シラバス情報

科目名
社会福祉援助技術実習指導Ⅱ
開講年度学期
2023年度前期、2023年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
月曜日4限目(14:40〜16:10)
教室
535教室
教科書
ソ教連編集(2021)「最新 社会福祉士養成講座8 ソーシャルワーク実習指導 ソーシャルワーク実習[社会専門]」中央法規出版

1.担当教員
担当教員
白川 充
研究室
5号館4階
オフィスアワー
金曜日2時限(10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
 実習前教育では、実習教育の枠組みと展開を理解したうえで、実習計画書の作成などの課題を確実にこなすことを求める。その結果として、社会福祉士国家試験受験資格取得「指定科目」であるソーシャルワーク実習(本学では社会福祉援助技術実習)を行うのにふさわしい総合的な知識と技術を身に着けることが目的である。
 実習後教育では、①実習成果の整理と共有(実習経験の整理と各種報告会)、②実習評価(自己評価、実習先の評価、ディレンマ体験とスーパービジョン経験の整理)、③継続研究(実習テーマの到達度、実習経験や課題のまとめ、新たな問題意識、研究テーマの設定)をバランスよく行う。
 また事前教育、事後教育の内容と水準は、この科目が社会福祉士国家試験受験資格取得「指定科目」であることから厚生労働省指定の内容と水準になる。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①厚生労働省が指定する「相談援助実習指導」の内容と水準に到達すること。
(心福DP(1)、心福DP(3)、心福DP(4))
②実習前教育では、多様な課題に取り組み、社会福祉士国家試験受験資格取得「指定科目」であるソーシャルワーク実習(本学では社会福祉援助技術実習)を行うのにふさわしいレベルに達すること。
(心福DP(1)、心福DP(3)、心福DP(4))
③実習後教育では、実習成果の整理と共有、実習評価、継続研究についてバランスよく取り組むこと。
(心福DP(1)、心福DP(3)、心福DP(4))
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
 社会福祉援助技術実習指導Ⅱ、社会福祉士国家試験受験資格取得「指定科目」(ソーシャルワーク実習指導)であり、前期は実習計画書の作成など実習に臨む実習前教育が主たる内容となり、後期は実習終了後の実習後教育として、実習内容の考察とその事後指導が主たる内容となる。
 個々の授業は、原則として、最初の40分は学生の発表(レジュメと資料を用いたプレゼンテーションが基本型)で、後半の40分はその内容に関する討論を行う。知識の醸成と創造的思考力の獲得を目指すAL(アクティブラーニング)中心型の授業である。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
 報告者はレジュメと資料を作成する。その際、必要に応じて教員の事前指導を受けること。報告者以外の学生は教科書を使った予習が必要である。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、疑問点等をまとめてくること。
(2)授業の受け方
報告者の発表を聞いて質疑応答を行う。
(3)復習の仕方
復習では、その日のうちにノートをまとめ、疑問点を調べて加筆すること。

5.受講にあたってのルール
報告者は入念な準備をすること。それ以外のメンバーは質疑応答において積極的に発言すること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
第2回
報告と討論
復習①(教科書・第1章)
教科書pp. 1-55を読んでくること。
第3回
報告と討論
復習②(教科書・第3章①)
教科書pp.82-103を読んでくること。
第4回
報告と討論
復習③(教科書・第3章②)
(実習計画書の作成)
教科書pp. 104-114を読んでくること。
実習計画書を提示すること。
第5回
報告と討論
実習計画書の検討①
第6回
報告と討論
実習計画書の検討②
第7回
報告と討論
復習④(教科書・第4章)
教科書pp. 116-151を読んでくること。
第8回
報告と討論
復習⑤(教科書・第5章)
教科書pp.154-183を読んでくること。
第9回
報告と討論
実習の実際(教科書・第6章①)
教科書pp. 186-199を読んでくること。
第10回
報告と討論
実習の実際(教科書・第6章②)
教科書pp. 178-199を読んでくること。
第11回
報告と討論
実習の実際(教科書・第6章③)
教科書pp. 200-219を読んでくること。
第12回
報告と討論
実習の実際(教科書・第6章④)
教科書pp. 220-234を読んでくること。
第13回
報報告と討論
実習の実際(教科書・第6章⑤)
教科書pp. 235-255を読んでくること。
第14回
報告と討論
実習の実際(教科書・第6章⑥)
教科書pp. 256-277を読んでくること。
第15回
報告と討論
実習の実際(教科書・第6章⑦)
実習スーパービジョンと巡回・帰校日指導
前期のまとめ
教科書pp. 278--305を読んでくること。
第16回
後期の進め方
第17回
実習後の個別スーパービジョン①
第18回
実習後の個別スーパービジョン②
第19回
実習後の個別スーパービジョン③
第20回
実習後の個別スーパービジョン④
第21回
実習後の個別スーパービジョン⑤
第22回
実習後のグループスーパービジョン①
第23回
実習後のグループスーパービジョン②
第24回
実習後のグループスーパービジョン③
第25回
実習後のグループスーパービジョン④
第26回
実習後のグループスーパービジョン⑤
第27回
実習報告書の作成と指導①
第28回
実習報告書の作成と指導②
第29回
実習報告会の準備①
第30回
実習報告会の準備②
第31回
第32回
予習・復習
 報告者はレジュメと資料を作成する。その際、必要に応じて教員の事前指導を受けること。報告者以外の学生は教科書を使った予習が必要である。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、疑問点をまとめてくること。復習では、その日のうちにノートをまとめ、疑問点を調べて加筆すること。目安の時間として、授業1コマにつき、予習30分、復習30分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
 演習形式による発表内容と取り組みを総合的に評価する。
(1)演習形式での報告内容(プレゼンテーションとそれに必要なレジュメ、資料の水準と精度)
  (到達目標①、到達目標②)
(2)演習形式における質疑応答での発言と参加
  (到達目標①、到達目標②、到達目標③)
(3)実習報告書の内容と実習報告会でのプレゼンテーション(報告書原稿の完成度と報告会での報告内容とパフォーマンス)
  (到達目標①、到達目標③)

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
 社会福祉援助技術実習(指定科目名「ソーシャルワーク実習」)と同時履修となる。2021年度より「社会福祉士養成カリキュラム」は新カリキュラムとなった。「新カリキュラム」の内容と「ソーシャルワーク実習(60時間実習+180時間実習)」についてその内容と仕組みを理解すること。