シラバス情報

科目名
日本語教育実習
開講年度学期
2023年度後期
配当学年
4年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
火曜日Ⅴ時限 16:20〜17:50
教室
321教室
教科書

1.担当教員
担当教員
大本 泉
研究室
3号館2階 
オフィスアワー
金曜日 10:40〜12:10

2.授業の目的
(1)授業の目的
今まで学んできた日本語教育を行うのに必要な基礎的知識を活用して、実際に教えるという実践を積み重ねた学びを得ることを目的とします。実習によってその重要性や自分の言語教育観・学習観を客観的に把握し、広い意味でのコミュニケーションの大切さを理解することを目指します。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①現時点での自分の日本語教育者としての実力を把握する。
<学部DP(2)GSDP(2)>
②教科書を研究し、授業観察、授業観察記録、教案、実習報告を書くことができる。
<学部DP(2)(3)、GSDP(2)(3)>
➂学習者と自分の文化を相対化する視点をもち、理解することができる。
<学部DP(2)(3)、GSDP (2)(3)>
④積極性・主体性をもって学習者とコミュニケーションがとれる。
<学部DP(2)(3)、GSDP (3)>
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
今まで学んできた日本語教育を行うのに必要な基礎的知識を活用して、日本語教育にはどのような教科書があるのか分析し、教室活動の流れの理解、教材・教具の確認、授業観察の重要性、自他への評価を学び、未来の日本語教師のあるべきすがたを討議します。さらに教案を作成して、模擬授業をします。このような準備を経て、実際の教室での学びを経験します。その後、ふりかえりを行って、日本語教育の向上を目指します。教えることが自己の学びにつながることに気づくでしょう。実習先は原則として韓国ですが、その他韓国、台湾等の学生とのオンライン、地域に住む外国人の生活支援等があります。具体的には理論としての座学90分×8回、実習90分×15回が必要です。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」に沿って、授業を展開していきますので、シラバスを確認しながらプリントがあれば目をとおしてきます。海外の大学での実習、海外大学とのオンライン、地域貢献としての学習者の生活支援等の活動内容が判明したら、その教案を作成し、頭の中で実践シュミレーションをたてます。
(2)授業の受け方
講義では、プリントやパワーポイントスライド等を利用して進めていきますので、内容理解に専心します。さらに予習で作成してきた教案を検証し、実際に模擬授業をしてみます。それに対しての討議を行い、よりよい授業を目指し、実際の実習活動に活かすようにします。
(3)復習の仕方
授業中に書いたメモに目をとおし、実践に役に立つようなノートに完成します。

5.受講にあたってのルール
(1)実習はチームワークを重要視しますので、原則として欠席を認めません。何らかの事情で休む場合は、前もって授業担当者とクラスメートに知らせてください。また仮に欠席した場合の実習の評価はできないことを了承してください。
(2)ガイダンスでの説明に注意し、わからないことがあれば早めに授業担当者の研究室に来て質問してください。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション 実習の最終確認
第2回
実習の重要性
第3回
教室等の活動について
第4回
教材や教具等の確認
第5回
実習授業(観察)について
第6回
評価・アクションリサーチ
第7回
模擬授業①
第8回
実習①〜②
第9回
実習➂〜④
第10回
実習⑤〜⑥
第11回
実習⑦〜⑧
第12回
実習⑨〜⑩
第13回
実習⑪〜⑫
第14回
実習⑬〜⑭
第15回
実習⑮
第16回
ふりかえり
予習・復習
授業に先立ち、上の予習爛に留意して、渡された資料でわからなかったことを確認しておいてください。次回の授業でのポイントとなります。また復習は、とくに実習に役立てるものとして確認してください。普段は約2時間、実習を準備する場合は、約5時間以上費やされることになります。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)実習記録等のレポート(40%)
<到達目標①、到達目標②、到達目標➂>
(2)実習(40%)
<到達目標①、到達目標②、到達目標➂、到達目標④>
(3)主体性・討議・質問(20%)
<到達目標①、到達目標④>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
1 履修条件については、本学教務規定に従い、座学でも原則として毎回出席することが基本となります。実習そのものについては、欠席は認められません。
2 なんらかの事情で海外実習に行けない場合があります。また個人的な事情で行けない人は、前期の科目履修登録後、すぐにアンケートをとりますので、忘れずに提出してください。
3 体調不良による一時的な遠隔授業については、原則として対応していません。大学が自然災害を含む災害時での対面授業(座学)の取りやめを決定した場合は、原則として遠隔授業を実施しますので、必ず当日の UNIPA を確認してください。