シラバス情報

科目名
スペイン語ⅡA
開講年度学期
2023年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
水曜日 5限(16:20〜17:50)
教室
MMI教室
教科書
Español en Imágenes (Eugenio del Prado 他)(朝日出版社)

1.担当教員
担当教員
西井 園枝
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
水曜日 14:20〜14:40

2.授業の目的
(1)授業の目的
動詞を中心に語彙を増やし、直接法現在形の動詞の活用を一通り完了することを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 規則動詞、不規則動詞をごっちゃにせずに、それぞれの動詞の正しい活用を覚えること。
 〈学部DP3①〉
② 語彙を増やして、理解力、発信力を高め会話を続けられるようにすること。
 〈学部DP3①〉
③ 文章を構成する各要素を意識し、作文力を上げること。
 〈学部DP3①〉
④外国語を使う上で大事なエレメントである『想像力』を鍛え、初めて聞く単語でも、即辞書に頼るのではなく、意味を推測してみる柔軟さを持ち、スペイン語と他の外国語(たとえば英語、フランス語など自分で馴染みがある言語)の同意味の単語をリンクして用法やニュアンスなども含めて覚えるようにしてほしい。
 〈学部DP2④〉
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
通訳の実務経験があり、現在映像翻訳者としての実務を行う教員による授業。指定の教科書と補助プリントを使用して授業を行う。小テストも随時行い、宿題も適宜出す。課題に取り組み、試験範囲として指定した内容を自習することが復習となり力になる。授業時には覚えた表現を使ってのスペイン語での会話もできる限り行い、学生同士のペアワーク、グループワークなどのアクティブ・ラーニングも取り入れる。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
復習を中心に勉強してもらいたいと考えているが、毎回の授業を効率よく行うため必要と判断した場合は、次回の授業で学ぶ部分や説明のあらかじめ目を通してきてもらいたいところをその都度指示する。
(2)授業の受け方
西和・和西機能を備えた辞書(紙および電子)並びに指定の教科書は必ず購入すること。並行して文法事項の説明プリント並びに練習問題のプリントデータを授業時に配布するのに加え、UNIPAを通してデータでも配布する予定なので、自宅学習で活用して欲しい。基本的には、授業中に教科書を使用して文法事項を学び、宿題としてプリントの練習問題を解くことで復習しながらしっかり覚えなおすという流れである。スペイン語の各検定対策にもなるような授業を心がけたいと考えている。
宿題:基本的に、配布された練習問題のデータに書きこんで、メール添付での提出となる。wordでのスペイン語特殊文字の打ち方等は指導するが、同ソフトの基本的な作業には慣れておくこと。また、ファイル名など指定された書式は厳守すること。ネット環境等に不安な点がある場合はなるべく早く相談に来てほしい。
小テスト:対面授業ということが前提だが、7〜10回程の試験を行う。各回15〜20分程度で解く試験となる。
試験範囲を詳細に説明したプリントをなるべく早い内に授業時、もしくはオンラインで配布する。抜き打ちの試験は一切ない。授業時に試験のスケジュールも連絡するが、もし実習、その他の理由で、前もってその回の授業に出席できないことがわかっている場合は名乗り出ること。その場合授業進行に支障が出ないようであれば、試験予定を変更する場合もある。また試験当日に自己都合、体調不良等で欠席した場合、追試もしくは試験プリントを課題として提出を希望する学生は必ず即座に申し出ること。
(3)復習の仕方
ほぼ毎回宿題が出るか試験勉強が入ると考えて欲しい。宿題は必ず自力で解き、メール添付で提出すること。所要時間は、1〜2時間程度で終わる分量と考えているが、個人差もあると思う。また試験準備に関しては、暗記の部分も大きいので、こちらも個人差があると思うが、それぞれ早目にペースをつかんで毎回の授業に万全の姿勢で臨んでほしい。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時の基本姿勢(マナー)
楽しく和やかに授業を受けてもらいたいとは思っているが、文法事項の説明をしている時や、他の人が発言しているときは私語を慎むこと。携帯電話や端末は基本的に電源を切っておくこと。授業中のメールやLINEの使用、通話を見つけた場合には、電話・端末をその授業の間預かる。 居眠りは名前を呼んで起こすが、まずは寝ないこと。
(2)オンラインでの連絡/メールのチェックなど
対面授業であってもオンラインの便利なツールは活用して授業を進める。毎回の教材、宿題、試験予定、また試験内容等はすべてオンライン上にUPするので、授業を欠席した場合は特にチェックを怠らないようにすること。また、宿題の提出はメール添付形式となるが、決められたファイル形式、ファイル名、締め切りを守ること。提出物の内容によっては再提出を指示する場合もあるので、届いたメールには必ず目を通すこと。
(3) 遅刻・欠席・早退の扱い
40分以上遅刻の場合は、欠席扱いとなる。早退も、授業終了時刻の40分以上前に退出の場合は欠席とみなす。
ただ、事情によっては成績に反映するに当たり考慮する場合があるので(忌引きや公的活動など)、どういう理由での遅刻/早退/欠席なのか、説明に来ること(メールでも可)。
その他欠席については、後述の7.評価方法をよく読むこと。
(4) 期末試験の受験資格
試験は期末に一度ではなく何回かに分けて行う予定である。講義15回のうち、欠席回数が3分の1以上の者は今期の単位取得はない。
(5) 期末試験時の不正行為の扱い
