シラバス情報

科目名
精神保健福祉援助演習Ⅰ
開講年度学期
2023年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
火曜日4時間目
教室
5号館525
教科書
中央法規出版 ソーシャルワーク演習(共通科目)新社会福祉士養成講座精神保健福祉士養成講座)最新版

1.担当教員
担当教員
志水 田鶴子
研究室
5号館4階
オフィスアワー
水曜日2コマ10:40〜12:10

2.授業の目的
(1)授業の目的
①精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人の状況や困難、また希望を的確に聞き取り、とりまく状況や環境を含めて理解してソーシャルワークを展開するための精神保健福祉士の専門性(知識、技術、価値)の基礎を獲得する。
②精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人のための諸制度、サービスについて、その概念と利用要件や手続きを知り、援助に活用できるようになる。
③精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人のための関係機関や職種の役割を理解し、本人を中心とした援助を展開するチームが連携する際のコーディネート役を担えるようになる。
④精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人を取巻く環境や社会を見渡し、こうした人々への差別や偏見を除去し共生社会を実現するための活動を精神保健福祉士の役割として認識し、政策や制度、関係行政や地域住民にはたらきかける方法をイメージできるようになる。
⑤精神保健福祉士として考え、行動するための基盤を獲得し、職業アイデンティティを構築する意義を理解できる。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人の状況や困難、また希望を的確に聞き取り、とりまく状況や環境を含めて理解してソーシャルワークを展開するための精神保健福祉士の専門性(知識、技術、価値)の基礎を獲得する。
②精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人のための諸制度、サービスについて、その概念と利用要件や手続きを知り、援助に活用できるようになる。
③精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人のための関係機関や職種の役割を理解し、本人を中心とした援助を展開するチームが連携する際のコーディネート役を担えるようになる。
④精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人を取巻く環境や社会を見渡し、こうした人々への差別や偏見を除去し共生社会を実現するための活動を精神保健福祉士の役割として認識し、政策や制度、関係行政や地域住民にはたらきかける方法をイメージできるようになる。
⑤精神保健福祉士として考え、行動するための基盤を獲得し、職業アイデンティティを構築する意義を理解できる。

 本科目は、心理福祉学科のディプロマポリシー「(7) 科学的な人間理解のための研究法や、その結果を適切に報告するためのプレゼンテーション能力、議論するためのコミュニケーション能力を備えている」に基づき展開する科目である。
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
精神保健福祉援助の知識と技術に係る他の科目との関連性も視野に入れつつ、精神障害者の生活や生活上の困難について把握し、精神保健福祉士に求められる相談援助に係る知識と技術について、次に掲げる方法を用いて、実践的に習得するとともに、専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てていくことができる能力を涵養する。
 ① 総合的かつ包括的な相談援助、医療と協働・連携する相談援助に係る具体的な相談援助事例を体系的にとりあげる。 個別指導並びに集団指導を通して、具体的な援助場面を想定した実技指導 (ロールプレーイング等)を中心とするアクティブラーニングの形態により実践力を身につける。
 ② 授業では、グループワークやプレゼンテーションなどアクティブラーニングの形態により実践力を身につける。
  *クリッカー等を使用して課題の提出などを求め双方向型授業を行う。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
教科書を使った予習が必要。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、疑問点をまとめてくること。重要と思われる事項や疑問点が授業内で解決した場合、新たな疑問が生じた場合はノートに記載しておくこと。
(2)授業の受け方
重要と思われる事項や疑問点が授業内で解決した場合、新たな疑問が生じた場合はノートに記載しておくこと。
(3)復習の仕方
復習では、その日のうちにノート(面接記録)をまとめ、不明な点や疑問点を調べて加筆しておくこと。

5.受講にあたってのルール
出席等はクリッカーで確認するので、スマホは忘れないようにすること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
(1)受講時の基本姿勢
   受講時は、私語を慎み、居眠り等は厳禁である。また、演習中は、携帯電話をカバンにしまうこと。
(2)遅刻・欠席・早退等の扱い
   授業は、全体の2/3以上の出席が必要。授業開始20分を過ぎての入室は、欠席とみなす。
(3)授業の形態
   この科目は演習であり、グループワークなので役割分担をしっかりと果たすこと。
授業の進め方の説明
精神保健福祉士の演習の意義と目的
第1章を参照のこと
第2回
支援の展開過程を学ぶ
面接要領の説明
支援の展開方法については、ソーシャルワーク演習(共通科目)を予習・復習して臨むこと
第3回
支援の展開過程を学ぶ
面接時におけるアセスメント項目の整理①
支援の展開方法については、ソーシャルワーク演習(共通科目)を予習・復習して臨むこと
第4回
支援の展開過程を学ぶ
面接時におけるアセスメント項目の整理②
支援の展開方法については、ソーシャルワーク演習(共通科目)を予習・復習して臨むこと
第5回
支援の展開過程を学ぶ
面接時におけるアセスメント項目の整理③
支援の展開方法については、ソーシャルワーク演習(共通科目)を予習・復習して臨むこと
第6回
支援の展開過程を学ぶ
面接時におけるアセスメント項目の整理④
支援の展開方法については、ソーシャルワーク演習(共通科目)を予習・復習して臨むこと
第7回
面接の実際①
ロールプレイ
面接時におけるアセスメント項目を再度確認して臨むことと記録の整理
第8回
面接の実際①
SV
前回の反省と次週の予定を立てる
第9回
面接の実際②
ロールプレイ
面接時におけるアセスメント項目を再度確認して臨むことと記録の整理
第10回
面接の実際②
SV
前回の反省と次週の予定を立てる
第11回
面接の実際③
ロールプレイ
面接時におけるアセスメント項目を再度確認して臨むことと記録の整理
第12回
面接の実際③
SV
発表の準備①
面接の総括と発表の準備
第13回
発表の準備②
面接の総括と発表の準備
第14回
発表
発表時のツールの確認と練習をして臨む
第15回
まとめ
第16回
予習・復習
予習では、教科書や参考文献にて援助技術について事前に学習することが必要。復習では、その日のうちにノートをまとめ、課題や疑問点を加筆しておく。
目安の時間として、授業1コマにつき、60分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 出席(30%)…2/3以上の出席が必要である。
(2) 発表・グループ活動の参加(70%)…発表の内容、質問の態度等を含め評価を行う。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1) 精神保健福祉士国家試験受験資格取得のための必須科目である。
(2) 特別な配慮を要する学生は相談しながら進めるので申し出て欲しい。
 (3) (自然)災害時等にはzoomで授業を実施するので、必ずユニバーサルパスポートを確認すること。