シラバス情報

科目名
精神保健福祉援助演習Ⅰ
開講年度学期
2023年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
月曜日3限目(13:00〜14:30)
教室
523教室
教科書
「精神保健福祉援助技術演習(基礎・専門)」中央法規出版

1.担当教員
担当教員
郡山 昌明
研究室
5号館4階
オフィスアワー
水曜日2時限 (10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
本科目の目的は、精神保健福祉援助技術の諸理論(理論モデル)に基づいた支援をしていくためのスキルを身につけることである。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人の状況や困難、また希望を的確に聞き取り、とりまく状況や環境を含めて理解してソーシャルワークを展開するための精神保健福祉士の専門性(知識、技術、価値)の基礎を獲得する。
②精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人のための諸制度、サービスについて、その概念と利用要件や手続きを知り、援助に活用できるようになる。
③精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人のための関係機関や職種の役割を理解し、本人を中心とした援助を展開するチームが連携する際のコーディネート役を担えるようになる。
④精神疾患や精神障害、精神保健の課題のある人を取巻く環境や社会を見渡し、こうした人々への差別や偏見を除去し共生社会を実現するための活動を精神保健福祉士の役割として認識し、政策や制度、関係行政や地域住民にはたらきかける方法をイメージできるようになる。
⑤精神保健福祉士として考え、行動するための基盤を獲得し、職業アイデンティティを構築する意義を理解できる。

本科目は、心理福祉学科のディプロマポリシーのうち、主に(5)「地域住民として、女性として、福祉専門食として社会に貢献できる総合的な能力を身につけている」ことの達成を目指している。
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
精神保健福祉援助の知識と技術に係る他の科目との関連性も視野に入れつつ、精神障害者の生活や生活上の困難について把握し、精神保健福祉士に求められる相談援助に係る知識と技術について、次に掲げる方法を用いて、実践的に習得するとともに、専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てていくことができる能力を涵養する。
 ① 総合的かつ包括的な相談援助、医療と協働・連携する相談援助に係る具体的な相談援助事例を体系的にとりあげる。 個別指導並びに集団指導を通して、具体的な援助場面を想定した実技指導 (ロールプレーイング等)を中心とするアクティブラーニングの形態により実践力を身につける。
 ② 授業では、グループワークやプレゼンテーションなどアクティブラーニングの形態により実践力を身につける。

 授業についての連絡はUNIPAを使用する。
 医療機関での相談業務に従事した経験がある。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
指定したテキストを使用して、授業を行います。「6.授業計画と予習・復習の内容および必要な時間」に沿って授業を展開していきますので、表に記された教科書の対応する箇所を予め読んで来ることが必要です。わからない語句や専門用語があれば、事前に調べて授業に臨んでください。授業内で課題(レポート)を課すことがあります。〆切時間厳守で提出を求めます。
(2)授業の受け方
重要と思われる事項や疑問点が授業内に解決した場合、新たな疑問についてはノートに記載しておくことが必要です。授業の受け方については、「6.授業計画と予習・復習の内容および必要な時間」に沿ってテキストや資料で提示して進めますが、その単元に関連した教員の実践経験なども話しますので、それらの内容についてもノートなどに記しておくこととよいでしょう。授業内で質問等があれば、積極的にしてください。他の学生にとっても、知識に深みが増し有意義になります。
(3)復習の仕方
復習では、その日のうちに手元資料をもとにノートをまとめ、不明な点や疑問点を調べて加筆しておくとよいでしょう。理解が曖昧だと、誤解して覚えたりまた相談支援に活かすことができませんので、しっかりと復習して知識として獲得しましょう。精神保健福祉士の資格に関係するかもであるので、テキストのみの学習ではなく、参考資料(大学図書館にある蔵書や厚生労働省等のホームページ)も活用しながら知識の整理を行うとよいでしょう

