シラバス情報

科目名
ソーシャルワーク演習(専門)Ⅱ
開講年度学期
2023年度前期、2023年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
教室
教科書
一般社団法人 日本ソーシャルワーク教育学校連盟 (2021)『ソーシャルワーク演習(社会専門)』中央法規。

1.担当教員
担当教員
高田 洋平
研究室
高田 洋平: 3号館1階
オフィスアワー
木曜日2限

2.授業の目的
(1)授業の目的
ソーシャルワークにおける基本概念とコミュニケーションに関する知識の習得、多様な事例と専門知識を基にした利用者理解、制度理解、さらにジェネラリスト・ソーシャルワークの枠組みの理解と展開ができるようになることを目的とする。ソーシャルワークの実践に必要な知識と技術の統合を行い、専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てていく能力を習得することをねらいとする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①社会福祉士に求められるソーシャルワークの価値規範を理解し、倫理的な判断能力を養うことができる。
〈DP 2〉
②支援を必要とする人を中心とした分野横断的な総合的かつ包括的な支援について実践的に理解できる。
〈DP 6〉
③地域の特性や課題を把握し解決するための、地域アセスメントや評価等の仕組みを実践的に理解できる。
〈DP 6,7〉
④ミクロ・メゾ・マクロレベルにおけるソーシャルワークの対象と展開過程、実践モデルとアプローチについて実践的に理解できる。
〈DP 7〉
※2023年度各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/12fXHZFs-QxpNCVWvy1Ah18OkW4o0cwMx/view?usp=sharing】
※2023年度各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1_VfRI8PurPp9sWP0mwRAT3xoGWeppXkA/view?usp=sharing】

3.授業の概要
本科目はこれまでのソーシャルワークに関する基礎的な知識をベースとしながら、さまざまなソーシャルワークの事例を活用し総合的かつ包括的な援助について学ぶ。したがって、ソーシャルワークに関する基礎的なコンピテンスの理解と習得が主たる演習テーマとなり、それを身につけることを目標とする。個々の授業は、原則として最初の40分は学生の発表(レジュメと資料を用いたプレゼンテーションが基本型)で、後半の40分はその内容に関する討論を行う。コンピテンスの習得と知識の醸成、創造的思考力の獲得を目指すAL(アクティブ・ラーニング)中心型の授業である。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
報告者はレジュメと資料を作成する。その際、必要に応じて教員の事前指導を受けること。報告者以外の学生は教科書を使った予習が必要である。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、疑問点をまとめてくること。
(2)授業の受け方
報告者の発表を聞き、質疑応答を行う。
(3)復習の仕方
復習は、その日のうちにレジュメと資料を整理し、疑問点を調べて加筆すること。

5.受講にあたってのルール
報告者は入念な準備をすること。それ以外のメンバーは質疑応答場面において積極的な発言を行うこと。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
イントロダクション/授業・演習の進め方
第2回
第3章第3節
メンタルヘルス課題と社会福祉士の役割・機能を考える①
教科書pp.134-145を読んでくること
第3回
第3章第3節
メンタルヘルス課題と社会福祉士の役割・機能を考える②
教科書pp.145-158を読んでくること
第4回
第3章第3節
メンタルヘルス課題と社会福祉士の役割・機能を考える③
教科書pp.159-170を読んでくること
第5回
第3章第4節
子どもや親のSOSに気づき、家族全体のレジリエンスを高めることを考える①
教科書pp.171-182を読んでくること
第6回
第3章第4節
子どもや親のSOSに気づき、家族全体のレジリエンスを高めることを考える②
教科書pp.183-193を読んでくること
第7回
第3章第4節
子どもや親のSOSに気づき、家族全体のレジリエンスを高めることを考える③
教科書pp.194-210を読んでくること
第8回
第3章第5節
クライエントが一番気になっている問題から支援を考える①
教科書pp.211-220を読んでくること
第9回
第3章第5節
クライエントが一番気になっている問題から支援を考える②
教科書pp.220-231を読んでくること
第10回
第3章第5節
クライエントが一番気になっている問題から支援を考える③
教科書pp.231-241を読んでくること
第11回
第3章第6節
災害支援からソーシャルワーカーの基本的姿勢と役割を考える①
教科書pp.242-257を読んでくること
第12回
第3章第6節
災害支援からソーシャルワーカーの基本的姿勢と役割を考える②
教科書pp.257-267を読んでくること
第13回
第3章第6節
災害支援からソーシャルワーカーの基本的姿勢と役割を考える③
教科書pp.268-283を読んでくること
第14回
第3章第7節
地域のニーズに対応した新たなサービス・事業開発を考える①
教科書pp.285-301を読んでくること
第15回
第3章第7節
地域のニーズに対応した新たなサービス・事業開発を考える②
教科書pp.301-316を読んでくること
第16回
イントロダクション
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第17回
ジェネラリスト・ソーシャルワークとは何か①
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第18回
ジェネラリスト・ソーシャルワークとは何か②
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第19回
ジェネラリストソーシャルワークの実践事例の検討①
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第20回
ジェネラリストソーシャルワークの実践事例の検討②
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第21回
マクロソーシャルワークの理論と実践①
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第22回
マクロソーシャルワークの理論と実践②
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第23回
マクロソーシャルワークの理論と実践③
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第24回
マクロソーシャルワーク実践の事例検討①
第25回
マクロソーシャルワーク実践の事例検討②
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第26回
社会資源とその開発①
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第27回
社会資源とその開発②
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第28回
社会福祉士による社会支援のあり方①
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第29回
社会福祉士による社会支援のあり方①
資料を提示するのでそれに基づいて予習・準備を行うこと
第30回
まとめ
第31回
第32回
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
演習形式による発表内容と取り組みを、総合的に評価する。柱となるのは、以下の(1)、(2)である。
(1)報告内容(プレゼテーションとそれに必要なレジュメ、資料の水準と精度)
(2)受講態度と参加意欲(討論での発言内容と授業内活動への参加)
※また演習での発表内容と主体的な取り組みが不調の場合には、試験によって評価することがあるので注意すること。

8.参考図書・文献
ジェネラリスト・ソーシャルワークを実践するために
高良麻子・佐々木千里
かもがわ出版
4780312337
マクロソーシャルワークの理論と実践
公益社団法人日本社会福祉士会
中央法規出版

9.履修上の注意