス・アワーを利用する)。