シラバス情報

科目名
日本語教育法Ⅰ
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
木曜日 4校時(14:40〜16:10)
教室
教科書
『みんなの日本語初級Ⅰ』本冊、翻訳・文法解説英語版(ともに第2版)*英語以外の言語が得意な場合、その言語の版でもよい

1.担当教員
担当教員
三島 敦子
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
木曜日9:30〜16:10

2.授業の目的
(1)授業の目的
日本語初級教科書の内容と構成を分析し、理解する。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①外国語としての日本語の構造について、理解する
 〈GS学科 DP2、GS学科 DP3〉
②日本語学習者が実際に使用している教科書の内容を理解する
   〈GS学科 DP2、GS学科 DP3〉
③英語またはその他の言語による文法説明を読み込むことを通じて、日本語教師として最低限の語学力向上を図る
   〈GS学科 DP2〉
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
日本語学習でよく使われている教科書を取り上げ、内容を丹念に読むことを通して、学習者が学ぶ項目の基礎を身につける。またそれぞれの項目が教科書の中でどのように扱われているかを確認し、その意図や目的について分析する。       
国内および海外での日本語教師としての経験をもとに、日本語教育の実践を意識した授業を行う(実務経験有)。
アクティブラーニングの実践のため、授業では、受け身ではなく、積極的に自分の頭を使って考える態度が求められる。受講している学生は、発言を求められ、自分の考えを述べることが重要視される。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
<受講者全員>指定された箇所の文法解説を日本語に訳し、ノートに記入または印刷しておく
<発表者>担当個所の日本語訳をレジュメにまとめ、発表する日の前日までに講師に提出
(2)授業の受け方
教師による発表をモデルに、発表者は担当する課の文法解説を日本語に訳し、要点をまとめる。授業は、日本語訳の確認と、発表者による要点の発表、質疑応答が中心となる。
(3)復習の仕方
小テストの準備として、授業内容の復習をする。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時のマナー違反(私語、内職、携帯電話の操作,居眠り,飲食,化粧など)はその都度注意するが,平常点のマイナス要因になるので注意すること。
(2) 出席を重視するので,欠席4回以上は,理由を問わず,単位を認定しない。出席を取り終わった時点で教室にいない場合,遅刻とみなす。遅刻・早退は3回で欠席1回とみなす。欠席した授業については配布プリントを受け取り、他の受講者から授業内容を聞くなどして自分で学習すること。
(3) 課題提出にあたって,締め切り,様式などの指示が守られなかった場合,減点の対象となる。
(4) テストにおける不正行為(カンニング等)は試験監督に確認された時点で,受験停止とする。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス 発表担当者の割り振り 次回の準備
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第2回
教師によるモデル発表『みんなの日本語初級Ⅰ』第1課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第3回
学生による発表 第2課・第3課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第4回
学生による発表 第4課・第5課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第5回
学生による発表 第6課・第7課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第6回
学生による発表 第8課・第9課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第7回
学生による発表 第10課・第11課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第8回
学生による発表 第12課・第13課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第9回
学生による発表 第14課・第15課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第10回
学生による発表 第16課・第17課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第11回
学生による発表 第18課・第19課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第12回
学生による発表 第20課・第21課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第13回
学生による発表 第22課・第23課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第14回
学生による発表 第24課・第25課
予習:次回の範囲の日本語訳
復習:小テストに備えて復習
第15回
まとめと復習・期末試験のための演習
期末試験に備えて復習
第16回
期末試験
予習・復習
受講者全員:指定された箇所の文法解説(各課2ページの英文)を日本語に訳す(60分)
      前回の授業についての小テスト準備(20分)
発表担当者:発表の準備(文法解説の日本語訳、本冊との対応についての解説)をして、指定の形式のレジュメを提出する(120分)

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 日本語訳(25%)…予習として行う日本語訳について、1課につき1ポイント
  〈到達目標①、到達目標②、到達目標③〉
(2) 発表(10%)…授業中の発表の内容により、評価する
  〈到達目標①、到達目標②〉
(3) 平常点(15%)…授業中の態度、小テストの点数
  〈到達目標①〉
(4) 期末試験(50%)…授業中に取り組んだ課題について、記述中心の試験を行う *講評・解答例を後日示す
  〈到達目標①、到達目標②、到達目標③〉
(5) 12回以上の出席…授業内での取り組み、考察、意見交換を重視するので、欠席4回以上は,理由を問わず,単位を認定しない

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1)「日本語教員養成課程」の選択科目の1つになっている。「日本語学Ⅰ」「日本語学Ⅱ」「日本語学Ⅲ」「日本語教育研究Ⅰ」を履修しておくと、授業が理解しやすい。
(2)授業を欠席した場合、その授業の内容については自分で学習すること。(方法については相談を受け付けます。)

「特別な配慮を必要とする学生への対応」
大学・本人と協議し、合理的配慮を講じます。心配なことなどの相談はいつでも受け付けます。

「自然災害を含む災害時での対面授業の取りやめの対応について」
・遠隔授業を実施する可能性があるので、対面授業が中止になった当日は、必ずUNIPAを確認してください。