5.受講にあたってのルール
(1)受講時の基本姿勢
受講時は、私語を慎み、居眠り等は行わないようにしましょう。また、授業中は、携帯をカバンしまって授業に参加してください。
(2)遅刻・欠席、早退の扱い
授業は、全体の2/3以上の出席が必要です。授業開始20分を過ぎての入室は欠席とみなします。また、欠席や遅刻・早退することが予めわかっている場合は、事前に連絡を入れるようにしてください。演習科目につき、欠席や遅刻・早退をすると復習やGWが成り立たなくなりますので、日頃より体調管理をしておいてください。
(3)出席の確認
クリッカーを使用することがあります。
(4)課題等の提出物について
指定された日時までに提出をしてください。未提出の場合は、受理しないことがあります。


6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
授業の進め方と精神保健福祉士の演習の意義と目的を説明します
第1章を読んで授業に臨むこと(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第2回
支援の展開過程と面接要領を学ぶ
支援の展開方法については、ソーシャルワーク演習(共通科目)を予習・復習して臨むこと(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第3回
支援の展開過程で面接時におけるアセスメント項目の整理を学ぶ①
支援の展開方法については、ソーシャルワーク演習(共通科目)を予習・復習して臨むこと(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第4回
支援の展開過程で面接時におけるアセスメント項目の整理を学ぶ②
支援の展開方法については、ソーシャルワーク演習(共通科目)を予習・復習して臨むこと(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第5回
支援の展開過程で面接時におけるアセスメント項目の整理を学ぶ③
支援の展開方法については、ソーシャルワーク演習(共通科目)を予習・復習して臨むこと(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第6回
支援の展開過程で面接時におけるアセスメント項目の整理を学ぶ④
支援の展開方法については、ソーシャルワーク演習(共通科目)を予習・復習して臨むこと(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第7回
ロールプレイにて面接の実際を学ぶ①

面接時におけるアセスメント項目を再度確認して臨むことと記録の整理(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第8回
ロールプレイにて面接の実際を学ぶ①について、整理と次回の内容の検討とSVの体験。
前回の反省と次週の予定を立てる(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第9回
ロールプレイにて面接の実際を学ぶ②
面接時におけるアセスメント項目を再度確認して臨むことと記録の整理(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第10回
ロールプレイにて面接の実際を学ぶ②について、整理と次回の内容の検討とSVの体験。
前回の反省と次週の予定を立てる(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第11回
ロールプレイにて面接の実際を学ぶ③
面接時におけるアセスメント項目を再度確認して臨むことと記録の整理(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第12回
ロールプレイにて面接の実際を学ぶ③について、整理とSVとグループでの発表の準備①
面接の総括と発表の準備(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第13回
ロールプレイでの面接の整理とSVと発表の準備②
面接の総括と発表の準備(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第14回
グループ毎の発表
発表時のツールの確認と練習をして臨む(予習)
面接内容および発表における課題の整理(復習)
第15回
まとめ
第16回
予習・復習
教科書を使った予習が必要。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、疑問点をまとめてくること。復習では、その日のうちにノートをまとめ、疑問点を調べて加筆しておく。面接の実際では、質問項目だけではなく、事前に練習して望むことが肝要です。
目安の時間として、授業1コマにつき、予習60分、復習60分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 出席(30%)...出席点は2点/1回で加点し評価する
(2) 授業の参加態度・ロールプレイへの参加、発表(70%)…ロールプレイへの貢献、グループワークでの建設的な意見発表、プレゼンテーションとしての発表の内容、質問の態度等を含め評価を行う。
<到達目標 ①〜⑤ 心福DP(5)>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1)受講に際して、心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当者に相談してください。事情によっては、レポートなどの代替課題を課すなど配慮する場合があります。
(2)特別な配慮を要する学生は大学に申し出認められた場合には、相談しながら授業は進めることとします。 
(3)遠隔授業は、大学のBCPおよび自然災害、特別な配慮を要すると大学から認められた場合に実施する。但し、場合によって証明書の提出を求めることがあります。
(4)対面授業が中止になった場合、授業の方法や補講については、必ずHPやUNIPAにて確認してください。