カンニング等の不正行為を行った場合は今期の単位取得はない。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション—IA&IBの復習  挨拶、簡単な文章を作る
復習:IA&IBの授業で学んだ内容を思い出す 動詞の活用、性/数の変化など 1時間〜
第2回
IA&IB学習内容の復習:続き 挨拶&簡単な日常会話 基本動詞活用や用法の復習
復習:疑問文を作る/答えるなどの文章の作り方を思いだす 名詞句の構造、文章の構造の復習 30分〜1時間
第3回
文章の構造を意識しながら、補足要素を足して表現の幅を広げる
所有格 規則動詞の活用
復習:形容詞の位置や語尾変化等にも気を付けながら文章を作る 1〜2時間
第4回
文章の補足要素のボキャブラリーを増やす  指示詞/所有詞を使って文章を作る
復習:所有形容詞su/susの用法にも注意 色々な文章を作ってみる 1時間〜1時間半
第5回
SER, ESTAR, HAYの用法の整理 場所を表す前置詞や副詞句の復習
SER&ESTAR+形容詞、TENER+名詞での状態の表現
復習:IBで学んだ「物・人の場所の表現」部分を見直すこと  1時間
第6回
動詞IR そのほか一人称単数形のみ不規則活用の動詞
時刻の表現(復習) 日付の表現
復習:時刻の読み方の復習 日時、時刻に関するインフォメーションを与えられるように、月や曜日の語彙、数字もしっかり暗記する  1〜2時間
第7回
様々な不規則動詞の活用−語幹母音変化動詞
直接目的格を使った文章
復習:直接目的格をここでしっかり暗記&用法を理解しておくこと!
このあと間接目的格、再帰動詞と似た項目が続く 1時間半〜2時間
第8回
様々な不規則動詞の活用 目的格を使った文章
復習:不規則活用をする動詞の語彙を増やし、活用を暗記する 
   目的格が適切に使えるようにしっかり練習 1時間半〜2時間
第9回
使用頻度の高い不規則動詞 間接目的語
復習:頻出動詞は不規則活用がほとんどなので、確実に暗記していくこと
   間接目的格+直接目的格の文章を作る練習 2時間
第10回
再帰動詞
復習:他動詞に自動詞のような意味を持たせるための特殊な形に早くなれること 日常生活の動作に関係する表現が多いので、何度も練習して暗記すること 1〜2時間
第11回
再帰動詞の様々な用法
復習:日常生活を表すのに欠かせない表現 動詞の原形とつながるときの形の変化にも注意 1時間半〜2時間
第12回
前置詞格人称代名詞 GUSTAR型動詞
復習:英語と違う「〜が好き」の表現を中心に、同様の構造の動詞の語彙を増やす 1〜2時間
第13回
GUSTAR型動詞 所有形容詞後置形
復習:GUSTAR型動詞の語彙を充実させ、いろいろな表現を覚える 主語と目的語が、日本語や英語で話す場合と逆になることに慣れる 1〜2時間
第14回
目的格の整理 再帰動詞/目的格+動詞/GUSTAR型動詞の使い方を見直す
復習:通常文の目的格、再帰動詞、GUSTAR型動詞の目的格の意味がごっちゃにならないよう整理する 2時間〜
第15回
前期の学習内容のまとめ
復習:不規則動詞を整理して覚えなおす 目的格を使った文章を読んで、誰のことを指しているか、再帰動詞なのか、GUSTAR型動詞なのかきちんと理解できるように 2時間〜
第16回
前期の授業まとめ
前期末の提出課題に取り組む
予習・復習
前述の通り、予習は次の授業のポイントを事前に頭に入れておく程度、出された宿題や試験勉強にウエイトを置いて、授業で学んだ内容を自己学習でしっかりと定着させながら授業に臨んでほしい。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 試験(30%)…学期中7〜10回、15〜20分ほどを使う小テスト形式で試験を行う。毎回前もって試験の内容に沿った準備プリントを配布し、指定した語彙を暗記してテストに臨んでもらう。100点満点で毎回点数を出し、平均点が前期の試験の点数となる。試験時に欠席の場合はその回の試験を0点として計算することになるので、追試受験希望者はその都度即座に申し出ること。追試の場合の成績は、取得した点数から15点を引いた点数で計算する。しかしその回の試験答案を他の受講生に返却後は追試実施は不可能となるので極力早めに申し出ること。追試を受けず、試験問題を課題として提出する場合は、試験の点数としては0点のままだが、その提出課題としての点数が(4)の項目に加味され、考慮される。
  〈到達目標①、到達目標③〉
(2) 出席点(30%)…最終テスト前までの15回の授業全出席で100点となり、1回休むごとに-20点となる。5回欠席で出席点は0点となる。全出席の場合は出席点を110点として計算する。
  〈到達目標④〉
(3) 課題レポート(30%)…学期終了時に提出の課題。300点満点で点数を出す。
  〈到達目標②、到達目標③〉
(4) 受講態度(10%)…授業に積極的に臨んでいるか、スペイン語での会話に積極的に取り組んでいるか、ペアワークなどの準備をきちんとしてきているか、授業内で出される宿題を毎回期限までに提出しているかなどを見る。
  〈到達目標①〜④〉
*最終的な成績を出す時は、(1)試験の平均点+(2)出席点+(3)課題の点数÷3(300点満点のため)をさらに3で割った点数に受講態度の点数が+もしくは-αの形で加えられる。

※※※提出物の内容に自動翻訳機能の使用や、他人の解答を写している痕跡が認められた場合は減点対象とする。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
【一時的な遠隔授業の対応について】
授業中リアルタイムの遠隔授業には対応していないが、事情に合わせて個別対応を考えるので、健康上の不安等で対面授業に出席が困難な場合は必ず相談すること。
【(自然)災害時の授業対応について】
天候等でWi-Fi環境に多大な影響が出る場合を除き、できる限り遠隔授業を実施するので授業日午前中にUNIPAを必ず確認すること。