シラバス情報
教員名 : 古賀 裕也
科目名
会計学演習
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
月曜1校時
教室
142教室
教科書
渡部裕亘・片山 覚・北村敬子 . 2023.『検定簿記講義/3級商業簿記〈2023年度版〉』中央経済社(ISBN:978-4-502-85563-4)。
1.担当教員
担当教員
古賀 裕也
研究室
オフィスアワー
月曜日:10:30〜11:00(講義後、質問を受け付けます)
2.授業の目的
(1)授業の目的
本講義の目的は、複式簿記の記帳方法の基礎を学ぶことにある。企業会計は、企業の活動を理解うえで有用な情報源であり、それゆえに「事業の言語」とも呼ばれる。企業行動を定量的に把握するためには「事業の言語」の言葉と文法を理解する必要がある。複式簿記は数多くの複雑な企業取引を、数少ない取引要素で分類・整理し、総合的な経営情報たる事業の言語を我々に提供する有用な情報システムである。本講義では、「事業の言語」の基礎的な記録システムである複式簿記を学び、「事業の言語」の言葉と文法を学ぶ。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①複式簿記のしくみを理解し、簿記一巡の手続きを説明できること。
②日商簿記検定3級レベルに相当する知識を習得すること。
本科目は、グローバル・スタディーズ学科のディプロマ・ポリシー「(3)グローバル時代に活躍するために必要な日本語表現能力、情報処理の基礎技能を有し、キャリアについての基本的知識とアプローチの方法を理解している。」に基づき、特に情報処理の基礎技能の習得の達成を目指す科目である。
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】
3.授業の概要
本講義は「テキストの解説」→「問題演習」という流れで講義を進める。
問題演習は、講義の復習として各自で行ってもらう(宿題とする)。
履修者は毎回の講義後に、講義テーマに関連する練習問題を期限内に提出することが求められる。
解いた練習問題の解説は、次回講義の初めに行う。
※詳しくは第1回の講義で説明する。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
授業の予習では該当箇所のテキストを事前に読み、理解が難しいポイントをチェックすること。
まずは細かな点ではなく、大枠の理解を予習で意識するのが望ましい。
(2)授業の受け方
授業では講義の説明をよく聞き、事前にチェックしたポイントが理解できるかを確認する。
わからない場合は、その場でメモし講義中あるいは講義後に教員に質問をすること。
(3)復習の仕方
復習は問題演習を中心に行う。
講義中あるいは講義の予習で解いた問題について、間違った問題をもう一度解きなおす。
5.受講にあたってのルール
教員の指示に沿って、講義を受講すること。
6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
回
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス(簿記とは)
簿記の意義と仕組み①(簿記の基礎、貸借対照表)
予習:シラバスを読み講義計画を理解する(所要時間:30分)
復習:第1回講義の復習をする(所要時間:30分)
第2回
簿記の意義と仕組み②(簿記の基礎、貸借対照表、損益計算書)
予習:第1章「簿記の意義と仕組み」を予習する(所要時間:30分)
復習:テキスト第1章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第3回
仕訳と転記(勘定、取引の種類、取引の8要素、仕訳と転記)
予習:第2章「仕訳と転記」を予習する(所要時間:30分)
復習:テキスト第2章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第4回
仕訳帳と元帳(帳簿の種類、仕訳帳への記入、転記)
予習:第3章「仕訳帳と元帳」を予習する(所要時間:30分)
復習:テキスト第3章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第5回
決算(決算の意義と手続き、試算表の作成、帳簿の締切と財務諸表の作成、決算手続と精算表
予習:第4章「決算」を予習する(所要時間:30分)
復習:テキスト第4章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第6回
現金と預金(現金、現金過不足、当座預金と当座借越、小口現金)
予習:第5章「現金と預金」を予習する(所要時間:30分)
復習:テキスト第5章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第7回
繰越商品、仕入、売上(3分法のあらまし、仕入帳と売上帳、商品有高帳)
予習:第6章「繰越商品・仕入・売上」を予習する(所要時間:30分)
復習:テキスト第6章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第8回
売掛金と買掛金
予習:第7章「売掛金と買掛金」を予習する(所要時間:30分)
復習:テキスト第7章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第9回
その他の債券と債務
予習:第8章「その他の債権と債務」前半を予習する(所要時間:30分)
復習:テキスト第8章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第10回
受取手形と支払手形
予習:第9章「受取手形と支払手形」を予習する(所要時間:30分)
復習:テキスト第9章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第11回
固定資産
予習:第10章「固定資産」(所要時間:30分)
復習:テキスト第10章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第12回
貸倒引当金
予習:第11章「貸倒損失と貸倒引当金」を予習する(所要時間:30分)
復習:テキスト第11章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第13回
収益と費用
予習:第13章「収益と費用」を予習(所要時間:30分)
復習:第13章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第14回
財務諸表の作成①
予習:第16章「財務諸表」前半を予習する(所要時間:30分)
復習:第16章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第15回
財務諸表の作成②
予習:第16章「財務諸表」後半を予習する(所要時間:30分)
復習:第16章の練習問題を解く(所要時間:30分)
第16回
確認テスト
講義全体の理解度を問う確認テストを実施する
予習・復習
予習:各回の講義テーマに関連するテキストの該当ページを熟読し、わかなかった点についてまとめること(所要時間30分)
復習:各回の講義テーマに関連するテキストの練習問題を解答すること(所要時間30分)
7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
到達目標
①簿記一巡の手続きを理解する
②仕訳ができる
③損益計算書を作成できる
④貸借対照表を作成できる
(1)出席(10%):講義開始時の出席確認(LMS)
到達目標①
(2)提出物(30%):課題提出(LMS)
到達目標②
(3)確認テスト(60%):第16回講義の確認テスト
到達目標①〜④
※提出物や確認テストのフィードバックは講義及びLMSを通じて行う
8.参考図書・文献
検定簿記ワークブック/3級商業簿記
渡部裕亘・片山 覚・北村敬子
中央経済社
978-4-502-45071-6
9.履修上の注意
①事情があって特別な配慮が必要な場合
申し出があった場合には、その妥当性を検討し、必要な場合に特別な配慮をすることがあります。
②体調不良による一時的な遠隔授業の対応について
授業開始前日までにメールで連絡があれば対応します。
②自然災害を含む災害時での対面授業の取りやめの対応について
遠隔授業を実施しますので、対面授業が中止になった当日は、必ずLMSを確認してください。