シラバス情報
教員名 : 佐藤 深雪
科目名
日本語表現Ⅱ
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
金曜日16:20〜17:50
教室
教科書
授業内で資料プリント等を配布します。
1.担当教員
担当教員
佐藤 深雪
研究室
5号館4階
オフィスアワー
金曜日10:40〜12:00
2.授業の目的
(1)授業の目的
これまでの文章表現について振り返り「伝わる文章」を書く技術を習得します。実際に「200字作文」を書く言語活動を通して、基礎的な作文技術を身に付けます。スキルの理解、作文(活用)、合評会(相互評価)、推敲という一連の文章作成の過程を通して、社会人として要求される日本語運用能力を身に付けることを目指します。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①日本語の特徴、文章表現技術についての基礎的な知識を習得します。
< 学部DP3 学部DP2>
②学生あるいは社会人として要求される日本語運用能力を目指します。
<学部DP3>
③自己評価・相互評価に意欲的に取り組み推敲する習慣を身に付けます。
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】
3.授業の概要
本授業は、初等教育実務経験のある教員による授業です。はじめに「日本語とはどういう言語か」その特徴を解説します。言葉集めや言葉遊びといった言語活動を実際に行いながら理解を深めます。次に「200字作文」を書くことを通して、基本的な作文技術を指導します。作文、自己評価、相互評価(合評会)という言語活動を通して、推敲する書き手の育成を目指しています。合評会では、ディスカッションやグループワークなどのアクティブラーニングを実施します。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
毎回、次回の200字作文のテーマを発表します。次回までに指示されたテーマについて、取材(エピソードの掘り起こし)を行うことを予習とします。
(2)授業の受け方
課題作文は、授業時間内で書き終わらない場合、必ず決められた期日までに仕上げて提出してください。やむおえず欠席した場合も、作文課題を受け取り期限までに提出した場合、加点の対象となります。提出した作文は公表します。
(3)復習の仕方
課題作文は、授業時間内で書き終わらない場合、必ず決められた期日までに仕上げて提出してください。
5.受講にあたってのルール
授業内で課せられる作文は、すべて評価の対象になります。必ず期限内に提出してください。16回目の期末試験は、課題作文とします。作文は公表し相互評価を行います。
6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
回
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション:授業の概要と目的,課題の説明
「言葉」の意義と働き
資料「日本語の魅力」を読んでくる
第2回
日本語の特徴について 「日本語の魅力」を読む
「日本語の魅力」についてまとめる
授業で課せられた作文を仕上げて提出
第3回
文章表現について振り返る ①原稿用紙の使い方
授業で課せられた作文を仕上げて提出
第4回
200字作文を書く(自己紹介)②文題 書き出し結び
授業で課せられた作文を仕上げて提出
第5回
200字作文を書く(大好物)③動詞を選ぶ 他
授業で課せられた作文を仕上げて提出
第6回
200字作文を書く(人物)④行動描写 話者 他
授業で課せられた作文を仕上げて提出
第7回
200字作文を書く(風景)⑤叙述の順序 他
授業で課せられた作文を仕上げて提出
第8回
200字作文を書く(ある日の出来事)⑥首尾照応 他
授業で課せられた作文を仕上げて提出
第9回
合評会 相互評価後、推敲する
合評会に出す作文を推敲して提出
第10回
合評会 批評文を書く
授業で課せられた作文を仕上げて提出
第11回
「勧誘・推薦文」を書く 構想 主張 アウトライン 他
授業で課せられた作文を仕上げて提出
第12回
「勧誘・推薦文」を書く
授業で課せられた作文を仕上げて提出
第13回
推敲と合評会 推敲する
推敲して書き直して提出
第14回
短歌を詠み味わう
短歌をつくって提出
第15回
短歌を詠み味わう 一首評を書く
自分の文章表現を振り返りまとめる
第16回
期末試験
期末試験の評価をもとに振り返りを行う
予習・復習
予習として、次の回の文題について構想を考えておいてください。復習として、その週の課題について授業内で書き終えられない場合は、必ず仕上げて期限内に提出してください。目安の時間として、授業1コマにつき、予習120分、復習120分程度が必要です。
7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
期末試験(最終課題作文)(10%)<到達目標②>
200字作文(10%×5)<到達目標①>
200字作文については、授業の中で適宜フィードバックする。
勧誘・推薦文(20%)<到達目標②>
課題作文(20%)<到達目標①>
8.参考図書・文献
二百字作文練習帳
金子泰子
渓水社
9.履修上の注意
1 履修条件については、本学教務規定に従い、毎回出席することが原則です。
2 受講に際して、心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当者に相談してください。事情によっては、レポートなどの代替課題を課すなどの、特別な配慮を行う場合があります。
3 プリント教材を整理保管するため、クリアファイル等を用意してください。
4 基本的に遠隔授業には対応しません。ただし、対面授業が中止になった場合は、後日補講または、課題を実施します。